アナログカードと連携可能?!特許から見るポケカアプリ徹底予想!!
このnoteは、「Pokémon Trading Card Game Pocket」について2024年5月23日現在までに発表されている公式情報や公開特許公報をもとに、アプリの機能や仕様を筆者が予想するものです。
実際にリリースされるアプリの機能や仕様とは異なる場合がありますのでご了承ください。
※「Pokémon Trading Card Game Pocket」は任天堂株式会社の登録商標です。
※「ポケポケ」は任天堂株式会社、株式会社クリーチャーズ、株式会社ゲームフリークの登録商標です。
1.ポケカアプリとは?
正式名称「Pokémon Trading Card Game Pocket」。通称「ポケポケ」。
2024年2月27日に公開されたポケモンプレゼンツにて発表され、世界中に衝撃を与えました。
美麗なグラフィックと躍動感たっぷりなカードデザインに加え、対戦、交換、イマーシブカードなど様々な要素がすでに公開されています。
とくにイマーシブカードは一番の目玉機能と言っても過言ではなく、カードイラストの世界に飛び込むような感覚を体験できます。
ポケポケは現在、株式会社ポケモン、株式会社クリーチャーズ、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)の3社で開発が進められており、リリース時期は2024年内とアナウンスされています。
2.用語について
このnoteでは後に解説する特許公報に合わせて、紙のポケモンカードゲームを「アナログ版」、ポケポケを「デジタル版」と呼ぶことにします。
3.ポケポケとアナログカード
対戦、交換、イマーシブカード。
すでに公開されている情報だけでも十分楽しみですね。
しかし、どうしても気になることがあります。
それは、
「アナログカードとのつながりはどうなる?」
ということです。
もしもアナログカードとデジタルカードの連携が実現すれば、これまで大切にしてきたお気に入りのカードをポケポケでも使えるようになるでしょう。
ほかにもデッキ管理機能の実装やリアルとアプリを連動させたイベントなど、可能性が無限に広がります。
それに、アナログ版ポケモンカードは89の国と地域で販売されている世界的なトレーディングカードです。
ビジネスの面で考えても、この市場を活かさない手はありません。
つまりアナログとデジタルの連携はポケポケが成功を収めるうえでとても重要な鍵となるのです。
実はこのアナログカードとポケポケの連携は、単なる筆者の妄想ではありません。
「特許」を通して考察すると、実装される可能性がかなり高いことが見えてくるのです。
4.特許とは?
本題に入る前に、「特許」について馴染みのない読者のために少しだけ解説します。
特許とは、新しいアイデアや発明を世間に公開する代わりに、そのアイデアを使ったビジネスを独占できる制度のことです。
日本の場合、発明した人が特許庁に申請することで、発明を特許として認めてもらうことができます。
特許庁に申請された内容は「公開特許公報」として公開され、誰でも自由に見ることができます。
申請された発明は厳しい審査を経て特許となるのですが、それではどのような発明が特許となり得るのでしょうか。
ひとつ、発明が特許になるために大事なキーワードがあります。
それは、【新規性】です。
特許になるには、まだ世の中にない【新しいモノ】でなければならないのです。
それはつまり、特許公報の中には「新商品、新技術のアイデア」が詰まっているということに他なりません。
特許を読み解けば、「この会社はどんな商品を出そうとしているのか?」、「あの商品に新しい機能が加わるのかもしれない!」というのが見えてくるのです。
5.特許から見るポケポケ徹底予想!!
それではいよいよ本題に入りましょう。
2019年、株式会社ポケモンが「カード利用システム、カード利用方法、及びカード利用プログラム」というタイトルの発明を特許申請しました。
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