見出し画像

大人になってから

若い頃は経験も肩書きもないので
時には大人たちに少し粗末に扱われたりします。

だから大人たちにバカにされないように自分の見せ方を変えてみたり、
周りを観察して、カッコ悪いこともしちゃいながら、失敗して、とにかく色々と必死に試してみる。



大人になると、今度は周りに期待され、
当たり前のように自分以上の高いレベルを求められ、
期待に応えるために、涼しげな顔の裏で汗を流し、最速のスピードで結果を出さなければいけない。
それはこれまで頑張った証であり、本当に素晴らしいことです。


でも気がつけば、
昔みたく色々試してみる暇もなく、でも失敗出来ないし、カッコ悪いこともできないしな。とかいうことになっていて、とにかく社会のスピードに合わせて生きることの方がおおくなっている気もします。
自分の根っこがちゃんと出来上がってない状態だとそれは結構大変な事だと思います。


そう考えると、実は周りから低く見られてる時は、まだ期待されてない分、
"周囲に気付かれず"に自分の根っこをじっくり育てることができる大変貴重な時間なんです。


大人になってからもそう言う人目につかない時間というのは作ることができます。
私は定期的に作っていますが、
それは何者にもならなくてよい、とても本質的な自分に戻れる時間です。


※この文は2年前に書いた「若い頃は」のアレンジです。

いいなと思ったら応援しよう!