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はじめての自探ぬい作り日記
全く裁縫などやったことのない人が、唐突に思い立ち、昇華転写サービスを利用して一週間でTRPG(CoC)の探索者のぬいを作った記録です。
日記として残しておきます。
ヘッダー画像は左が練習用の素体、右が完成品です。
結論のみ端的に
・所要時間 データ作成と裁縫含め一週間で二体 実作業時間は30時間程度
・かかった費用 昇華転写布代+道具代+装飾パーツ込みで一体3500円程
・グッズプロ様が行っている昇華転写サービス「ぬいプリ」を利用
・たきゅーと様より本体、服ともに無料配布されているぬい型紙をアレンジして使用
以下は散漫とした記録です。
①練習
YouTubeで流れてきたぬい作成の動画を見て、唐突に自分も作りたくなり、押し入れにあった小学生時代の裁縫箱を引っ張り出し、足りない道具と布をセリアで調達。
ぬい作成動画を繰り返し視聴しつつ、配布された型紙をそのまま使用して、まずは基本的な素体ぬいの作成を試みました
上記の動画は工程一つ一つの説明がとても丁寧で、初心者でもなんとか完成させることができました。型紙もシンプルで小さくてかわいい、なんとか手縫いでもできそうだと思い選びました。
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型紙を裁断、型紙を布に書き写し再び裁断、縫い合わせて綿を詰め最後に頭と体をくっつけて完成。
なるほど、一回作ると今まで不鮮明だった作りたいぬいのイメージが具体性を帯びました。
しかし、反省点もいくつかみつかりました。
・縫い目が目立つこと
・顎のラインがまっすぐでない、後頭部と髪のダーツの位置がずれている
・髪のぬいしろがはみ出ている
縫い目は糸の色を布に対して目立たない色で縫うこと、より細い糸を使うことで対策します。
顎、後頭部、髪などの頭周りのずれは、どうやら待ち針がうまく刺さっておらずしつけの段階でずれていたことが原因のようです。
後頭部と顔を縫い合わせるときは太い針を使い、合印を意識して縫うことで対策していくことにします。
②昇華転写用の原稿データを作る
なんとか裁縫のための道具が揃ったところで、今度は「布」の準備に取り掛かりました。
ですが、ぬい作成のうち自分が最も壁に感じ悩んでいたのが、ぬいの「顔」をどうやって表現するかでした。
というのも、裁縫ど素人の自分にはぬいの顔で使われる刺繍は難易度が高く、思った仕上がりになるかどうか不安で手が出せずにいました。
そんな中、練習でもお世話になった、たきゅーと様の動画にて「昇華転写」というものの存在を知りました。
しかもグッズプロ様ではその昇華転写を代行してくれるサービスがあるとのこと…!
【🧸✨ぬいプリNew情報✨👕】
— 〈公式〉グッズプロ/ぬいぐるみ生地 (@goods_pro) January 22, 2025
写真や、イラスト、ぬい型紙などを直接ソフトボアにきれいに印刷できる昇華転写サービス
【ぬいプリ】🙌
皆様はもうご利用になられましたか?
今回お客様のご要望から、なんと‼️
ナイレックス生地の表裏お好きな面に印刷できるようにパワーUPいたしました🤩💪💪✨… pic.twitter.com/ugsntI5uCp
早速調べたところ、予想よりお手軽な値段と入稿方法で昇華転写をしてくださると知り、これだ!と思い立ちました。
これなら刺繍ができずとも、データさえ作れば思い通りの顔を布に印刷できるはずです。
そう…データさえ作れたら…。
🖊原稿データを作成
そこから原稿作りが始まりました。
今回利用する「ぬいプリ」はなんと入稿データがPNG、JPEG形式でもOKという懐の深さ、テンプレートも前述の形式だとなしという自由度がとてもありがたかったです。お値段も50×50㎝のMサイズの布に図柄を詰め放題で一枚で2655円、布の相場は分かりませんがこれでぬいぐるみを一体作れると思えば破格の金額に思えました。何より複数の色の布を買う必要がないのです。
「ぬいプリ」で使える素材は「ぬいれっくす」と「クリスタルボア」
今回は折角なので服と顔は印刷が綺麗に出そうなぬいれっくす、髪と後頭部はふわふわで触り心地をよくしたいのでクリスタルボア、という風にMサイズを2枚依頼することにしました。
🖊原稿データを作る際に気を付けたこと
そこからはたきゅーと様から配布されている型紙をアレンジしつつ、お絵かきソフトで原稿データをひたすらに詰めていきました。
当然ながら裁縫初心者には型紙からぬいの完成品をイメージすることは難しく、終始頭を悩ませていましたが、失敗すればまたやり直せばいいの精神でなんとかデータを作り上げました。
そのなかでも以下の点を意識しました
・小さいぬいぐるみなので線は太めに
・服は全て印刷、ではなく一部のパーツは分けて表現する
・目口は左右反転して違和感がないかを確認
・細かい部分は思い切って省略、印象的な部分を強調する
・解像度とカラーモードに注意(ぬいプリ指定の解像度を守りカラーモードはCMYK)
・余ったスペースには予備の布として色を塗ること
等を守りつつ、悩み抜いた結果なんとか原稿を完成させ、緊張しながら入稿を行いました。
③いよいよぬい作り本番
そこから注文した「ぬいプリ」の納品までは、たきゅーと様の動画
を見たりしてせっせとイメージトレーニングに励んだり、セリアで服部分装飾用のビーズ、フェイクレザーパーツなどを集めたりして納品を待ちました。
❕予想外の事態
入稿から三日後、グッズプロ様より連絡があり、なんと三日前に入稿したばかりの「ぬいプリ」が完成し、発送されたとのことでした。
商品説明や注文メールには七営業日後の完成発送予定と記載されており、制作に取り掛かれるのは一週間ほど後だろうと思っていたため、びっくりしました。
ですが、内心布が届くことを心待ちにしていたため、予定より早めに取り掛かれるのは嬉しい誤算であり、結果的にそのあとのモチベーションアップにつながりました。
❕ぬい作り開始
布が届いた当日から、作業を開始しました。
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練習の時の反省点を思い出しつつ、ひと針ひと針丁寧にバランスを見ながら手縫いで縫い合わせました。
ここからはしばらく集中するあまり写真を撮っていませんでしたが、後頭部とは別に後ろ髪のハネを挟むように顔と縫い合わせ、綿を詰めて、前髪をボンドで貼り付ける方法を採用しました。
頭が完成したら綿を詰め、身体と頭を縫い付けて、マントと服の装飾を付けたら…
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練習で課題だった縫い目や頭のバランス、顎のラインを意識したおかげかよりうまくいった気がします。
慣れない作業の連続でしたが、完成すると出来の良し悪しに関わらずとても愛着が湧き、何枚も写真を撮ってしまいました。
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④振り返り
今回のぬい作りには個人的にはとても満足していますが、反省点もあるため、まとめておきます。
😿反省点
・昇華転写は白地の生地のため真っ黒の生地を作るには向かない(しっかり縫うと白地が見えてしまう)
・しつけぬいは丁寧に
・ぬいしろの幅を守る
等、です。今後は黒髪は昇華転写は使わず最初から黒い生地を使うことにしようと思います。あとはしつけが雑なせいで髪が歪んでしまった部分があり、次は焦らずしつけをしていきたいです。
昇華転写自体とても便利で発想次第で色んなことができる技術だと感心しており、またぜひ「ぬいプリ」を利用したいと思います。
ぬいしろの幅がどんどん狭くなってしまったところがあり、形が広がってしまったので、次はしっかりと一定のぬいしろ幅を意識しようと思います。
⑤最後に 買って良かったもの一覧
裁ほう上手、これなしでは完成しませんでした。チューブタイプがおすすめです。
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セリアのハンドメイド関連商品の豊富さには頭が上がりません、他にも服のパーツやビーズなどはセリアで全て揃いました!
ここまで読んでいただき感謝です。
自分用の記録ですが、何かの参考になれば幸いです。
みんなも作ろう自探ぬい。
自分もまたリベンジしようと思います。
ありがとうございました。
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