ソリチュードタウンの死神を終えて

2023.5.20〜5.28
空想嬉劇団イナヅマコネコ
作品No.4「ソリチュードタウンの死神」

無事全公演終演しました!

Windyチーム集合写真


期間中ご来場いただいた皆様、
エールを送ってくださった皆様、
本当に励みになりました。ありがとうございます😊

もう同じメンバーで舞台に立つことはないのかと思うと、Windyチームの温かさが恋しくて絶賛ロス中でございます。

この儚さが舞台のいいところでもあるよね、と千秋楽後にジローさんと話した事すらエモい。

千秋楽から3日経ち、(3日しか経ってないんか、、!)
泥のように寝て体力も回復しつつあるので少しずつ綴っていこうと思います。


昨年のオーディションから始まったソリチュードタウンの死神。
ありがたいことに、過去のミア・ギルバートという役をいただきました。

今まで女っぽい役しかやったことがなかった私にとってはかなり挑戦でした。
(ビジュアル撮影の時に銃を持ったら岡本さんに「ミアはそんな峰不二子みたいな感じじゃないよ!笑」と言われたのはいい思い出)

芝居の作り方やアプローチも、今まで学んできたものとは180°違うもので、
(どちらが良いとか悪いとかではなく)
本当にたくさん勉強させていただき表現の幅が広がったように思います。

稽古で個人的に苦労したこととかはここに書かずとも自分の中ですごく身になっているので、
出演できてよかった。
この一言に尽きます。

「この作品に命をかけている」と言い切りクオリティを追求する岡本さんの元で
素晴らしいキャストの皆様と一つの作品を作り上げる事ができたこと
とっても貴重な経験をさせていただきました。


この作品に触れる中で、
「自分は誰の死神なんだろう」
「自分の最期には誰が迎えに来てくれるんだろう」
「今まで正しく生きてこられただろうか」
「正しいことをして正しく生きる、ってなんだろう」
とか色んなことを考えました。


(作品の設定上は死神は一度きりだけど)
私は迎えに行きたい人が1人だけじゃないし、
私の最期に迎えに来てくれるであろうかわいい死神たち(今まで飼ってきた猫たち)を想像したりなんかしてクスッとしたり

世界が本当にそんなふうに出来ていたら、
なんだか生きていくのって悪くないなぁと思ったりしました。



死ぬこと自体が怖いとはあまり思わないけど、
いつ終わるかわからないからこそ、
いつ終わっても自分が信じる「正しさ」に胸を張れるように生きていきたい、と思います。

そして、SNS含めたくさんの感想を目にして、
改めて演劇の存在意義を感じることができました。

別に演劇がなくたって世界は成り立つけど、
それでも演劇でしか届けられないものがあると信じています。


演劇だからこそ人の心の深いところに刺さるメッセージを、これからも届けていけるように
貴重なお金と時間をかけて会いに来てくださる皆様に、お芝居で返していけるように

精進していきます。

最後にはなりますが、
改めて、
脚本演出の岡本さん
空想嬉劇団イナヅマコネコの劇団員さん
素晴らしいキャストの皆様
スタッフさん
温かい拍手を送ってくださったお客様

心からの感謝を込めて
ありがとうございました!!!


次の舞台に向けて、また一歩進みます🔥

次回出演舞台は9月!
下北沢小劇場B1にて、「幸せな時間」に出演します!
ガラっと変わって峰不二子みたいな役です(違う)

劇場でお会いできるのを楽しみにしています☺️💗

2023.05.31 山田麻鈴

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