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確定拠出年金のメリット

確定拠出年金に加入していますか?名前からして敬遠してしまいそうですが(-_-;)  個人で加入する年金のことで、今は「iDeco」として良く知られている。

メリットはずばり
①税金がとても優遇されている
②2017年からは誰でも加入できる
③運用利益の非課税
④積立金額を選べる(最低5千円から)
⑤60歳まで引き出せない長期の資産形成

~①税金面での優遇~

掛け金の上限は会社員、専業主婦(主夫)で2.3万円、自営業で6.8万円だ。掛け金は自分で選択できる。

会社員の上限で積み立てていくとすると、年間27.6万円支払うことになり、これがまるまる所得控除となる。これが大変魅力!

課税対象となる課税所得総額から、給与所得控除が引かれ、そこから所得控除があり、iDecoは小規模企業共済等掛金控除として、さらにそこから控除される。

だから、掛金まるまる税控除の対象となり、支払う所得税、住民税が減るという仕組み。

~②2017年からは誰でも加入できる~

2017年以前は専業主婦(主夫)は加入できまなかったが、今は専業主婦(主夫)でも、自営業者でも加入できる。

自営業者の場合は、国民年金基金というもう1つの制度もあり、国民年金基金で満額6.8万円加入していると、iDecoには加入できない。両方合わせた合計金額が6.8万円まで利用できることになっている。

国民年金の保険料を支払っていない人は当然だが加入できない。

将来どうせ年金なんてもらえないだろうと、年金の保険料を支払っていない若い人たちもちらほらいるが、国民年金の保険料をちゃんと支払っていることが条件になっているので気を付けよう。

年金の受給年齢は今よりも遅くなるだろうし、受給金額も今より少なくなる可能性があるとみているプロは多数いるが、お金のプロで年金が将来なくなると思っている人は、わたしは今まで聞いたことがない。

年金システムが崩壊する国の状況というのは、ギリシャでの経済破綻のように、国が破綻したときだ。

日本でそれと同じことが起きると信じている人はプロではいないので、国民年金未払いの人は、将来無年金になってしまう。

無年金で生活できないため、生活保護となる。結局は税金をちゃんと支払っている人が何も支払わなかった人の面倒を見るという悪循環に陥ってしまう。

現在は、専業主婦の加入率が低い。専業主婦で103万円以内なら税控除は
関係ないと思われていて、加入する人が少ない。

だけど、「老後のための資産形成」という観点で見ると、夫が定年退職して退職金をもらい、それにプラス、妻のiDecoの年金があると思えば大変心強い。

~③運用利益の非課税~

株でも投資信託でも、利益が出れば税金がかかってしまう。通常20%ほど。だけどiDecoの場合、運用した結果利益が出ても非課税なのだ。

これは大変大きい。最終的に受け取る金額が-20%なのと、税金がかからないとでは差が大きい。これだけでもかなりの魅力。

~④積立金額を選べる(最低5千円から)~

iDecoは積み立て金額を自分で選べる。途中で変更することも可能だ。

もちろん掛金額が少ない場合は、将来の受け取り金額は少なくなるが、余裕がでてきたら金額を上げることも可能だ。

~⑤60歳まで引き出せない長期の資産形成~

例えば、退職金で住宅ローンの完済を考えている家庭があったら、ローンの完済で老後資金に回す退職金が0になるか、減ってしまう。そうなると、公的年金に頼るしかない。

そうなったときに、もう片方のパートナーのiDecoの積み立て金額は老後の生活を助けてくれる。

iDecoは60歳になるまで引き出しができない。そのため強制的に貯蓄しているようなもの。

老後資金作りには、嫌でも引き出せない仕組みのほうがありがたい。銀行にあっていつでも引き出せることがわかっていたら、ついつい入り用になったときに引き出してしまう。

60歳すぎて引き出せるようになったとき、一括でもらうか、毎月年金として一定額をもらうかを選択できる。

一括でもらう場合は「一時金方式」といって退職所得控除を受けれるし、毎月一定額の「年金方式」を選択するなら、「公的年金等控除」が受けらる。

将来公的年金は受取額が徐々に減るだろうし、受給年齢も徐々に引き上げられるだろう。

そうなったとき、60歳から受け取りを選択できる、iDecoは老後資金の強い味方。

プラス節税という観点で素晴らしいと思う。

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Marina.M
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