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読書感想文

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#読書

透明な螺旋 東野圭吾

うむ・・・ 今回は湯川学が出てくる所謂ガリレオシリーズでいいのかな 元々ガリレオシリーズは面白いが昔は短編が多く 長編がを好むわたしとしては以前から物足りなく感じた 今回のお話はさらに最初から犯人わかったし、伏線も読めたし ガリレオシリーズの悪いところ ただそれを補うためか、湯川学の実の母のお話もある 「実の」というのがポイント つか、湯川の親のことなど気にも留めたこともなく 映像化で福山になってしまってから更にこのシリーズは遠ざかった 原作にいない柴崎コウとかなんなん

フォルトゥナの瞳 百田尚樹

このお話も好きだった 人の命の長さが見えてしまう そんな話は他の小説だったか漫画だったかでもあった。 頭の上にその人の亡くなる年齢が浮かび上がっている、 とかローソクの炎の大きさなんてのも昔見た気がする  確か漫画かなぁ そんな持っていなくても良さそうな特殊な能力 はうれしくない 主人公は他人がどんどん透けて見えてくると寿命が近いということに気づく そして居ても立っても居られなくなり、 どうにかして助けようとする 助かると主人公には都度痛みが伴う  他人が目の前で亡くなるの

虚ろな十字架 東野圭吾

9年前に読んだことなので細かい描写は忘れてしまっているが わたしの中で衝撃的なシーンばかりが頭の中に残っている 東野圭吾お得意の犯罪との向き合い方みたいなところを掘り下げている作品 「手紙」もいい作品だったがこちらも読者に考えさせる 罪を償う手段として死刑が最善なのか、それとも虚ろな十字架を背負い贖罪するのがいいことなのか 死刑のいいところは犯罪者はその後、人を殺せなくなるというようなセリフがあった 確かに殺すのがやめられない人には最善の刑である 個人的には死刑か贖罪かそ

夏の騎士 百田尚樹

福岡旅行の飛行機で読んでしまったくらいサラッと読める作品でした。 ここのところ、百田作品が多いですが、実は読んでない作品多いので 図書館だと割と早く届くから、(百田先生図書館でごめんなさい) 立て続けに読んでみてます。 この作品はまあ、読み終わると清々しい気持ちになるって作品。 少年時代のあるある話ですねほっこりします。 カエルの楽園とは180度ですね、笑 わたしはミステリー好きなのでこれは軽かったかな・・ 一応殺人事件もありますが、とても軽い読み物です。 なんだか最近