見出し画像

不倫相手との再婚2

そんな不倫状態から12年が経とうとした目前の彼の誕生日。

毎年2人でお祝いをしていたが…まさかの断りが入る。
しかも家族のいる街に帰るというのだ。

何年も嫁と関係がないと言えどやはり夫婦だ…しかも彼には息子もいる。

私の知らないところで連絡を取っていてもおかしくはなく…家族の元へ帰るのかと不安がよぎる。

何度も聞いた…なんであそこに帰るのかと

これ以上不安にさせたくなかったのか彼は白状した。

離婚届を出し、お前にプロポーズしようとした…

何で急に?
私は嬉しいより先にこの気持ちになっていた。

連絡はとってないと言っていたはず…
やっぱり知らないところで繋がっていたんだと思うと悲しい気持ちにもなった。

ただ…彼が離婚すると重たい腰を上げてくれていたのも事実だ。

もう連絡とっていようと何だろうとかまわない。

彼の妻になれる!
嬉しくて仕方なかった。

嫁と絡むことを極端に嫌がる彼。
おそらく精神的にも参っていたと思う!

ここさえ乗り切ってくれれば、私が支えになる!
今までとは違う形で支えになれる!

ちゃんと離婚できることただそれだけを信じ、当日を迎える。

彼…嫁の元へ

当日どんな流れで、どこに泊まってなどなど私は聞かないことにした。
おそらく嫁の元には帰らないはず。
そう信じて…

長い長い時間だった。
連絡もあまりなく…不安だった。

昼前…
届を提出しましたとライン

安堵と彼の精神状態の不安から溢れる涙。

その日の夜…私は彼がいる街に飛んでいった。
どうしても会いたかったから。

会った彼は思ったより元気だった。
安心した。

この日から淡々と入籍日や、一緒に住む日を決め、いろんなことに動き出した。

晴れて不倫卒業です!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?