図書隊員になりたかった私
前略
読者の皆様お元気ですか?
私は元気です。
さて、あなたは図書館戦争を読んだことがありますか?
私の道標を皆様に共有したいと思い、筆を取りました。
私が、図書館戦争に出会ったのは中学生の頃。
読書好きの私ではありましたが、擦り切れるほど読んだのはこの本だけだと思います。
郁ちゃんに憧れて、図書隊の代わりに自衛隊に職業体験に行き、大学生になったら通信で司書資格を取ろうと心に決める、中学生の私。
本を守ることに憧れて、タンスの奥から出てきた状態の悪い父親の本を必死に磨いて今でも保存している、私。
カモミールティーを飲む二人が忘れられなくて、カモミールティーを見つけるとつい飲んでしまう、私。
ふと思いつくものだけでも、これだけの思い出があります。
全ての物語が、私の血となり肉となっていますが、いつも心に留めていることが2つあるので紹介したいと思います。
<前例を作らないこと>
これば玄田隊長が言っていたことです。確か、4巻の当麻さんの物語の始まりだったと思います。
前例を作ることで、次から次へと侵食されてしまう。だから、前例を作ることはいけないんだというお話でした。
最近の自分は、前例を作りまくりのまくりで、玄田隊長の言葉の重みを、ひしひしと感じているところです。
<大切な誰かに恥じない自分でいること>
小牧教官と毬絵ちゃんの物語は、ドラマにもなりましたね。
私には、まだ、大切なパートナーがいなかったので、
“ 自分に恥じない自分でいたい ”
そんなことを思いました。
こんなことを思ってから、何年も経ちますが、今でも私のモットーとなっています。
私もパートナーに出会いたいものですが。
こんな話をしていると、また図書館戦争が読みたくなってきました。
今読むと、新たな発見だけでなく、現実になってしまっていることもあると思いますが、想像するだけでもわくわくしてきました。
まだ、読んだことがない方一度読んでみて下さい。
読んだことがある方も、もう一度読んでみて下さい。
きっと、あなたの道標になってくれることと思います。
草々
海鈴 桃兎
P.S.
私の推しは緒方副隊長です。皆様の推しは誰ですか?