ファーストバイトに込められた意味が嫌で、自分で食べることにした話
私は、結婚式で「一般的な」ファーストバイトをしたくなかった。
なぜなら、ファーストバイトに込められている意味が好きじゃなかったから。
とはいえウェディングケーキまわりの演出を何もしないのも盛り上がりに欠けるということで、、、
各々が自分で食べました。その名もセルフクロスバイト
残念ながら、セルフクロスバイトは普通のファーストバイトよりも写真映えしなかったけど、気持ち的にはこれでよかった(笑)
**なんで普通のファーストバイトをしたくなかったのか? **
知らない人も多いかもしれないけど、ファーストバイトには以下のような意味が込められています。
・新郎が新婦に食べさせる→僕が一生ご飯を食べられるように養うからね
・新婦が新郎に食べさせる→あなたのために毎日美味しいご飯を作ります♡
これが、すごく嫌だった。
私はちゃんと経済的に自立していたいから全面的に養おうとしなくていいし、私がご飯を作るのは私が女だからじゃなくて旦那さんより得意だからです。
そんな風に思ってたから、「自分が結婚式するならファーストバイトはしたくないな」と漠然と考えていました。
**ファーストバイトはひと盛り上がりできるイベントとしてすごく優れている **
結婚が決まって、結婚式もやることになって、「ファーストバイトをやりたくない」という旨を旦那さんに伝えた。
理由を話したら彼も納得してくれて、ファーストバイトに代わる何かしらの演出を考えたんだけど、これが意外と難しい。
マシュマロキャッチとか、7色になるカクテルを作ってその場で飲むとかいろいろ考えたけど、どれも練習が必要で失敗したら空気が微妙になることうけあいなものばかり。
簡単で、みんなに伝わりやすく、ほどよくひと盛り上がりできるコンテンツってなかなかないのだ。
結局明確な答えがないまま、司会者さんとの打ち合わせを迎え、
司会者さんには「ファーストバイトに込められている意味が自分たちには合わないから、説明しないでほしい」という旨を伝えました。
そこで提案されたのが「クロスバイト」だった。クロスバイトは、ケーキを交互に食べさせるのではなく、互いに同時に食べさせるそう。
↓こんな感じ
「え、それいいじゃん」的なノリから
「てかこれこのまま自分で食べれるじゃん」
からの
「自分の食いぶちくらい自分で稼ぐぞってことで自分で食べるのでいいんじゃない?」
ということで、私たちは「セルフクロスバイト」をしたのでした。
まずは経済的にも精神的にも自立する。自分が食べていく分は自分で稼ぐ。その上で支え合う。そんな夫婦でいられたらいいなと思っています。
**最後に、ファースバイト反対派ってわけじゃないよ **
最後に一応言っておくと、「ファーストバイトをする人は考えが古い」とか「男は外で働き、女は家を守るという思想を持ってる」とかではないです。
ほとんどのカップルにとって、ファーストバイトは「やって当たり前」だし、ラブラブな2人がケーキを「あーん♡」し合うのを見せてわちゃわちゃするイベントです。
私も友だちの結婚式では、司会者さんの掛け声に合わせて「あーん!」て声出しします。込められてる意味は関係なく、見ててほっこりするよね!
おしまい。