自立するには愛を受け取ること
西洋占星術の6ハウスについて調べていたら、
とても素敵な解釈のサイトに出会って、
そこで【自立とは依存先を増やすこと】という言葉を見つけて、一瞬で泣きたくなった。
そのブログには
きくちゆみこさんの
「だめをだいじょぶにしていく日々だよ」
という本から引用したと書かれていて
（もともとは熊谷晋一郎さんという小児科医の方の言葉なのだそうです）
え、その本なら家にある！と
引っ張り出してきてその章を読んだなら、
これは本当に大切なことだ、
と体の内側が切に訴えて鳴り響くので、
自立について広がった気持ちを
書き残しておきたい。
その章できくちさんは
「自立とは依存先を増やすこと」。それはつまり、いざという時に頼ることができ、また頼ってもらえるような関係性を複数の人たちと結んでいくということなのだろう。
と書いていて
そしてそのことを
複数の顔との出会い
たくさんの顔に囲まれていて。
と表現されていた。
（聖なる愛と祈りのようなエピソードと共に）
それを私は、
いざという時に顔を思い浮かべられるような
関係性を複数作ることが
依存先となり、自立に繋がるという事かな
なんて解釈したのでした。
皮肉にも私は
家族以外の人と関わる時
この人は私が倒れた時とか、いざという時、
どれだけのことをしてくれるというのだろう
という虚しさをよく感じていました。
これだけ仲良くなって
気遣いあって、
好きになって
でも
いざという時この人はどれだけのことをしてくれるんだろう
と思うと虚しくてしょうがない気持ちによくなっていたのでした。
（逆にいうと家族はどこまでも受け入れてくれうような気がしていたわけですからおめでたいですよね）
そしてこれは
この人のいざという時
私はどれだけのことがしてあげられるだろう（きっと何もしてあげられない）
という事とはっきりイコールで、
だからこそいざという時、
素直に助けてと言えないし一人でなんとかしようとする（できるかは別の話）のでした。
だけどこれは自立とは言えない
ということになる。
職場の上司や同僚に、近所の人に、友人に、どれだけ良く思われたとして、
この人たちは私が倒れた時どれだけのことをしてくれるというのだろう……。虚しい。
だけど実際。
夫は海外赴任、両親はいない一人っ子の私の
出産に、従姉妹のお母さんは車を出してくれ、立ち会ってもくれました。
産後も毎日新生児と2人暮らしの私を心配して、顔を出してくれた上司や同僚がいました。何か困ってることはない？
そういう言葉とともに。
どの人も、私が倒れた時どれだけのことをしてくれるのだろう、
って私が一方的に虚しさを感じていた人たち。
私が、彼らが困っているときに何もしてあげられないと見切っていた人たち。
私が勝手に、
私は何もしてもらえない
私は何もしてあげられない
と見切っただけで、
優しくて温かい関係性は築けていたのかもしれない。ちゃんと複数。
だからきっと、
私の「いざ」という時に
私が顔を思い浮かべてもいないのに
現れてくれた。
自立の環境は整っていた。
あとは私が受け取るだけ。
素直に頼るだけ。
どうやって？
「助けて」って
言うこと。
「ありがとう」って
受け取ること。
いつも勝手に虚しくなって
めちゃくちゃ愛想笑いをして
勝手に閉じて
私は何もしてもらえない
だって
私も何もしてあげられない
ほんとうに？
わからない。
わからないならやってみるしかないじゃないか。
まずは依存してみる。
頼ってみる。
複数に。
そしてめでたく自立してみる。
頼り頼られ、ができたなら理想だけれど
できなかったならば
できるところで
できることをしよう
ゴミ拾いとかでもいいじゃないか。
愛想笑いだっていいやん。
そこに優しさや温かなものが宿っているなら。
だってこれは、愛の話だからきっと。
私は愛を受け取る(助けてと言う)
私は愛を渡す
これを知っていて、出来て、
きっと自立なのだ。
愛を受け取ろう
助けを求めよう
受け取った愛を何かに繋げよう
気づいていないだけで、
一人で虚しく閉じてるだけで
もうすでにいろんな人に依存しているかもしれない。
きっとそう
私はもう自立してる。
困った時、できない時、いざという時
私は一人ではないということ
その状況とそれを知っていること。
素直に頼れるということ。
だから生きていけるということ。
その安心感と喜びと、力。
生きている、多くの人は
生かされていて
一人ではなくて。
多くの人はすでに
自立している（依存先が複数ある）
OR
自立すぐそこ説（頼れてないだけで、依存先複数ある）
だけどみんなその事を
知らないし、見えないし、信じられない。
私だってそう。
だから泣きたくなったのだと思う。
【自立とは依存先を増やすこと】
まず、依存を許すこと。
愛があることを知って
助けを求めて
受け取ること
それが自立の第一歩なのだと思う。
私もあなたも
愛を見つけて、受け取れますように。