モブプログラミング・ベストプラクティスを読んだ
こちらの本を読んだ。
なぜ読もうと思ったのか
読もうと思った動機
夫の会社ではモブプロを行っていると聞いて興味が出てきた。
現在のチームでは技術の継承がうまく行ってないことを実感しておりなんとかできないのかなと思い読んでみることにした。
加えて大学院のPBL活動ではソフトウェア工学を先行しアジャイル開発を試すことになりそうだった。モブプログラミングを取り入れみんなでレベルアップができれば良さそうだと思い事前に読んでおくことにした。
どういうことを学びたかったからか
モブプロのやり方。自分は作業を見られているのが嫌でちょっと緊張してしまいモブプロに対して恐怖を抱いていた。それでもなおモブプロがよいと思うのは他人から学ぶことができるからだと思う。
リモートで働くことなかで、同僚から学べることは多いと思う。そういう機会を逃しているのではないかと思った。
内容について
目次
概要と切り口
モブプロをなぜ始めるのか、モブプロをどうやってチームに導入するのかというところから、モブプロを導入しやすくするための物理的な環境構築の話まで入っている
読了までの所要時間
2時間程度。小難しく書くのではなく、話しかけるような文体で書いているので理解はしやすい。
良かったところ
読了後にはモブプロをやりたくてウズウズするような作りになっている。
こんなチームを作れたらどんなにいいだろう・・・と思うけど現実はなかなか難しいんだよな。それでも、ただ楽しく働くために自分ができることはないか探し続ける必要はあると思っている。
この本を読んでよかったことはモブプロ怖くないということだ。どちらかというとモブプロってすぐにコードを書けなくてはならないという圧迫感が合ったのだけど、そんなことはなくて悩むところはみんなで悩んで相談してフライトシュミレーターのようにみんなでゲームをするような感覚でやれると最高なのではないかと思った。
モブプロ成功の基準が明記されている
たとえモブプロを始めたとしても、継続するべきかどうかが悩むポイントだと思う。自分はやりっぱなしの体質で振り返らないので下記のような基準を作れば良いと明記されているのは助かる。
モブプログラミングのコツと実践方法がわかりやすい
モブプロの導入の仕方、旗振り役をやるときのコツなど、著者自身が苦労して取り組んできたんだろうな・・・という点がわかって勇気が出た。
気がついたこと
チームの人間特性によってモブプロできるかどうかが変わってくる。
業務でも学習でもやっぱり協業はチームの人間によってうまくいくか、いかないかが決まってくるな・・・・と思った。
このあたりに絶望的な事が書かれていて、そもそも協調性の低い人間が交じるとできなさそうだなとおもった
特に大学院は卒業研究の代わりにPBL型の学習を行う。ここで大事になってくるのは協調性だ。これが多い人と一緒の研究室を選んだほうが良いことは目に見えている。
事前に先生と相性があいそうか確認するのはもちろん大事だが、一緒のチームになりそうな人はどんなタイプの人が多そうなのか事前に知っておきたかった。だからこそ、自分で情報交換をしましょうと打ち明け、リアクションスタンプの押され方、周囲の反応を取る方法など、自分と相性が合いそうかを見ていた。PBLが決定した今、問題なさそうな感じがする。
初心者とエキスパートの違い
ここのコラムは自分にとって衝撃だった。自分は全然初心者だし初心者と名乗ってもいいなと思った。