心揺さぶられるものとは
5月4日(水)「2PIANO4HANDS」というグランドピアノ2台で行われるライブに行ってきました。
会場は南青山にある「月見ル君想フ」
私は小学生の頃にピアノを習い、器楽部でアルトホルンをやっていたけど、クラシックを聴いてきたわけではないし、高校生からはロックバンドのライブに通っていたのでこういったライブには無縁でした。
行こうと思ったきっかけは、Calmera(カルメラ)というバンドのキーボードのPAKshin(パクシン)さんが出演するというのを知って。
Calmeraは1年前に一目惚れしてライブに行き始めたんだけど、個々の演奏のクオリティーが本当に凄くて。
いろんな楽器を経験してるわけじゃないから凄さについてそんな語れるわけじゃないけど、技術力✕パフォーマンス力で感動レベルのかっこいいを生む人たち。
PAKshinさんのキーボード&ピアノ好きだなぁ。素敵だなぁとは感じていたけど何がどういいのか説明までは出来なかったのが、このライブを見て言語化できた気がして。今のこの気持ちを新鮮な熱量で書き留めたいと思って久しぶりにnoteを書きました。
2人での演奏をひとしきり終えた後、休憩を挟んで2部がスタート。PAKshinさんが1人で登場し、ご自身の「MEBAE」という曲を1人で演奏されました。
2019年に初めてソロ公演をする時に作った曲だそう。
ここまでは素敵だなぁ、心地いいなぁ、と2人のピアノの音にただ浸っていたのに、この曲を聴いたら自然と涙が溢れ出てきて。
よく映画のいいシーンでBGMの相乗効果で感動が増すことあると思うんですけど、映像がないのにまるで映画やドラマを見ているような気持ちになったんです。
私はこの曲から、ワクワクする感じの中に「決意」みたいなものを感じて(※個人の感想です)1曲の中での感情の行き来が凄くて、胸をぎゅーーーっと掴まれたような感覚になって涙が止まりませんでした。
演奏のクオリティーに圧倒されてかっこいい!!って感動する経験は今までにあったけど、歌詞のついていない音にドラマを感じていろんな感情が湧き出てきたのは初めての感覚でした。
全く違うタイプのお2人の演奏を聴いてみて、Kieさんの演奏は綺羅びやかな感じで素敵だったし、二人の連弾も感動したけど、やっぱり私はPAKshinさんの奏でる音が好みなんだ。って再確認できました。
PAKshinさんが最後のMCで、この会場にグランドピアノ2台入れるの相当大変だし、お金もかかってると思いますし、構成考えてここまでのことをやるって並大抵の事じゃないです。音楽が好きで、ピアノが好きで、そういう強い想いを持ってやってくれてる。って話してるのを聞いて、私が以前Calmeraと同じステージに上がらせて頂いた際にも、演奏後にこのような言葉をかけて下さったのを思い出しました。
目に見えない準備の時間やその人の想いを想像できる人が作った音色に私は心揺さぶられたんだなぁと感じました。
「MEBAE」
温かく希望に満ちた気持ちの芽が成長し、大樹にになり花が咲き、実る。それぞれが描く夢や未来への想い、他者への愛や人生を彩るポジティブな気持ち。その想いの芽生えを祝福する曲です。
こちらから試聴可能↓
https://note.com/pakshin/n/na46919e20cad
ライブ配信のアーカイブはこちら↓5月10日(火)23:59まで観れます。クレーンカメラを使っていて、映像としても見応えがあるのでオススメです!
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