【作家として経験した】約一週間で閉店した無店舗型委託販売店のお話し
本当にあった怖い話し。
これは、私がまだ
委託販売店オーナーになる前。。。
言ってしまえばこの経験も、私が自身で
委託販売店をやろう！
私がオーナーになろう！
こんな酷いこと、私は私のお店で絶対やらんぞ！
と思った出来事でもあります。
今はなき、とある委託販売店がオープンすることになったのは、確か2021年頃の春のことでした。
新規オープンのお店で
オープニング作家募集があり、
私は資材作家+布小物作家の
2枠で所属させて頂くことになりました。
当時の私は、長く在籍している主となる委託店。
中堅の様な、ちょっと慣れてきたかなぁ。と感じる委託店。
そして、新規店や新しいお店を、２～３ヶ月を目途に見極める感じで、
在籍していたスタンスです。
返納になった作品を他のお店に回したり、
新作、在庫、バランスをとるためには、
私にとってはこのやり方が１番いい感じだったんですよね。
（話しがそれましたねぇ。）
さて。
新規オープンの委託先に所属させて頂くのは
ちょっと久しぶりで、オラわくわくすっぞ。
大人気の定番商品。
どの層に刺さるかわからないので、カラバリ豊富。
高単価はまだ出し惜しみをして、お求め易いものにしよう。
まずはこの新しいホームで、
私を知ってもらうことに全力投球だぜ。
新規店や、新しいお店での第一歩は、
いつもこんな風にわくわくです。
どうやら、オーナー様は
大手の委託先に所属していた作家様だそうな。
そのお店のInstagramを見ると
オーナー様が宣伝までしてくださっています！
「当店の卒業生が、無店舗型委託販売店をオープンします！この作家様はあーでこーで。皆様も是非遊びにいってくださいね。頑張ってくださいね！応援しています！」
（みたいな感じ）
こんな投稿を、委託していたお店に載せて頂けてるなんて、こりゃー期待大かもしれない！
俄然、オラわくわくすっぞ。
資材、作品、ぞれぞれ製作も撮影も終え、SNSでの告知もバッチリ！後は発送して、発送のお知らせもSNSに載せましょう。な段階。
ふむふむ、このお店はオープン前に
プレオープンを開催するんだなぁ。
プレオープンって、お得お得！な納品が多くて、
私はあまり好きじゃありません。
だって、オープン前からお得を全面に出したら、
オープンしてから定価で売れる気がしませんもの。（笑）
お客様だって、安さだけを求める層になってしまいますからね。
私は、プレオープンは遠慮しておこう。
しかしここは所属作家として、配信は必ず顔を出し、皆様へのご挨拶は欠かせません。
私という人間を認知してもらいましょう。
あれれ…
暗雲が立ち込めてきたぞ。
プレオープン期間が始まるなり、
なんなら初日で、不安になりました（笑）
まず、配信告知が土壇場すぎる。
13:00に配信が始まるとしたら、
告知は12:00ときたもんだ。
そんな配信、誰がいけるかね？
配信のカメラがぐらんぐらん。
きっと、机とかに挟むタイプの、ぐにぐに曲がるアームを使っていたんでしょうね。
配信見ていて酔うんですよ!!
シューティングゲームみたいな、あんな感じ。
三半規管の弱い私、嗚咽…（笑）
あとね、しょうがないじゃん!!って
思う方もいるかもしれませんが、言います。
配信中、お子様がうるさい!!!
お子様を叱る声が、これまたうるさい。
みんなが見ているところで、
その𠮟り方はないんじゃない…？
と引いてしまうレベル。
（お子様事情で、後に大事件となる。）
さて。プレオープンが終わりまして、
（プレオープン期間は１週間未満だったと思います。）本当のオープンの日を迎えました。
配信についてはあまり文句をいうもんじゃないかと思います…。私も配信が上手ってわけでもないし。
でも、明らかに分かる鈍臭い感じの配信で…
1人に何時間かかるんだ…
一体自分はいつになったら始まるんだ…
そんな感じで所属作家様たちはざわめいていました。
オープンして3日ぐらいの、ある日のこと。
既に作品の方の紹介日は終え、
その日は資材紹介の日でした。
お子様が配信の横で遊んでいるのが分かります。
その日も危ないと注意をしたり、配信を中断してお子様の方に行ったりしている感じでしたが。
なんと。お子様がソファから
落ち怪我をしてしまいました。
大泣き。
みんなからの心配のコメント。
配信を切らず、お子様を宥める。
配信を見ているみんなに少々お待ちくださいとアナウンス。
いつまで経っても配信が終わることはなく、
コメント欄は大騒ぎ。
もう、切ることもできないだろうから、
みんなで配信から出よう（退出）ということになりました。
その日の紹介メンバーはまだ全員終わっていなく、
私の番もまだでした。
オーナー様から連絡が来て
午後に配信の続きをやるとのことでしたが、
容態が急変することもあるし、
お子様のそばにいてあげてほしいので
資材の紹介は今日は無しでいいと
お伝えさせて頂きました。
すると、次の紹介日は明日か明後日に決まり。
なんだか騒がしいなぁ～と、
そんな風に考えていた記憶があります。
しかし、その日の夜に
ストーリーだったか
グルチャだったか忘れましたが…
閉店のお知らせが流れました。
所属作家たちがざわつく間もなく
お店のアカウントでも閉店のお知らせが。。。
プレオープン期間 約１週間
本当のオープンから３～４日で
そのお店は閉店しました。
次の追納準備をしている作家様や、
追納発送済の作家様もいました。
急いで業務を行ったのか、
売上報告は間違いが多く。
返納品も全てが一度に届かず。
だいぶ時間がかかりました。
しばらくして、
オーナー様の作家アカウントも
消えたのか。ブロックされたのか。。。
そんな、お店がありました。
小さいお子さんがいる方が、
委託販売店をやるなとは思いません。
長く運営されているお店でも、
その道中に妊娠・出産を経て子育てをしながら
オーナー様をされているところもあります。
頭ごなしにデカイ主語で言っているわけではないことを前提に…
しかし、私が見聞きしたことのある
トラブル。揉め事。オーナー様が飛んでしまった。突如閉店してしまった。
そんなお店は、未就学児子育て中に
委託店をオープンされているお店がほとんどでした。
オーナー業は、本当にたくさんの業務があります。
所属作家様何十人、
お客様数え切れないほどと、
日々連絡を取り合うことも前提としてあります。
今までママを独り占め出来ていた環境のお子様から、一瞬でスマホに張り付く生活に変わります。
ママが突如自分を見てくれなくなったら、
そりゃぁお子様だって荒れてしまうし、注目してもらう為に悪さもします。癇癪も起こします。
私が未就学児子育て中だったら、
委託販売店オーナーは絶対出来ません。
確かに、あの頃の私だって、
家に納品が届いて、家の中で配信をして、
家の中で発送業務をして、
普段から家にいる私にピッタリ！
とは思ったかもしれません。
無店舗型委託販売店を安易にはじめて、
すぐに閉店するオーナーさん。
どうか…
安易に委託販売店を立ち上げないでください。
環境が整い、家族のサポートが整い、自身も健康体で、委託販売店をはじめてください。
巻き込まれるのは作家様です。
中には、もっと酷いお店で委託販売をしていた作家様もいるかもしれません。
ハンドメイドをはじめて間もなく、はじめての委託先でこの様な経験をし、委託販売が怖くなってしまった作家様もいるかもしれません。
いざオーナーになってみてから、私も
こんなにもトラブルが多いなんて思っていなかった。
今まで作家同士お友達の様な感じだったけど、オーナーと所属作家様になると、こんなに違うんだな。
24時間携帯が鳴っててノイローゼ気味。
キャンセラーの多さにビックリ。
粘着質のクレーマーとのトラブル。
精神疾患をお持ちの作家様の、本性発揮時のやばさ。
やる気満々アピールで入っておいて、所属だけしてほったらかし。
…いろいろ経験してきました。
体力、精神力、忍耐力が備わっていないと無理です。
あれれ、なんかだいぶ話しがそれてますよね。
すみません。
今回経験談を載せたお店は、まだまだ序の口かもしれません。
もっとすごいトラブルや、
オーナー様が、売上も支払わず返納もせず飛んでしまった、
そんなお店もあります。
どうか、被害に合う作家様が減りますように。
どうか、そんな作家様がめげてしまってハンドメイド活動を辞めてしまわないように。
そんな風に、私は願います。
委託先の選定は難しいですが、
自身に合うお店と出会えることや
信頼できるオーナー様と出会えることは
本当に素晴らしいことだと思います。
とても長くなってしまった…。
貴重なお時間を頂きありがとうございました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
最後の最後に…
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ではでは、今回はこの辺で、失礼致します。