観劇「無伴奏ソナターTHE Musical」と平間壮一さんのこと。
平間壮一さんが好きなので、ほぼ予備知識なしでの観劇でした。
こちらの作品は劇団「キャラメルボックス」で何度も再演されている人気作とか。
平間さんの作品を初めてい観たのは、「Indego tomato」でした。
その後のブランク。
今回の観劇に至る。
そして、今後・・・
☆平間さんといえば、代表作は「RENT」なのかもしれませんが、残念ながら私は未見でして。初めて平間さんを舞台で拝見したのは、2019年の「indego tomoto」でした。きっかけは地元公演で剣幸さんが出ていたから観に行こうか?という、単純な理由。
きっかけは剣さんでしたが、まず「indego tomoto」という素晴らしい作品に魅せられてしまいました。平間さん演じる少し障害がある主人公が、自分らしく生きようとする姿そして周りの方々の優しさに感動!ダンスや歌のシーンもあったのですが、平間さんダンスも歌も上手い!そして細かい感情表現をされる平間さんの演技にすっかり心を動かされました。
☆その後観劇の機会は無かったのですが、もう一度平間さんの舞台を観たいという気持ちは持ち続けていました。
☆今年に入り、「テラヤマキャバレー」を見る機会があり、平間さんが三島由紀夫を演じていらっしゃったのが印象的でした!今回の舞台の情報を見たときは、これは絶対観たい!と思い、大阪公演のチケットを取りました。
前日にバスツアーで宝塚を観劇したのですが、少し物足りなくて・・・(前回の記事に書いています)
☆公演当日の午前中は京都に住む姪の赤ちゃんに会ったりしていましたが、午後は早々に劇場に向かいました。最寄り駅の森ノ宮には早めに着いたので、駅の近くのコーヒー館で一休みです。
☆今回はVpassで取ったチケットでしたが、かなり良いお席で、オペラなしでも十分楽しめる席でした!(ラッキー^^)
舞台転換無しのワンシュチエーションでの上演なのですが、小道具を変えることによって上手く場面を演出されていて、素晴らしい!
もして平間さん、ほぼ出ずっぱりです^^;!
☆2歳の時に音楽の才能を見出されて、両親から引き離されて森の中で作曲をし続ける日々を過ごすクリスチャン。それを支えるのが、家政婦の霧矢大夢さん演じるオリビィア。穏やかで平和な日々を過ごす彼に運命は残酷な仕打ちをします。作曲すること=音楽を奪われてしまうクリスチャン。こんな仕打ちってあるんだろうか?
☆そして次々に色んなものを奪われながらも、相変わらず優しさと純粋さを失わないクリスチャンの姿に涙が出てきました。彼をめぐる人々も、優しい人ばかり。
カフェのマスターや店員、ぶどう畑で働く人々のひたむきさにもジーンと来ます。
☆一見冷たく容赦ない裁判官のような「ウオッチャー」の存在も、シーンが進むにつれて、色々な葛藤があることが明らかになります。彼にもつらい過去があり、今の彼になったという辺りにもう心がぐらぐらです。ラストシーンは今思い出しても、ジーンと来てしまいます。
☆平間さんの微笑みが哀しくて切ない。あの微笑みは忘れられません。
観に行って、本当に良かったです!!久々に心にちくちく痛いお芝居でした。
☆今後の平間さんの出演予定が立て込んでいて、9月にはブロードウェイ・ミュージカル「IN THE HEIGHTS」、来年は「ワイルド・グレイ」など。とても全部は見切れないと思いますが、できるだけ彼の舞台を観たいと思います。