12. 足じゃなくて手で運転 --手動装置付きで自動車教習--
専門学校在席中に「どうしても車の免許を取りたい！」と思ってた私。
夏休みを使って教習所通いをしようとしたけど。。
あれ？私ってもしかして免許取れない？
免許を取りたーい
免許を取りたくたまらなかった。
歩くことが決して楽じゃなかった私は
「車があったらどんなに楽だろう」とずっと憧れてた。
家に誰ひとりと運転免許を持つ人がいなかったというのも
車への憧れを募らせたんだと思う。
お酒はハタチからだけど、免許は18歳からとれる。
＼＼ そんな法律にしてくれてありがとう／／
でも私の通う高校は、免許取得不可の学校だったので
卒業してから、専門学校の夏休みに取得することにした。
車があれば、いつでもどこでもどこまででも行くことができる。
なんなら空も飛べるんじゃないかってくらい私のココロは舞い上がってた。
教習所へ行ってみると…
なんの疑いもせず、なんの心配もせず
教習所に行けばフツーに免許が取れると思ってた私。
だけどその前に「適性検査」というものを受けなくてはいけないらしい。
ドライブシュミレーターという車のおもちゃみたいなものに乗り
運転操作ができるかどうかアレコレ試してみると
なんと、ブレーキがうまく踏み込めないことが判明。
踏めないことはないけど、咄嗟の判断での踏み込みが遅い。
そりゃそうだよね。
右足首は内側を向いちゃってるし
左は左でチカラなくクタクタなんだから。
もしかして私、免許とれない？
一瞬、絶望的になった。
高3の靭帯損傷事件で、夢も希望も絶たれた私は(おおげさ！)
車の免許を取ることだけを生きがいにしてきたとも言える。
そんな私のたった一つの願いまで奪い取られてしまうなんて、、。
「大丈夫ですよ」
「アクセルとブレーキの代わりになる装置の付いた車があるので
それなら運転できますよ」
ガックリと肩を落とした私の背後から
係りの人はやさしくそう言ってくれた。
なぁんだーー。早く言ってよー。
話を聞いてみると、
足の代わりに手で運転する車(手動運転装置付のAT車)があるらしい。
当時はまだGoogle先生もいなかったしね。
だから、そんな車は見たことも聞いたこともなかった。
でも、とりあえず運転できるとわかったので
晴れて念願の教習所に通うことになった。
この特殊な車を置いている教習所は、千葉でも2か所しかなく、運よく私の通う教習所にはあったのはラッキー。
手動運転装置(APドライブ)とは、こんな感じ。
フツーは足でアクセルとブレーキを踏むけど
これは左手にあるレバーで操作できる。
引くとアクセルペダルが押されて
押すとブレーキペダルが押される仕組み
ハンドルは片手で操作することになるので
くるくる回る丸いグリップが取り付けられていて
それを握ってハンドルを回す。
フォークリフトみたいな感じ。
当時、この教習所にある手動式の車はたった1台。
そして、この車を教えてくれる教官もただ1人。
「教官とそりが合わないから変えてくださーい」なんてことも言えない。
運よく、教官はとっても面白いおじさんだったのでヨカッタ。
学科は一般の人たちと一緒に受けて、教習の予約も普通にする。
コースも一緒。仮免や卒検も一般の人と一緒におこなう。
そこはほんとうになにも変わらなかったし
特別なことはなにもなかった。
そして1度の試験でみごと合格～。
と言いたいところだけど、仮免は1度落ちたんでした...。
S字かクランクで脱輪💧だったかな。
でも卒検も試験場での学科試験も1発合格㊗️
＼晴れて免許を取得しました／ ﾜｰｲ
私の免許証のウラにはこんなことが書かれています。
中型車(8t)、準中型車と普通車はAT車でアクセル・ブレーキ手動に限る
でも、特に気にすることはなにもなく、普通のAT車なら何でも購入OK。
ただし、購入後に手動装置を取り付けてもらわなくてはなりません。
車の購入については次回に続きます。
ではまたー。
最近、オットがいきなり囲碁をはじめたくなったとかなんとかで、
まずは漫画から。
なかなかオモシロイので私もハマってる。
もちろん、囲碁はちんぷんかんぷん。