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25.暇と退屈の倫理学
Twitterでこれが面白かった〜って同じ時期に3人ほど呟いていたのと、これを読むとさらに「花束みたいな恋をした」の理解につながると呟かれていた方がいたので読み始めたんですが、お、おもしろ〜〜!!え〜!哲学書ってこんなにおもしろいのね!これは私が考えて、悩むことはだいたい哲学書に載っているのでは?!と思うぐらい良い学びだった。
暇とどう向き合うか、なんだけど結局結論は帯にも書かれている
わたしたちはパンだけでなく、バラも求めよう。生きることはバラで飾られねばならない。
という一文に集約されているんだけど、それまでを暇とは、退屈とは、どういう時に退屈と感じるのか、労働とはと丁寧に解説してくれているんですよね。なので、先に結論読んじゃえ〜と飛ばすと、あまりしっくりこないと思う。これは一章、一章自分のいままでの体験に置き換えて読むのが一番正しい読み方だと思う。
私もこれを読むと、半年で異動することが分かっていながらツラっと就職した理由がわかりました。労働の奴隷になっていたためです。私は暇に耐えきれず、労働の奴隷に成り下がってしまっていた。あぁ、高校、大学生のころ恐ろしいほどあった時間はすべて漫画を描くことに費やしており、暇という概念は存在しなかったあのころ。今以上にお金がなく、時間しか与えられなかったあのころ、一度も暇と感じなかったのは、自分なりのバラを持っていたんだろうな。
私のなかでは変わらず、本をよんで、漫画を読んで、映画とアニメとドラマを観ることが時間の浪費。そして贅沢。で、ここ注意したいのが、消費しないこと。sたぶん、noteに観た映画や本を何本、みたか何冊読んだかを書くのが目的になったらそれは消費よね…。結局、いままのままでもいいんだなと思えた本だった。
労働の奴隷にはならないぞ〜〜〜!!!それともう一回読み直したい〜!
あと、この本よんで、ゆるキャン△みるとこの子たちも贅沢な時間の使い方を理解している〜〜〜〜!と思って見続けちゃう!いいね!