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49.きのう何食べた劇場版・18〜19巻
ようやく劇場版見に行けた〜!!想像以上にちゃんとまとめられていて感動。それぞれいいエピソードの繋げ方でよかった!
私としてはカメラワークがやたら漫画ちっくだな(顔のアップが多い気がする)とか、シロさん少しケンジにデレが多いな!?というかシロさんじゃなくて西島さんになっていないか?!とかのツッコミはあったけどそれでも、幸せそうな2人をまた観ることができて大満足でした!!!
実写は原作世界のパラレルワールドと思うと、2人のアドリブだと思うやりとりも全部可愛くて、幸せそうで観てて何度も口を押さえてしまった。完全オタク仕草だけどあれは確かに『萌え』という感情でしたね。感嘆して、口を押さえてしまうな。
幸せな2人を見つつもしっかりそれぞれの家族との付き合い方も描かれていたし、いい映画でした。
あと、佳代子さん!!ドラマだとほぼすっぴんで、シロさんの家にお邪魔しに来た時はちゃんと化粧してて、その化粧の仕方があの年代の化粧の仕方そのものであまりに細かくて慄いた。50代ぐらいの一般女性が化粧をすると妙に口紅が目立つというか。そこも良かった!!そういう細やかさがいい。
そして映画観終わったあとは1巻から何食べを読みたくなった。
18巻、19巻は今年2冊も出ててびっくりしたけど読み返すと16巻あたりからよりシロさんとケンジの仲良しさを維持していく努力が伝わって本当幸せな気持ちにさせられるねー。
子供が出来るとまた別っていうし、実際制御不能な子供が家にいると二人でなんとか出来ていたことが出来なくなるのは分かるけども、それでもシロさんとケンジが15年連れ添って50過ぎてもしっかりと仲良しなのは二人の絶え間ない努力の賜物だよな〜ってしみじみしちゃう。
19巻のケンジへの誕生日スパダリシロさんなんて40代の頃じゃ絶対にやらないことだったじゃん!!優しいねぇ。相手を思っての優しさ、いいよねー。
ケンジ1巻の時は『バランスとかは分からないけど美味しいー!』って言ってシロさんをイラつかせ(『味音痴じゃないけどきんぴらと肉じゃがといんげんのごまえという全て砂糖醤油味のおかずを一遍に作っちゃうよーなやつ』)ていたのに、いまじゃしっかりと自分でバランスよく副菜を作ってあげれるようになってるし。
そして、子供がいないシロさんケンジが年末年始最初は小日向さん家にお邪魔していて、18巻では佳代子さんの家にきんとん作る代わりにお蕎麦ごちそうになっててさ、子供いても最後はやっぱり夫婦っていう最小の形に戻るならこうして自分たちでもちゃんと交友関係を維持していくのが楽しい老後の秘訣よね。子供がいたら老後も楽しいはまた違うよね。やはり結婚しないなら、子供いないならそれはそれで自分から努力して関わりを続けないと孤独で詰むし、結婚しても子供いても努力していかないとな。
19巻はなんで富永さんがあんなに失礼なのにあんなに愛されてるかが分かったし。失言を補って余りあるおおらかさと人の良さ…
きのう何食べた、最初から仲良い人達がずっと仲良くやってる漫画じゃなくて、ちゃんと努力して仲良しを継続してるのが伝わって好き。
1巻から読み直すと最近作ってないレシピが多かったのでまた1巻から作っていこう。きのう何食べたを読めば夕飯は困らない。