英語サイレント文字とは
書いたとおりに読むギリシャ語にはサイレント文字はありませんが、英語にはサイレント文字というのがあります。書いても読まない(発音しない)文字のことです。黙字とも言われています。色々あるので、ご紹介したいと思います。
①「k」:「k」の後ろに「n」がくる場合、この「k」は読まない。
単語例:knife, knock, knee, know, knight
音声:後日アップします。
②「gh」:「gh」を読まない、「gh」の前にある「 i 」は、アルファベットの読み方になります。*「 i 」はアルファベットの読み方での発音は、/άɪ/、 フォニックスの読み方で読むときは、/i/イー/。
/ άɪ/単語例:high, light, night, right
音声
③ 子音が2つ重なった時は、前の子音だけ読む。
単語例:tennis, grass, smell, glass, butter, coffee
子音が2つ重なった単語はたくさんありますね!
音声
④ 「mb」が並ぶと、「b」は読まない。
単語例:climb, bomb, comb, lamb, plumber
音声
⑤「h」を読まない
単語例:honest, honor, hour, herb, herbivore
*hを読まないのは、フランス語由来の単語が多いです。
*なお、horribleやhospitalなどの単語もかつては「h」を読まないこともありましたが、現在は「h」は読みます。例外もあるので、心配なときは必ず発音記号を調べましょう。
音声
⑥「wr」の場合、「w」を読まない。
単語例:write, wrap, wrong, wrist
音声
⑦ ギリシャ語由来の単語の「p」を読まない。
単語例:
pneumonia/nuː móuniə/肺炎
pseudo/súːdoʊ/偽の
psycho- /sάɪkoʊ/精神の
psychology/saikɑ́lədʒi/心理学
psychic/sáikik/超能力の
psychiatry/saikáiətri/精神医学、精神科
psychopath/sáiko(u)pæ̀θ/サイコ パス、
反社会性人格障害者
psychotherapy/sàiko(u)θérəpi/心理療法
pseudoから派生して、pseudonymという単語があり、ペンネーム・筆名・偽名という意味だ。類語はpen nameがある。こちらのほうが簡単なので、一般的にはこちらのほうが知られていますね。
音声
⑨「stle」のスペルのときは。「t」と「e」は発音しない。発音は「sl」になります。
単語例:whistle, bristle, castle, hustle
音声
⑩「dge」のスペルのときは、「dge/dʒ/」となります。
単語例:edge, budget, bridge, judge
音声
サイレント文字を知っていると、初めて見た英語の文章を読むときも、発音がだいたいわかるようになるので、速く読めて、かつスラスラ正しく読めるようになりますね。