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40.「令和の白拍子」清く、正しく、逞しく〜宝塚音楽学校ライフ(予科生編⑩)

令和の白拍子こと、花柳まり草こと、まりちゃんです。

いやぁぁぁぁぁーーーーーーー

たいっっへんに、お久しぶりでございます!!!

皆様、お元気でいらっしゃいますでしょうか?

なんと、noteを更新するのは実に約3ヶ月ぶりとなってしまいました!

一年の約4分の1が過ぎ去ってしまった訳ですね。
びっくりでございます。

この3ヶ月間、皆様はどんな日々をお過ごしでいらっしゃいましたか??

世間的には、蔓延防止対策の実施や緊急事態宣言の発令等々、テレビをつけて流れてくるのは相も変わらずコロナウイルスのニュースばかりですね。

ただ、それに対する人々の対応の仕方はだいぶ変わってきたのかなぁと感じます。

私は日本舞踊協会さまからお声がけを頂いて、オンラインでのワークショップに初挑戦させて頂いたり、なんと10年振りにストレートプレイの舞台に立たせて頂いたり・・・。

一番大きい変化としては、自らが発信してモノ創りをするようになったことでしょうか。

自身がずっと憧れてはいたものの、踏み出せなかった領域に、恐る恐る足を踏み入れることが出来ました。

そうしましたら、助けて下さる人や手を差し伸べてくれる人が、思いの外たくさんいらして下さることに気がつきました。

「とりあえず、やってみる」

すごく大切なスタンスだと実感致しました。

また皆様にお知らせできる時が来ると思いますので、その際にはぜひ宜しくお願い致します。

それにしても

3ヶ月。

長かったような、短かったような。

梅が咲き、桜が散り、今は新緑が眩しい季節となりました。
ふと通りかかった公園には、薔薇が咲き乱れておりました。

自然はその理を崩すことなく、その時その時の美しさを、その時その時の生命を精一杯輝かせている。

そんな事実にぶち当たるたびに、圧倒されてしまいます。

もちろん、己もかくありたいと思うのですが、人生そうは上手くいきません。

私は、まりちゃんの心の手綱をうまく操ることが本当にできないのです・・・笑。

でも、それでも生きていかなければなりません。

浮き沈みの波があったとしても、このnoteで書いている出来事たちのように、時間が経ってから振り返ればきっとそんな時をも愛おしいと思えるはず。

楽しみながら、このじゃじゃ馬まりちゃん号を乗りこなしていきたいと思う今日この頃でございます。

・・・めっちゃ前置きが長くなりました。

とにかく、この拙い文章を読んで下さる優しい皆様の毎日が穏やかでありますよう、いつも願っている次第でございます!!!

■予科生ネタの締めくくりに

さ。

久しぶり過ぎて前回の記事の内容を全く覚えておりませんでした。
先程読み返してみたのですが、本当に武庫川の寮ってビックリするくらいに酷いところですねー笑!

今回は何を書こうかなぁと考えていたのですが、忘れられないエポックメイキングな出来事がもう一つだけございました。

それは、現在のまりちゃんにも強い影響を及ぼしている出来事なのです。

そのエピソードをご紹介させて頂き、予科生編は締めくくりたいと思っております。いくつかの記事にまたがると思いますので、またどうぞお付き合い下さいませ。

■「舞台係のリーダー」という役職に任命されて

とにかく、まりちゃんにとってこのお役目はとても大きな試練でした。

お役目を仰せつかる前と後では、予科生生活の在り方が全く変わってしまったと申し上げても過言ではございません。

まず、こちらのお役目がどんなお役目なのか、そこら辺をざっくりと解説させて頂きたいと思います。

本科生になりますと、学校行事として諸々の発表会がございます。

演劇と日本舞踊の発表会、音楽発表会、洋舞発表会、そして二年間の生活の集大成である「文化祭」…この4つです。

この一連の舞台の成功を影からサポートするお役目本科生の皆様が気持ちよくお舞台に立って頂けるようにサポートするお役目、それが「舞台係」でございます。

照明や音響というような「スタッフさん」というより、「付き人さん」というお役目に近しいものがあるかも知れません。

仕事内容はと申しますと

●必要な物資を常に用意・管理する
●色々と雑用を仰せつかる
●稽古場のセッティングをする(場ミリテープ貼りなど)
●舞台稽古や本番に立ち合ってサポートをする

これだけを書き出しますと、「なんだ、そんなに大変そうじゃないじゃん」と感じられると思います。まりちゃんも自分で書きながら「あれ、あんまり大変そうじゃない」と思いました笑

しかし、これがなかなかキツかったんです。

「もう一回やってください」と言われたら、確実に、丁重に、お断り申し上げます。

でも、断言はできます。

やらせて頂いて、本当によかった、と。

■白羽の矢が立ってしまった経緯

仕事内容についてはまた別の記事で掘り下げたいと思いますので、今回はそんなお役目を仰せつかってしまった経緯についてご紹介させて頂きます。

だいぶ前の記事で、予科生の「放課後の反復活動」について書かせて頂きました。

(過去の記事はこちら→https://note.com/marikusa/n/nac2189025242

任命前のまりちゃんはドイヒーな寮でのお役目があるわけでもなく、学校のお掃除場所が大変な場所というわけでもなく(個人プレーのお掃除場所でした)、割とひっそりと生きていたのです。

大変そうな同期生を見るにつけ「すごいなぁ」「私にはできないなぁ」「私に出来ることを頑張ろう」と思って生活しておりました。

そんなまりちゃんにとって「放課後の反復活動」は、唯一みんなの為に協力できる事でもあり、自身にとっても大切な「歩く瞑想タイム」でもありました。

そうしましたら、その様子を本科生の方がご覧になっていらした様で…

「アイツ、反復活動をすごく頑張っている」
「真面目で努力家だ」
「責任感があってしっかりしている」

みたいなご評価をいただくことになってしまったのです。

「いや…違うんです…本当に…」

と任命されたその場で口答えをしたいくらいでした。ただ、そんなことを申し上げたら「大規模集会」で一大トピックスに挙げられてしまう炎上事件になりますので、グッと堪えました。

まりちゃん、別に全然しっかりしていないんです。

「放課後の反復活動」に打ち込む様になったのは、確かに、みんなのために頑張ろうと思ったからです。
それは自身が唯一できることでしたから。

ただ、それをこなしていくうちに、みんなの為と言うより、段々と自分にとっては「ある種の自己表現の一種」のようになっていきました。
そうなってからは、ただただ自分のために、淡々と行っていただけなんです。

「歩く瞑想時間」として修行僧のような気分になれるのが心地よかったんです。ランナーズハイにも近い状態かも知れません。

苦行を自ら引き受ける感じある種のエクスタシーを想起させるようになりました。
要するに、まりちゃんはMっ気が強いただの変態なんです。

つまり、みんなのために…と思って始めたことではありましたが、結果としては自分のためにやっていただけなので(しかも若干の変態嗜好で)、「しっかりしている」とか「責任感が強い」という評価は本当に違うのです。

ですが、断るという選択肢は勿論ありませんでした。

それに本科生の皆様からの評価は違ってはおりましたが、事実を冷静に見れば「新たな受難」が向こうから降って湧いてきた訳で、Mっ子まりちゃんとしてはちょっとそそられたのも事実です。こわ。

そんなかんなでこのお役目を引き受けるに至ったのでございます。まぁ、とにかくなかなかの人間修行をさせて頂くことになりました。

さ、というわけで本日はこれ切り・・・是非、次回も逢いにいらしてください♪

ドタバタ武庫川ライフ、続きます!!

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