FPの勉強は面白いよ!リスク管理「医療保険」編
前回は、FP試験の2つ目の科目である、リスク
管理「損害保険」についてお話ししました。
今日は第三分野の保険と言われる、「医療保険」
のお話しです。
FPの勉強は面白いよ!リスク管理「損害保険」編
はこちらから。
医療保険には、公的医療保険と民間医療保険が
あります。
公的医療保険には、社会保険と国民健康保険が
ありますね。今日は公的医療保険ではなく、民間
医療保険についてお話しします。
医療保険は、生命保険、損害保険に属さない保険で、
病気・けが・介護に備える保険です。
病気・けがにより入院した場合や手術を受けた場合
に、給付金が支払われる保険です。
日本の公的医療保険はとても充実していますが、
それでも保障されないものがあります。
保障されないものは以下3つです。
①差額ベッド代:個室にしたいと思っても、通常の
大部屋との差額は適応外になっています。
②入院時の食事代は、公的医療保険で保障される範囲
は、1日360円x食事回数です。
特別メニューなどを希望した場合は自己負担です。
③先進医療部分は保険適応外となります。
貯金だけで医療費や治療費をカバーすることが
できる!という人は加入する必要はないですが、
多くの方が大きな病気やけがをしたときの経済的
不安を抱えていますよね。わたしもそのうちの一人で、
実際4年前に大病を患い、民間医療保険のお世話に
なりました。
FP2級の試験範囲は医療保険の種類と特約について
軽く勉強するレベルです。ですので、詳しいことを
知りたい場合は、自分で勉強していくしかありません。
まず民間医療保険を大きく分けると、
①終身医療保険
②定期医療保険
に大別できます。
生命保険の終身保険と定期保険のところでもお話し
しましたが、終身保険は補償が一生涯続きます。
高齢になるほど医療費がかかってくる心配がある
ので、一生涯保障されるというのは安心です。
終身保険にも保険料が高齢になるほど高くなるもの
と、保険料が一定で変わらないものがありますので、
加入時に必ず確認しましょう。
我が家は保険料が一定で変わらない医療保険に
加入しています。
定期医療保険は、5~10年など決まった期間保険料を
支払い、その期間は保障されるというものです。
若い間は保険料が安いですが、ある年齢を過ぎると
保険料が高くなる場合があるので、定期保険にする
場合は、お子様が小さい間など、特定の期間に限定して
加入するという方法もあります。
民間医療保険には色々な種類のものがあります。
①がん保険
②介護保障保険
③所得補償保険
④三大疾病保険
⑤女性向け医療保険
⑥入院・通院費用特化型
⑦貯蓄性のある医療保険(解約返戻金があるタイプ)
などがあります。
我が家が加入しているのは、「家族収入保険」と
「入院保険」です。
家族収入保険を「金融経済用語集」で調べると
「収入保障保険」や「生活保障保険」とも呼ばれ、
契約時に定めた保険期間内に、被保険者が死亡
したり高度障害になったりした場合に、残された
遺族が保険金を一括で受け取らずに、分割して
決められた金額を年払いや月払いで受け取ることが
できる保険をいいます。
とあります。我が家の保険は、これに「高度障害
療養型可算」というもので、「障害特約」をつけて
います。つまり、けがや病気で高度障害状態になった
ときに、仕事を辞めなくてはならない状態になり、
収入に困ってしまうときの保障になるわけです。
「障害特約」は、不慮の事故が原因で事故日から
180日以内に死亡または後遺障害が生じた場合に
保険金が下りるというものです。
死亡した場合は、死亡保険金となるので、万が一の
保障になっています。
「特約」というのは、主契約の保険に付加(追加で)
して契約するものです。特約にも色々ありますので
保険屋さんがおススメする特約がどういうものか、
本当にその特約が必要なのか、自分にはどういう
特約があったほうがいいのか、ちゃんと確認する必要
がありますね。
医療保険には、「掛け捨て型」と「積立型」が
あります。我が家は掛け捨て型です。そのほうが
保険料が安いためと、積立は別の保険でやっている
ため、掛け捨てで何かあったときの保障として
考えています。
医療保険で積立にしても大した資産運用にはならない
ため、資産運用ならば別のやり方を選ぶという
考えです。