Green-beingな生き方
緑のように生きるとはどうゆうことか?
5年ほど前に極東ロシアの森林を訪ねた時に私はその自然のすばらしさとそこに生きる人の大きなやさしさにすっかり心を奪われてしまいました。
東京に帰ってきてから、ロシアの村での生活と現実の間で行き場がなくなるような感じがして、しばらく何をしても上の空でいたのです。困ってロシアをガイドしてくれた友人に相談したところこんなアドバイスをもらいました。
「東京で生活しているけれど、立ち並ぶビルをロシアの森林の木々だと思ってみたらどうかな?ロシアのアムールトラは1頭が直径10キロほどのテリトリーを持っている。そこから考えたら山手線内には何頭のアムールトラが生息できるか?....なんて、考えながら暮らしてみたらどうですか?」
そこから、私の感覚がふわ~っと拡がったのを今も覚えています。たとえ、ロシアの森林の中にいられなくても、私のイマジネーションはどこまでも自由で、どこにいても森林で暮らすような感覚で生きることはできると思うことができたのです。
ひとりキャンプやベランダガーデニングが流行ったり自然に触れる生き方が注目されていますが、毎日の生活のなかで....ふと、自分が経験した自然の感覚を思い出す瞬間があることも Green-being な生き方なのではないかと思うのです。
万里子
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