永遠の愛を誓わない結婚式
健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、生涯愛することを誓いますか?
結婚式でよく聞くこのこの言葉。
回答はもちろん「誓います!」一択なのだけど、正直私には無理だと思っていた。もしこれを聞かれて答えるならこう。
「善処します」
だって3組に1組が離婚する時代、自分たちがそうならない保証なんてどこにもない。もちろんできれば離婚せずにいたいけれど、ほんの数年でも考え方なんて変わるのに、一生涯の約束なんてできないよ、神様。
だから自分の結婚式では、「生涯愛すること」は誓わなかった。
そのかわり、「これ頑張れば、一生愛し合い続けられそうなこと」を二人で考え、誓った。
実際に誓ったのは以下の5つのこと。神様に対して誓いを立てる神前式ではなく、列席者に対して自分たちのことばで誓いを立てる「人前式」にした。
1.「ありがとう」「ごめんね」など、
自分の気持ちはきちんと言葉で伝えます
2.相手のどんなにしょうもないボケも
全力で拾い、ツッコみ、二人で笑いを作り上げます
3.社会通念的な「男女・夫・妻の役割」に捉われず、
自分たちにとって一番心地いい関係性を築いていきます
4.すべての家事を自分ごととして捉え、
忙しい中でも積極的にやります
5.歳を取っても名前で呼び続け、
2人っきりのデートをし続けます
***
2ヶ月ほど前に迎えた結婚1週年のときは、この誓いの言葉を振り返り、今のところはちゃんとできていることを確認した。
これからも、結婚記念日にはこの言葉を思い出して、愛を積み上げて、結果として命ある限り永遠の愛になっていけたらいいなと思う。
ちなみにこの記事は、あつたゆかさん(@yuka_atsuta)さんの記事にインスパイアされて書きました。めっちゃ共感しました。