古参という名前のモンスター

前回アンリーについての記事を私なりの所感で書きましたが、今回は『古参』について色々と考えてみたいと思います。

アンリーと古参はある意味で背中合わせの様な存在かもしれないなーと最近思うようになりました。それは行動原理や実際の行動・言動がとても似ているからなのですが、というか前回のAさんもアンリーでそして古参アピールの過ぎる人だったから私の中で一致してしまっているという処が大きいのかも。

ということで前回がAさんだったので今回はCさんとでもしておきましょうかね?、Cさん(仮名)について書いてみたいと思います。

どうして古参は新規を見下してしまうのか?

Aさんもそうでしたが類に漏れずCさんもとあるBIGヒット曲以降にファンになった皆を『新規』と括って語る人です。前回も少し触れましたが今年10周年になるグループの活動の内前半4年までにファンになった人が古参で、後半6年の期間にファンになった人を新規で括るのって中々の暴挙だと思うんですけどそこは無視なのがホント趣深い~と無の表情になりますね。

今年10周年になるグループはこのコロナの騒ぎが無ければ大々的に記念の年を様々な趣向で祝う予定でいました。が、現状はSNSなどを駆使してのオンラインでの限定的な活動を強いられている状況です。それでも精一杯ファンを想いオンラインライブやSNSでの情報発信をしてくれている推しには感謝の気持ちしかない。本当に素敵な推しを推せて幸せ・・・!となるのがまあ通常のファン心理ではないのかと思うのですが、ここでメンバーのある一言が古参であるCさんの『何か』に引っ掛かったらしい。

その一言とは何か?

それは10周年を迎えてのメンバーへのインタビューでの「デビュー当時を知っているファンはもういないんじゃない?」というニュアンスの言葉だったらしい。これにCさんは『昔からのファンの存在を消されてしまうような発言は悲しい』と。そして更にこう続くのです『でも反対に昔からのファンに向けての発言が新規さんには寂しく思わせてしまうなんて難しいし悲しい』と。

コレ、一見どちらも慮る言葉の様に聞こえるけれどよくよく考えたら只の古参アピールじゃないの?と気付いて何とも言えないモヤっとした気持ちにななりました。が、いやいやもしかしたら本当に新規のファンのことも考えてくれているのかもしれないじゃないか!?と思い直そうとしたけれど新規と古参に分けて語っている時点でただの差別主義者だったわと原点回帰しましたとさ。

こういうパターンの言動がCさんは本当に多くて、こと有る毎に「古参と新規の溝って何とかならないのかなあ」という様な、古参の私だけれども新規のことも考えているんですよ、みたいなアピールがちょいちょいある。本人は無意識なのかもしれないけれどそれってかなりヤバめの古参アピールですよ?

何故わざわざ古参アピールをしなくてはいけないのか?

上記の様なCさんの発言や行動。これ、デビュー前のオーディション時代から今現在までを同じ熱量で追い続けていたら、多分わざわざ古参アピールなんてしていないんだろうなと思うのですよ。

それじゃあ何で古参アピールしているの?という疑問が浮かぶ訳なのですが、それは多分推しの『ソロデビュー』が関係しているのだろうなと思うのです。

Cさん自身が公言しているので疑う余地は無いんですが、推しの10年のグループ活動期間の内、Cさんには熱心に追っていない空白の期間があるんですよね。BIGヒット以降のある一定の期間、熱心なファンではない時期があって、けれども推しのソロデビューという機会を得て出戻ったんだろうと想像できる訳です。

推しのソロデビューは数年前になるのですが、ここでファン歴がリセットされるような錯覚を覚えたんだろうな・・・と。BIGヒット以降にファンになった新規の人も、デビュー前のオーディションから追っていた人も、推しのソロデビューという機会に立ち会った皆はそこから同じくソロである推しのファンという同じスタート位置に立った。

ここで差別化を図りたかった自称『古参』の人達。同じスタートかも知れないけれど、でも私はグループをデビューから、何なら推しはデビュー前から推してるんで!という謎のマウントを取ることで追えていなかった空白の期間を有耶無耶にしたかったんだろうなーと。

だからなのか、やたらとBIGヒット曲を下げる言動を繰り返すのがAさんもCさんも同じなので笑えますね。まさかと思うけど同一人物じゃないですよね?

BIGヒット曲があったからこその現在

お気付きかとは思いますが、私はそのBIGヒット曲からのファンです。その曲が無ければきっと今もファンにはなっていなかっただろうし、そんなのは想像するだけでゾッとするので本当にその曲には感謝しかない。今も大好きな曲です。グループを超人気グループへと押し上げ、活動の幅を広げることに貢献したその曲は本人たちにとっても大切な曲に違いありません。

実際「ヒット曲が欲しい」と切望していたグループにとって、念願のBIGヒット曲だった訳ですし。

けれど、その曲のせいでグループが変わってしまったとCさんは言います。BIGヒット曲前のアルバムの曲を称賛する言葉や、以前のライブが良かったという様な感想を述べるのです。現在のグループの活動や曲の傾向が気に入らないというのはそれはもう好みの問題なので仕方が無いのだろうと思う。けれど、今現在の推しを取り巻く状況も、推しのソロデビューも、そのBIGヒット曲が無ければもしかしたら成し得ていなかったのかも知れないのに。

当たり前のことですが現在の状況は過去から続く様々な要因から発生しているものです。その過去を否定しながら自分の好む現在の部分のみをピックアップする神経って・・・。しかもそれで古参と嘯く。

AさんもCさんも、推しを好きなんじゃなくて推しを熱心に推している自分が好きなんだろうなあという印象。じゃなきゃわざわざ古参アピールなんて必要無い筈で。そんなアピールは自分の自尊心を満たす為の、他人にとっては何の興味も無い下らない話なんだもの。

100歩譲ってヒット曲以降の活動を下げる発言をしなかったらまだ良かったんですけどね。古参アピールにヒット曲下げのセットは一発アウトです。

最後になりますが、どんなに丁寧な言葉遣いで一見耳障りの良く聞こえる言葉を並べても滲み出る根底にある意地の悪さが出てしまっているんだと早く気付けると良いですね?、という言葉をCさんにはお送りしたいと思います。

ここまで読んで頂いて有難うございました。

まりも