幸せな時間を終えて
T1Project MEMORY3部作
「幸せな時間」
全7公演、無事終演しました!!!
劇場に足を運んでくださったお客様、
温かい拍手や感想を誠にありがとうございました。
誰一人欠けることなく、このメンバーで千秋楽を迎えることができて幸せでした。
最終公演の2時間前、舞台上に集合した時に脚本演出の友澤さんから
「いつかまたこの作品を再演することになったとしても、全く同じメンバーを揃えることはもう出来ない。このメンバーで一つの作品を作ることが出来るのは本当に今回が最後だから、大事に丁寧に役を生きるように」
というお話があり、さらに気が引き締まりました。わかってはいたけど改めて最後だと思うと寂しくてちょっと涙が出そうになりました。舞台は儚い。
この作品のテーマでもある「生きること」。
これについてすごく考えさせられた期間だったなぁと思います。
何があっても生きろ、自分で死ぬな、神様からもらった命を粗末にするな、というストレートなセリフは綺麗なようですごく重い。
私が演じたレイコさんが、不遇な人生なのに死を選ばないのは、「いつかは必ず死ぬから」。
『どんな人生を生きたって、いつかは死んじゃうんだよ。歳を取っても、取らなくても。いつか必ず。』
と言っていたように、
人それぞれタイミングは違えどその時が来れば必ず死ぬから、
男に殴られても、知らない人に抱かれても、生きてる意味がわからなくなっても、ただ生きてる。
これって時代背景からくる死生観も少なからずあるから、今を生きる人全員が共感できる内容ではなかったかもしれません。
でも、人の温かみや愛情や人情など
時代が変わっても変わらないものも確かにあって。
幸せを測るものさしなんて人それぞれ違うけど、お金とか地位とか名誉より、
もっと日常に目を向けて生きていけば幸せってたくさんあるのかもしれない。
私はこの作品に触れて、
「信念を持って生きるっていいな」とか、「辛い時は"とりあえず”で生きててもいいんだな」とか思えました。(他にも色々あるけどね!)
それってずっと持続するわけじゃないかもしれないけど、もし途切れたらまた芝居を観ればいい。
そうやって芝居に触れ続けることで救われている人や考えが変わる人が他にもいれば、
それが舞台の存在意義のひとつだし、私はそういうのをずっと届けていきたいと思っています。
T1Projectで素晴らしい仲間に出会い、幸せな時間という作品に出会えたことに改めて感謝。
関わってくださった全ての皆様に、
心から、ありがとうございました💐
相良レイコ役/山田麻鈴
⬇︎以下、フォトギャラリーと化します(笑)
また皆さんとご一緒できますように。
精進します!!!
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