転職を踏み出す前に・・・「本当にその職場、ダメな職場なの?」
こんにちは。渡辺真梨奈です。
先日30歳の男性の転職相談に乗っていたところ「この会社に10年いる予定」と言ってました。
現状、とてもやりがいのある仕事というわけではないのになぜだろう・・・と思って聞いたところ「ローンなどが組みにくくなるから仕方なく」ということでした。
たしかに、ある業界だとローンが組みにくくなるなどの情報がありますが、そのためだけに・・・?とびっくりしてしまいました。
しかしながら、最近はちょっと合わないからと転職を考える人も少なくありません。
「3年続けばいい方」なんていう離職率を誇っている会社も結構ありますよね。
上記で書いたように、会社歴はローンを組む際の信用などにも使える為、嫌なら辞めればいいという問題ではないです。
しかし、精神的・肉体的に削られてまで続ければいいという問題でもありません。
そこで、転職を考える際に気を付けるポイントをまとめてみました。
1.1つの会社に3~5年いないと・・・という時代は終わり
私たちの親の時代はもちろん、つい10年前までは「終身雇用」という言葉も珍しくありませんでした。
私は2009年の新卒で、大卒新入社員として一般企業に入社しましたが、その当時も「安定した会社でずっと働きたい」と思いながら就職活動をしていました。
実は、「今の会社で長く働きたい」と思っている若者は増加傾向にあります。
しかし終身雇用の崩壊ということの根源は「企業側」にあります。
日本経済はメーカーの時代ではなくなり、ITの時代と推移してきました。
また、即戦力を採用する企業が多くなり、長く会社にいるだけで生産性がない社員をいつまでも抱えておくことが厳しくなってきました。
経済の本を読んだり、ニュースを気にしていれば終身雇用が難しくなっていることがわかるかと思います。
終身雇用を望んでいるのは社員側だけなのです。
2.会社のせい、人のせい、、、今の状態を外に向けても転職癖がついてしまう
それでは転職を常に視野に入れておいた方がいいということになります。
働く意欲が強い若者であるほど、どこでも活躍できるという自信もあり「今の会社のここが嫌だから転職しよう」とすぐに転職してしまいます。
理由例
・給与が安い
・休みが少ない
・やりたい仕事が出来ない
・性格が合わない人がいる
・会社の将来性がない
そういった相談をよく聞きますが、私は必ずしも転職をおすすめしません。
よくよく聞けば、、、そんな良い条件なら少し頑張ってみて!ということが多いからです。
今の状態の結果を「○○のせい」にしていると、結局転職してからも同じことを言っている人が多いです。
履歴書をみたときに、社歴が多いのを否定するつもりはないのですが、なぜ辞めたのかを聞くと大体同じような理由が多いです。
それって、、根本的な解決にはなっていないです。
全て自分が引き起こしていることだからです。
「結果の原因をいつも外にしていると自分が成長しないよ」とよくメンターに言って頂いています。
ちなみに私は10年以上1社で勤めてきました。
嫌なことがあっても学ぶことも多かったです。
お影で仕事以外でも、逃げ癖を克服し、継続力を手に入れ、結果の原因はいつも自分の中におくようになってきました。
3.必要なのは、あなた自身の信念
noteの中で何度も書いてしまっているのですが、、、
自分の人生においても目標や目的を明確にしてから、就職活動・転職活動をしましょう。
会社を変えただけでは、自分の目標に近づいているわけではないので、またすぐに転職してしまいます。
自分はどんな人になりたいのか、どんな経済状態が理想か、どんなプライベートが理想か。
まずは20か年計画を立ててみるといいかもしれませんね。
目標が決まったら、受けるべき会社の就業条件が決まります。
給料、休みは何曜日がいいか、職種、業種・・・。
そこで再度転職のプロに相談してくださいね。
まとめ
転職を踏み出す前に、または転職を悩んでいるのであれば、親や会社の人に相談しないでください笑
親は自分が現役だった時代のことをアドバイスしてくれますし、会社の人は「辞めない方がいい」と言ってきます。(辞めた方がよければとっくに辞めてます)
会社を辞めた人は「辞めた方がいい」と言ってきます。
そんなときは全く外部の人に相談することをお勧めします。
転職のプロがいますので、是非相談してください。