見出し画像

webデザイナーからデザイナーに向けたNotionを作った話

webデザインチームとビジュアルデザインチームの編成

 私がタイミーにjoinしてからはや半年、当初は無かったコミュニケーションデザイナーたちはチーム編成をすることとなり、
主にグラフィックデザインを担当する「ビジュアルデザインチーム」
webデザイン+コーティングができる「webデザインチーム」
の2つのチームが発足しました!

 今や1,000人規模と急速に成長するタイミーですが、もともとコミュニケーションデザイングループの人数が少なく(今でも規模感にしてはかなり少ないと思っていますが)コーディングができる人材が1名しかいない中、私+もう一名がwebデザイナーとしてjoinし、3名体制にてwebデザインチームがようやく発足しました…!

 という経緯を知り、なんてタイミングよくjoinできたんだ!という喜び+運の良さにありがたさを感じ、もともとwebデザイナーとして働いていたTLへの尊敬+今まで一人で業務を行ってきたことへの驚きも感じました。すごい。。
 私がjoinした際はすでに従業員数が1,000人を超えていたので、印象としては「大企業に就職することができた!」というものでした。なので一人で業務を行っていたという事実に驚愕しました。
 さまざまな業務をお手伝いできてインハウスでコーディングできるリソースが増えることへの喜びを噛み締めております。

中規模プロジェクトでの学び

紙ものデザインを多くやってきたデザイナー

 前提として会社で初めての中規模案件は、会社自体のブランディングを醸成するようなLPでした。ですのでかなり自由度の高いデザイン、コーディングの案件だったと思います。
 それまで自分自身でデザインからコーディングをしていた私にとって、「デザイナー」ががっつり付くコーディング業務は初めてでした。
 やっていく中で私はある種のもどかしさを感じていました。それは「コーディングしやすいデータ構成になっていないな」という部分です。デザイナーは紙ものデザインやグラフィックのデザインがメインだったようで、このようなことになったんだなという納得と共に、今後の運用のためにはデザインする人とコーディングする人がどちらも気持ちよくやり取りできるようなデータ構成、データの作り方をしていく必要があると感じました。
 しかしそれと同時に、コーディングを勉強した私は気付かぬうちに「コーディングしやすいデータが作れるようになった」のだなと自分の少しの成長を感じることもできました。

デザイナーとコーダーの意思疎通の課題点

 LPを制作していく途中で感じたのは、やはり規範がないこと。だからこそコミュニケーション・意思疎通が重要だと感じました。
 デザイナーは、どんなデータを作ればいいのか具体的にわからない。コーダーは、欲しいデータを都度伝えなければならない。このお互いのストレスとなりそうな部分を改善するためにできることを考えた結果、Notionに「デザイナー向けコーディングあれこれ」というページを作ることとしました!
 余談ですが、カンプを見てアニメーションを提案したことを喜ばれたのはとても嬉しかったです!自由な案件では、自分もデザイナーとしてより領域を横断したような動きができればと思っています。

Notionにしてデザイナー向けの資料とした

Notionの書き方

 まずNotion自体が会社に入って初めての利用だったのですが、基本的な部分はなんとなく使いながら把握できました。UI/UXが優れていますね。その時に出来るスキルを使ってNotionを書いていくことにしました。Notionを選定したのは会社の主なデータベースとなっており、誰にでも開けた場所で公開したいという気持ちがあったからです。
 書き方としては大きくセクション分けし、欲しい情報をたどりやすいように意識しました。たとえば「画像」「テキスト」「カンプ」のように分けました。
 あとは自分が中規模LP案件で感じたデザイナー・コーダー間で共通認識が必要な部分を洗い出しし、まず書いてみました。その後、webデザイナーチームの定例にてチェック&FBをしてもらい、正式にまとめたものが出来上がりました。
 webチーム内ではカンプのwidthや最小サイズの統一、画像の書き出しの際に必要なサイズ(当時ちょうどimgタグからpictureタグへ乗り換えようとしていたこともあり)などの話し合いを行いました。

注意すべき点

 まず大前提として、Notionで必要な共通認識を洗い出してみたとはいえ、案件毎にデザイナーとコミュニケーションすることは大事であり、そこでのもやもやや伝わらなさを回避するためのあくまで一助としての資料だというところです。
 必要最低限の設えをデザイナーに理解してもらい、その上で必要なコミュニケーションは取らなければならない+わからなければいつでもコーダーに聞いて欲しいというスタンスで居ます。当時はその「必要最低限の設え」すら無いことに驚き、またもやもやを感じてしまったためにこれは資料を作らなければ…!と感じていました。
 急成長するベンチャー企業ならではの悩みなのでしょうね。。

コミュニケーションデザイングループ内のwebデザイナーとして

ビジュアルデザインチームとのコミュニケーション

 私自身が紙ものデザイナーを長くやっていたため、webデザインチームから伝えなくてはいけない情報・確認しなくてはいけない情報がまだ知識として浅く課題と感じています。
 今回Notion資料を作るに至ったブランディングLPの案件で感じた課題や疑問だったりは資料内で少しは軽減できたかなと思っています。また、今後も案件を通してデザインする人とコーディングする人のギャップを埋めていけるようになれればいいなと感じました。

発信していくということ

 グループ内で発信することはこの会社に入って初めてな気がします。valueとして「やっていき」という精神が強くあるので内気な私でもそこに乗っかれた、のかなと思います。
 チーム内の一助となれたらという気持ちでプラスαの新しいことが少しでもできてよかったなと思います。あまりコミュニケーションに自信がある方では無いので、テキストベースで情報共有ができるという点にはとても助けられたように思います。
 今後も、会社内やグループ内で何か情報をまとたり整理したりして、発信・共有できたらなと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?