【トワコレ円香さん】【Merry】樋口円香 感想と考察まとめ
※ネタバレあり
※個人の解釈です。実際の樋口円香さん、シャニpの心情とは異なる場合があります。
※Pまどラブラブ派なのでそちらに傾いた感想が多くなります
※他の方の感想を見て気になったことがあれば追記するかも
NREM
1章で分かるこれまでの円香さん。
これはシャニpの夢の中の円香さんですけど、彼女はずっと
「プロデューサーでないあなた」と
「アイドルとプロデューサーでない私たち」
に興味がある様子でした（後者は特にLP編で考えていた節がある）。
で、単なる仕事相手の男性についてそこまで知りたいと考えるのは、あまり普通ではないと思われるので、（本人に自覚があるか分からないけど）シャニpのこと好きだからそういうこと言うんでしょ。と解釈される
ギンコ・ビローバくらいまでなら、「死ぬほど憎い相手」のアラ探しをしているという解釈も可能かもしれませんが、コミュが進むにつれて仲のいい描写も増えていたし、円香さんもそこまで陰険な人ではない（はずな）のでこちらの可能性は薄いと思われます（あったとしてLPで解決されているんじゃなかろうか）。
または、「透の想い人であるシャニpに対して親友が大切であるが故に厳しく目を光らせている」という読みもありますが、いかんせん透⇔円香の感情の描写が少ないので、よく分からない。円香さんもシャニpと透の話をしたりはしないので、「可能性としてはあるけど証拠がない」という感じかと思います。
なので、私は円香さんの心情は「（やや無自覚に）シャニpのことが好きだけど、はっきりと口に出したりはしない。彼とのやり取りの中で少しずつ近づいていく距離感を楽しんでいる」くらいが落としどころかと思って読んでいます（いました）。（妄想を爆発させるならLPですでにお互いの気持ちを確認済みで告白待ちの状態であると言いたい）
で、シャニｐも方も意外と脈ありな反応をしたりするので、「あぁ両片思いなのかな」という感じ。
WEEKDAY
・ｐ「大切な仕事相手としてさ」
と思っていたのですが、シャニpめちゃくちゃ刺してくるじゃん。
やんわりと振ろうとしてる？
・まど「じゃ、あなた」
円香さんもぐいぐい来るじゃん。どしたん？
ええ…でもこれは…危険信号ですよ。
円香さんみたいな人がこういうこと言うのって多分見切りをつける寸前のときですよ
思わせぶりなことばかり言って好きって言ってこない男に対して「そういうのもういいよ。どうせ好きじゃないんでしょ？」ってなってるやつじゃない？？
・ｐ「好意じゃないのは分かってるよ」
そうね。好意じゃない。たぶん怒ってるよ
あと、そういうことハッキリ聞くのはだいたい地雷だよ
「今まで分かりあってると思ってた、その気持ちすら裏切ってくるのか」
ってなるよ
…いやこれシャニpも「円香がなんか冷たい」って感じ取ってるのかな
で、「慣れ慣れしくしすぎて不愉快に思われている」と考えて「大丈夫、仕事相手だよ！距離感分かってるよ」ってアピールしてたのかもしれない
実際は逆効果で、見事な悪循環に陥っている
ｐ「教えてくれ」（選択肢）
はい。マイナス１万点。
愛情反転憎悪コースおめでとうございます。
・まど「私もあまり考えて喋っていないので」
うん。珍しく考えなしに喋ってる気がする。
そんなに思い詰めてたの…
ちなみに円香さんがここまで思い詰めるのは別に唐突ではなくて、1つ前のオイサラバエルでちょっと匂わされていたと思います。（なんならLPあたりから兆候はあった）
まど「あなたの言葉は一体、どこまで本当なの」
まど「本当のところが、私には見えない」
（当時アレコレ書いたやつ。ノンフィニートの項）https://note.com/marina18/n/n177640b0606a#a0f54144-a030-4b34-b51e-119da7e6a444
シャニpは「円香と一人の人間として仲良くなりたいんだ」という態度を出してきていました。ピトスあたりのやり取りを見ると、円香さんも最初は単純に嬉しかったのだと思います。しかし、段々と「プロデュースのためにそういうことしてるんでしょ」とか「誰にでもそういうこと言ってるんでしょ」という疑念が生まれていったのではないかと思われます。
WEEKDAYを見ていると円香さん的にシャニpは「好きにさせてくるけど」「好きとは言ってこない男」になっていたように見える。
HOLIDAY
円香「あなたもパーティまでが仕事でしょ？」
あ…これあかんやつ…
多分円香さんも若干諦めてる…
でも逆に「仕事じゃないけど一緒にいたい」って言えれば…
おいおいおい…！ここで別れたら終わりだよ…？
傷心なところを他の男に取られちゃうよ…？
円香さん待ってんじゃん！！！声かけろって！！！！
あああああばかばかばか！！！追いかけろって！追いかけるんだよ！！
え…
来たやん！！！
これはOK！OKのサインですよ！！！
お持ち帰りOKですよ！（個人の妄想です）
シャニｐ…よくやったよ…
でも花子はちょっとダサいね…（全国の花子さんごめんなさい）
REM
・p「本当は 俺が誰より円香のことを…」
いやいやいや、さすがにこれは夢でしょう！？
と思ったら本当に夢だった
GIFT
2人の会話がちょっと難しい。
「仕事としてアイドルを探していたら、もっと楽な子を選ぶんじゃないかな。（中略）
全部が全部仕事としてじゃないよ。円香が思う以上に俺はやりたいようにやっている」
まずここ。よく考えるとよく分からない。
仕事としてアイドルを探す→「なるべく楽に、かつ売れそうなアイドルを探す」
仕事としてアイドルを探さない→「自分が魅力的だと感じた人をアイドルにしている」
いや、変じゃないです？？？？
これって「円香はプロデュースに手間がかかるし、売れるかどうか分からないけど、俺の好きなアイドルになるからスカウトしました」てことだよね？？
（実際は売れる（成功する）と思ったからスカウトしたんだろうけど
「手間がかかるけど売れると思った」という文意ではない）
これ聞いて円香さんが嬉しい要素って何かある？
円香さんが聞いて嬉しいからこの話してるんだよね？
嬉しいところがあるとしたら「最初に会ったときから女性として魅力的だと思ってました」というところしか無いよ？？
え？そういう話？？
つまり、「ずっと君のことが好きだったし、態度にも出していたつもりだったけど上手く伝わってなかった。悲しい気持ちにさせてごめん」
ってこと？？？
そうじゃないと意味わかんない…よね？この会話。
うーむ。…ではそういう方向性で２人の会話を翻訳してみます
（以下原文要所と意訳）
P「全部が全部『仕事として』じゃないよ。
円香が思う以上に俺はやりたいようにやっている
そう見えなかったなら
それなりにプロデューサーらしく頑張れているってことでいいのかな」
（円香との時間が全部『仕事』だったわけじゃないよ。
円香が思う以上に俺は円香との時間を楽しんでいる。
そう見えなかったのなら
それなりにプロデューサーらしく頑張れているってことでいいのかな）
まど「それか、そういうところもひっくるめて、私を騙そうとしているのか」
（それか、そういう「私のこと好きにさせてくる態度」も全部計算してやっているのか）
P「はは、それはひどいやつだなぁ」
（そんなことないよ。本当に君が好きなんだ）
まど「そう、ひどい人。自覚がないから余計にひどい」
（ひどい人。自然体のままで全部魅力的なのが余計にひどい）
p「じゃあ、円香は そのひどい人に騙されたってことか？」
（あれ？ということは円香は俺のことを好きになってしまったということかな？）
まど「そういうことになりますね。
でも正しくは騙されたんじゃなくて
騙されたふりをしてあげただけ」
（そういうことになりますね。
でも正しくは、「あなたが私を好きにさせた」んじゃなくて
「私があなたを好きにさせてあげた」んです）
ｐ「ほらな
こんな気難しい子 仕事の義務感だけでスカウトしないよ」
まど「ひどい言い草
最低
…でも、同感」
ｐまど「ふふ…」
（意訳終了）
・・・いや、普段なら（以下妄想）ってつけて、「pまど信頼派の解釈もあるけど、ラブ方向の解釈を推したい！」とするところだけど
今回はこう考えないと何の話をしているのか分からなくなってしまう…よね？
（以下Pまど信頼派解釈）
あえて言うなら、円香さんはシャニｐと利害関係のない親友になりたいと思ってて、そういう幼馴染みたいな気を許せる関係になったと思ってた。
→でも、それが結局裏切られたと感じていて、GIFTの会話はシャニｐがそこをフォローしてる、という読み方。
…なるほど。一応成り立つかな。
（信頼派解釈終わり）
まど「もしあの日に戻れたら、私は事務所にいかない
そんな気がする」
ｐ「それは…後悔があるってことか？アイドルになったことに…」
「俺と出会ったことに後悔があるのか？」とは聞かないんですよね。だってそれは分かり切っているから。だから後悔があるとしたらアイドルの方になる…ということかな
まど「まだ言語化できない
そうしたら出会うこともありませんでしたね」
必ず見つけるよ。って言わせたいんだ。かわいいね。
ｐ「いや、きっとどこかで会っていたよ
少なくとも俺が過去に戻ったら、かならず探しに行くからさ」
まど「でしょうね」
恋人が２人の出会いを振り返ってるようにしか見えない
・宝石箱
え…うそ…泣きそう…
これ、ピトスで出てきた宝石箱を意識しているのは間違いないのですが、
シャニpはあの宝石箱が円香にとって大切なものだったって知ってたっけ？
２人でピトスの後宝石箱の話をして、それを覚えていたのか
それとも、たまたまか
いずれにしろイケメンすぎる。スパダリかよ…
ふぇぇえ…、２人が幸せになって本当によかったよぉ…
ああ、あなたへのプレゼントは事務所なので
今度適当に探してください
どこまでが夢だったの？
今回のお話、どこからどこまでが夢だったのか、結構議論がある気がします。
・NREMとREMだけが夢だよ説
素直に考えればNREMはノンレム睡眠、REMはレム睡眠のことなので、ここに関わる場所だけが夢ということになります。（ノンレム睡眠では夢は見ないらしいのでNREMはさらに意味があるかもしれない）
また、GIFTの最後のシーン、円香さんがコミュ衣装のドレスを着ているので、HOLIDAYからGIFTにつながると考えるのが自然（今回HOLIDAYのシーン以外ではドレスを着ていないので）
問題点
クリスマスの夜に私情100％のプライベートデートをしたことが事実になる
いや、個人的には滅茶苦茶OKですけど、いいのそれで！！！？？？
次回からこの2人は「付き合っている、もしくは両想いを確認したカップル」であることが「公式」になってしまいますよ！？？？
・NREMとREMの間、WEEKDAY, HOLIDAYは全部夢だよ説
という訳で、この解釈なら上の問題点を回避できます。
根拠としては、まずWEEKDAYにおける円香さんとシャニｐの言動がちょっとらしくないところ
こういうギリギリな会話が起きるほど2人の関係性が煮詰まっていた、と考えることもできますが、これが円香さんの夢だとすれば
「普段言えないことをはっきり言ってしまう自分」はかなり自然ですし、
「ほとんど脈ナシな反応をしてくるシャニp」は円香さんが「こうだったら嫌だな」という想像として夢っぽい。
また、HOLIDAY、GIFTが事実だとするとREMの円香さんの反応はイマイチ一貫性に欠ける
告白寸前のクリスマスデートをかましておいて、「ないないない」と「そういうの…本当、結構です」はちょっとよく分かりません。
REＭの反応はむしろ、WEEKDAY~HOLIDAYがすべて夢だったと仮定した方が自然に思える。
問題点
ただ、この説だとGIFTがどこの話なのか分からなくなってしまいます。
なにせGIFTにはクリスマスプレゼントは事務所、という伏線回収があります。NREMでシャニｐが目覚めた後、事務所で円香と会ったことまで夢になる理由はないので、GIFTは現実と考えるのが自然です。GIFTが現実ならHOLIDAYも現実として読みたくなる。でもGIFTの距離感とREMの距離感も微妙に一貫性がない。時系列が全然違うんじゃないか、というレベル。
結局これら2つの説は「こっちで確定！」という程の証拠は無いようになっているように思われます。
結局２人の関係ってどうなったの？
正直ここが分からないと次回からこの2人をどういう距離感で見ていいのか分からない。
（すでに2022クリスマスコミュすら「この2人どういう関係性でこれやってるんだ？？」となってる）
・REMとGIFTはルート分岐説
結局、上の2つの説どちらで考えても
HOLIDAY→GIFT
HOLIDAY→REM
はつながるけど、GIFT⇔REMの間に直接的なつながりはない感じがします。
ならば、それをその通りに受け取ってしまってよいのかもしれません。つまり、
「HOLIDAYからREMとGIFTでルート分岐する」
で、REMは「pまど信頼派ルート」でGIFTが「pまどラブラブルート」となっていて、読み手が自分の好きな方を正史にできる構造になっているのではないかと考えます。
元々円香さんのpカードのコミュは2人が友人関係であっても好き同士な関係であっても、どちらでも解釈できるようになっていた節があります。
今回のMerryも一見ラブラブなのですが、REMルートでは「シャニpとはよい友人関係で信頼もしているけど、彼のイケメンムーヴにグラッときてしまって悪い気はしないけど辟易している円香さん」として信頼ルートを描いている…のかもしれません。
今回が最終回ならGIFTルート一択なんですけど、次回以降を考えるとGIFTとREMを折衷したような関係で進んでいくんでしょうか…？
個人的には、次回以降恋仲になってイチャイチャするPまどが公式になっても全然OKなんですけど。
語り手の名前が入っていないセリフはどういう意図なの？
色々考えたのですが、まだよく分かっていない
候補
・2人が夢の中で語り合っている描写（2人の意識が溶け合っているのでセリフに名前が無いという描写）→クリスマスプレゼント事務所は現実なので×
・未来で2人が語り合っている内容（時間軸がズレてる描写）→クリスマス事務所の話は今年（ズレてない）なので×
・メタ視点、二人がお話を外から俯瞰して見てる→ありえなくはないけど意図が分からない。俯瞰視点になる意味が分からないと思考放棄と同じ△
大穴
半分冗談ですが、
「holidayで信号機を渡った後GIFTを経て二人はホテルで愛を確かめ合った。そのときからピロートークまでに行われた会話」というのはどうでしょう？
→直接描写できないからぼかした表現になるのは分かる。妥当性〇
恋人になった2人が出会いからを振り返るのはエモい。妥当性〇
いや、告白されるのは夢だったじゃん×
うーん
…いや、待て。HOLIDAY→GIFTルートではREMは過去もしくは別ルートでした。
…あれ？矛盾しないかも…？