マルセリーノの歌
ずっと探していた音源がみつかった。
小学生の時に、大好きでいつも聴いていたキングレコードのクリスマス🎄歌集2枚組みか3枚組シングルレコードの中の一曲「マルセリーノの歌」
1955年製作のスペイン映画
「汚れなき悪戯」
(原題はMarcelino Pan y Vino マルセリーノ パンとワイン)
の挿入歌だったことを何年か前に音源を探している時に知った。
探しても探しても出てくるものは大人の男性が歌っている映画のサントラバージョンのものばかり。
私がいつも聴いていた、スペイン聖十字架少年合唱隊が歌っているものがなかなかみつからなくて、諦めていた時に思いがけずみつかったので本当に嬉しい。
聴いていたキングレコードのクリスマス🎄歌集のシングルレコードと同じ音源が収められているCD
「決定版!天使のハーモニー」
(キングレコード B00008OJUM)を購入し、早速聴いてみた。
ソロを歌っているマルセリーノ・ガリエーゴ・ロペス君の歌声。
透き通ったガラス細工のような、耳元で心地よく鳴り響く小鐘のような、触れると溶けてしまう小雪のような美しさ。
私がはじめてボーイソプラノの歌声に接したのが、このロペス君の歌声なので、その後、ウィーン少年合唱団やパリ木の十字架少年合唱団のボーイソプラノの歌声を聴くことになっても、この時のロペス君の、少年の儚さの中にもにスペイン語のどっしりとした芯の強いものを感じる歌声にはなかなか出会えなくて、「あの時のマルセリーノが聴きたい!!」と熱望してやまなかったので、本当に嬉しい。
ロペス君、なんて呼んでいるけれど、小学生の時の私が聴いていた時に少年だったのだから、私と同じか少し年上かもしれないので、今はおいくつになられているのかわからないけれど、お元気で暮らしているといいな、と思う。
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