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親の介護、気がかりは小さいうちに手放そう
これからの老いと暮らしをデザインする一般社団法人マリーゴールド(以下マリゴー)のまりこです。マリゴーでは親の介護と自分の暮らしを両立するきっかけづくりの活動をしています。
先週木曜日に発売された『女性セブン』に連載していた『伴走介護』の最終回にコメントを掲載頂きました。
家族の介護にまつわるご相談を受けているとコミュニケーションのしんどさを感じている方もいらっしゃいます。今回の記事では「介護職」とのコミュニケーション絞っていますが、実際にはそれに限りません。
親の介護が始まると、親に関わる人が増えるため家族の人間関係も広がります。主治医、ケアマネジャー、サービススタッフ、などのサービス関係者。それに加え、それまでさほど交流の無かった親戚、ご近所、介護仲間などなど。
両親の介護が自分の暮らしに馴染むまでには時間がかかります。初めてのことならなおさら、ちょっとしたコミュニケーションの行き違いによる気がかりが胸を占めてしまうことも。
「自分が気にしすぎているのか」「お世話になっていて口うるさく思われたら………」そういったお話を伺った時には、相手にそのことを伝えたかを聞いています。ほとんどの方が、伝えずにいるこからです。
そんな時は、角をたてない方法で、自分の気がかりを伝える方法を一緒に考えています。
親の介護が必要になると、これまで以上に親のことを気にかけている状態が続きます。言いにくいと思うことほど、気がかりが小さなうちに手放すようにしておくことが大切だと思います。
案外、話してみると簡単に解決することが多いものですよ。