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夜を日に継ぐ|2020年7月12日・13日の日記
夜を日に継いで文字を読む。文字を書く。わたしのまわりは文字ばかりだ。もじもじもじもじもじ。文字は、ことばは、万能であるかのような顔をする。
歌ったり踊ったりするのと(多くのひとにとっては)ちがって、しゃべったり書いたりすることはあまりに日常的なことなのでだれにでもできるような気がしてしまうが、これもけっきょく技術である。わきあがる感情をゆびさきから表出する、かたちのない思考を順序だてて出力する、でてきたものをながめてそうじゃないんだとうなだれる。くりかえし失望しながら、いまのわたしに届く限界の1mm先をめざすしかない。
言葉なんて役に立たない。言葉を使って物を考えようとすると、いつも結局どうどうめぐりをしてしまう。
江國香織『ウエハースの椅子』
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ところで画像の色の違和感すごくないですか? 電車の路線はぜんぶ色で認識しているから完全に混乱する。赤が抜けたとしてもこういう色にはならない気がするのだけど(特に日比谷線)。もとはどうだったのだろう。
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2020年7月12日
3時まえ就寝、10時ころに目ざめる。重力を感じる。しばらく起きあがらない。
暑い日。11時から打ち合わせ。キーボードを打ちつづけるだけの仕事がしたい。世が世ならタイピストが天職だったかもしれない。タイプライターは打ったことないけど。タイプライターってどこにあるんですか?
14時すぎから近所のスターバックスにいって、いちごのやつ(ごろっと)を飲んだ。作業をすすめる。
移動する時間になった。夜は練習。
この練習がいまのくらしでいちばんたのしい時間。歌っているあいだ、わたしのからだと思考はひとつで、息を吸って吐くことが価値をもち、いまに集中し、ひとあし先をよもうとし、失敗をふりかえらず、一節ごとにすこしでも成長しようとする。それでもできないことのほうがはるかに多いが、不安に押しつぶされそうな日々のなかで、歌っているあいだだけは……なんだろう。うまくいえない。うまくいう必要なんてないのだけど。むずかしい曲と四つに組んで、けっきょくバッハがわたしを支えている。
ごはんをたべて帰る。週末はまたたくまにすぎた。
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2020年7月13日
3時半就寝。10時に目ざめたとき、iPhoneの画面に「月曜日」と表示されているのをみておどろいた。日曜日の次だからといって月曜日がくるとは。
10時半始業。もくもくと仕事。耳栓をするようになって、耳栓をしていないと集中できないようになった。耳栓をするひとは神経質なのかと思っていたけど、どうやら必ずしもそういうわけではないらしい。頭の芯までしんとするような集中(洒落ではない)を疑似的にあじわえる。ただ安ものなので耳がいたくなる。休憩もかねて外せばいいか。
お昼やすみは掃除、ごはん、すこしだけ本を読む。ニュートリノが名前をえた。
19時半すぎに仕事はおわり。今日できることは今日する、そういうあたりまえのことがあらためて身にしみる。
ごはんを炊く。イマラジをききながらたべる。意識的に咀嚼する。30回。いつもよりすくない豚キムチで満腹になった。噂はほんとうだったんだ。
ラジオをとめて、文字を打ち、文字を読んだ。すこしばかり職能をつかうことがあってもいいだろう。さいきんは仕事中以外はずっとなにかしらの音声を流していたので、静かになると、静かだなあと思う。夜は雨が降った。
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メモ
食事
https://scrapbox.io/marimo-alt/2020年7月12日にたべたもの
https://scrapbox.io/marimo-alt/2020年7月13日にたべたもの
日課
・床の拭き掃除
・首、肩甲骨のストレッチ
・スクワット 20回 3セット
・湯船につかる
ラジオと動画
・オモコロチャンネル
・野田せいぞとらむ屋敷のラジオ(仮)(〜#4)
・イマラジオ(~#47)
・匿名ラジオ
読みもの
・鈴木厚人『ニュートリノでわかる宇宙・素粒子の謎』
・『日本国語大辞典』をよむ(今野 真二) | 三省堂 ことばのコラム
──第31回 ユニセフとユネスコ