英語の発音ルール「flap t」
今日は、英語の発音ルールの1つ、「flap t」をご紹介します。
この「flap t」のルールはアメリカ英語に適応されます。イギリス英語は基本、きっちり「t」は発音されるので、このルールは適応されません。
「flap t」の音ですが、これは舌先を使って出します。舌先を上顎で弾いて「ドゥ」っぽい音を出すので、「d」でも「r」でもないので注意します。
では実際どんな音なのでしょうか。音声ファイルを作成しました。
①Flap-t 遅い
②Flap-t 速い
私の声なので、ネイティブじゃないと聞きたくないという方は無視して、ルールの説明のほうへ移動してください。
③「flap t」と、子音「d」の発音の比較
前半の「flap t」は「d」よりも軽く聞こえるはずです。後半の「d」はしっかり弾き、強い音を出します。
では次に「flap t」のルールの説明を以下にまとめました。
①「t」+母音のとき。下の太字の音が変化。
単語例:water, later, better, Peter, pretty, dating, pityなど。
②発音記号が「tl」で終わる単語。
単語例:bottle, settle, kettle, little など。
③発音記号が「nt」+母音のとき。
単語例:twenty, wanted, ninety など。
④「t」+母音の熟語。
単語例:shut it, light off, right on, cut it out,
not at all
以上が音の変化です。
「flap t」は、「d」と解説している人が多いですが、完全にdでもないし、rでもありません。速くなればなるほどrっぽく聞こえてきますが、舌先は弾いているので、rでは絶対ありません。この音を出すには、舌先の筋肉が発達していないと出せないので、筋トレも必須です。
次は「glottal t」の記事を書きたいと思います。