#08 マジカルミライ2020 in 大阪 回想
どうも、まりなです。皆さんマジカルミライをご存知ですか?
『初音ミク「マジカルミライ」』は、初音ミクたちバーチャル・シンガーの3DCGライブと、創作の楽しさを体感できる企画展を併催したイベントです。 - マジカルミライ公式HPより
早い話、初音ミクたちバーチャルシンガーのライブです。2013年より毎年開催されていて、今年で8回目の開催となります。近年は大阪と東京の2会場で8月ごろ行われることが多いです。
今年は東京会場の幕張メッセが何故か夏に使用できない関係で東京公演は12月18日〜20日、大阪公演は8月7日〜9日を予定していたのですがこれまた何故か大阪公演が延期となり11月27日〜29日と変更になりました。なんかあったんですかね?
このマジカルミライに私は昨年初めて参加し、感動し、今年も参加する運びとなりました。
こう言うと語弊がありまくりかもしれませんがボーカロイドってまあまあ斜陽コンテンツじゃないですか。世代の代謝が悪く、ファン層は高齢化が進んでいる印象です。VTuberなんかの台頭も影響が大きいかと思います。でもマジカルミライには毎年熱狂的なボーカロイドのオタクが集まっていて、ああボーカロイドって死んでないんだな、まだまだ未来あるコンテンツなんだなと感じられたのが参加したことの意義の一つでもあったと思います。
ということで今回は私の参加したマジカルミライ2020 大阪公演 3日目についての回想を書きたいと思います。あくまで回想です。ルポみたいな細かい内容にはなりません。ただマジカルミライに行った一参加者目線の正直な感想をご紹介できればと思います。そしてマジカルミライに興味を持っていただければ、さらに参加してもらえればこの上ない喜びです。それでは回想していきたいと思います。
一応私は近畿圏に住んではいるのですがマジカルミライ大阪公演の会場であるINTEX 大阪へは電車を5本乗り継いで行かなければなりません。お察しの通り近畿の中でも田舎の方に住んでいます。普段使わない路線、乗り換えも多く初めて参加した去年は迷わず会場まで辿り着けるか不安だったのですが心配することはありませんでした。会場が近づくにつれ周りに「あ、こいつマジミラに向かってるな」という見た目の人が増えていきます。同種の缶バッジめっちゃつけたカバンのオタクを見つければビンゴです。その人の後ろをついていけば迷わず会場まで辿り着けます。途中セーラー服着たおじさんとすれ違い、会場が近いことを悟りました。
会場入り口にあった看板です。
今回私の参加する公演は3日目の19時からの第3部公演(千秋楽)だったので15時くらいに遅めの到着で現地入りしました。
入場時に今年は検温がありました。35.5度だったのですが「はい、OKでーす」と言われ通されました。OKだったのでしょうか。
ライブまでの時間は企画展を見てまわったりグッズを購入したりして過ごします。これもマジカルミライの楽しみの一つです。企画展には等身大フィギュアや今年のマジカルミライに関する展示、企業ブース、ミニステージ、ガシャポンコーナー等があり、飽きることなく楽しめます。
企画展入ってすぐの所に等身大のミクさんがいました。今年のマジカルミライ大阪のテーマは夏祭りだったのでそれに即した衣装ですね。秋祭りになっちゃいましたけど。
ちょうど到着した時ガシャポンコーナーが空いてたのでガシャしてきました。缶バッジが10種くらい?のガシャだったのですが4回回して見事被りました。
ちなみに去年も被ってます。
その後は企画展内をウロウロして写真を撮ったりグッズを買ったりしました。
写真が絶望的に下手なので全部おんなじ構図になってしまいました。そうです斜めから撮ればいいと思ってます。
あとせっかく等身大で作ってあるフィギュアも撮り方が下手なせいでめっちゃ小さく見えます。1枚目が等身大で2枚目が1/7スケールだったかと思います。
会場内各所には消毒液が設置されており、一部ブースの出入りの際も消毒するシステムになっていました。その徹底ぶりに驚くと同時に、まだ前回の消毒液が手のひらに溜まっているところに次の消毒液を注いだ時は流石にわらいました。
グッズは先行販売でTシャツとペンライトを購入済みだったのでそんなに現地で買うつもりはしていなかったのですがなんだかんだで結構買ってしまいました。まあ来年もマジカルミライが無事開催されるための投資だと思いましょう。
入場特典や無料配布のものも多いです。缶バッジは去年の公式物販のトートバッグにつけました。マジミラ行く時しか使えんカバンです。
そうこうしているうちに、(外の売店でコーヒーを買おうとしたらカードが使えずテンパったがPayPayは使えたので助かった、という小ハプニングはあったのですが)18時になり、大阪会場での最終公演の開場時刻となりました。ライブ開場に入場する際にも再度消毒と検温があり、(やっぱり体温は35.5度だったのですが)入場しました。
マジカルミライの座席には4種類ありSS席、S席、A席、マジカル観覧シート(親子向け)となっています。私は昨年はS席だったのですが今年はSS席のチケットを購入しました。チケットに書かれた席に行ってみるとめちゃくちゃ真ん前のど真ん中でした。どれくらいめちゃくちゃ真ん前でど真ん中かと言うと前から8列目で真後ろはライブ映像撮影のための大型カメラという具合です。今年はライブストリーミングがあったので私の無様な姿が映り込んでいたかと思うと申し訳なくなります。
そしてやはりSS席、S席とは集まる人間の熱気も違うような気がしました。全員ペンライト2本以上持ってて、寒さにも関わらずフルグラTに法被のみ、みたいな人も少なくありませんでした。
ここでクイズ!(!?!?)SS席でペンライトを一本しか持っていないとどうなるでしょう。
正解は3本以上持ってるおっさんが快く貸してくれる、でした。
正直私は最近のボカロ曲をそれ程広く追えていないので、知らない曲があれば前の人を見てペンライト振ろう、と思っていたのですがかなり前方の席の私の後ろには多くの人間がいる、その中には私と同じように前の人を参考にしようと思っている人も少なからずいる、つまりその人たちのお手本にならなくてはならない、そう思うとなんか緊張してきてApple Watchを見ると心拍数が120代になってました。まだライブ始まってないのに。
落ち着きを取り戻せぬままついにライブが始まってしまいました。去年の席からはステージが直接見えなかったのですが、ど真ん前のステージに現れたミクさんを見て思わず「いる!」と言いそうになってしまいました。何がって立体感がすごかったです。周りのバンド演奏をしている方々と同じよう、生身の人間がそこにいるように見えました。fpsどれくらいなんですかね?現実と錯覚するレベルのVRもそう遠くない内に実現するんだろうなと思わされました。
あくまでルポではないので具体的にセトリを上げ一曲ずつ感想を書いたりはしませんが、特に興奮したのはアンノウンマザーグース、初音ミクの激唱でした。wowakaさんがボカロPの中で特別好きという訳ではないのですが、この曲を作った人はもうこの世にいないんだな、と思うと目頭が熱くなりました。激唱は爆心地世代ド直撃なのでまず聞けたのが嬉しかったですし、ミクさんに羽が生え浮き上がるという演出はこれぞマジカルミライの醍醐味といった感じでした。その神々しさに恐ろしさすら感じました。
例年より曲数を減らしての公演だったのですが、物足りなさを感じることもなく、満足できる約80分でした。
マジカルミライ公式Twitterより(去年はこのシーンのみ撮影okだったのですが今年はNGでした。)
帰り道は初音ミク Project DIVA Mega39’s 10th アニバーサリーコレクションを聴きつつ、セトリを調べ、スマホ内にプレイリストを作りながら帰りました。
ここからは後語りとなるのですが、この記事は東京公演も終わった頃にでも書き終えればいいやと思い書き始めたのですが、なんか東京公演のチケット余ってるらしいと知り、東京公演に間に合わせたいと思い、普段書かないペースで書いたものです。状況も状況ですし、「マジカルミライに是非行こう!」とは言えないのですが、会場の防疫体制は厳戒で、観客もコールを控える、係員の指示に迅速に従い入退場するなど想像以上にマナーを守ってくれていましたし、そこまで心配する必要はないことをお伝えしたかったのです。(恒例のミクさんのMCの「こんばんは〜」に近くのオタクが「エ、コレイッテイイノ」って言ってたのが草でした(皆拍手でレスしてました))チケットは公式HPやTwitterのリンクから購入できると思います。例年より曲数が少ない分か、チケットのお値段も安くなっています。
マジカルミライはボーカロイドが歌って踊る様子を生で見れる、そしてでっけえライブ会場で楽しめるというボーカロイドコンテンツ自体の強みの一つだと思います。これはアニメコンテンツやVTuberにはなかなか真似できない、ボーカロイドならではの戦略で、ボーカロイドのオタクの特権なのです。
今年のマジカルミライに参加してまた来年も開催出来るといいな、開催されたらまた来よう、と思えました。実は直前まで参加するかどうか本当に悩んでいたのですが、参加して良かったです。
ここまでただの一オタクの回想を読んでくださりありがとうございました。それでは、さようなら。