シングルハーブティー第9弾は、育て、収穫するのがとても楽しいのに、MARIKOさんにもうやめてくれと言われるローゼル。
どうも。中の人です。
ローゼル、とっても育てるの楽しいんです。
農業素人でも育てられたローゼルの育て方
なぜなら、農業素人の私でもはじめから育てることができて、収穫の喜びを味わうことができたからです。
ローゼルは、もともと暖かい地域原産なので、鹿児島の気候にとてもマッチしてるんだと思います。
残念ながら、鹿児島の冬は寒すぎるみたいで、日本では単年草扱いですが、原産地では多年草として、毎年枯れることなく花をつけ、実をつけてくれるそうです。
ちなみにローゼルはアオイ科なので、オクラと同じ仲間です。
なので、花がとってもそっくり。
そう、単年草なので種から育てました。
暖かくなってきたら、種をまく。
そしたら芽が出て、ある程度のサイズになったら畑に植える。
秋になったら、実がなるので収穫する。
素人でもできたので、収穫の喜びは忘れられません。
栽培の注意点
ただ、栽培で注意する点があります。
まずは、倒れやすいということ。
台風が近づくと、間違いなくいくつかのローゼルは倒れます。
最初はこれがわからなかったので、倒れるローゼルを起こしては、支柱を立てるという後手後手の対応でした。
これでは、一度倒れているので、なかなか後から立て直しても、うまく立たなかったり、生育が思わしくなかったりするのです。
なので、ローゼルの栽培で注意すべき点は、苗が小さいうちに支柱を立てること。
ローゼルの栽培で、いまだにうまくいかない点もあります。
種の収穫
それは、種を収穫することです。
ローゼルは単年草なので、できれば毎年種をとって、翌年その種をまいてとう流れをつくることができれば、毎年種を買わずにすみます。
また、ローゼルが育った環境の種を使って、翌年も育てるので、よりその土地にマッチした形でローゼルを育てることができます。
つまり種がその土地で育った経験を、引き継いでくれるのです。
なので種取りをしっかりしたいのですが、これがまだうまくいきません。
種がかびやすく、種取りのタイミングが難しいのです。
少し雨が降るだけで、実ごとダメになり、種がかびる。
これは、これからの課題ですね。
ローゼルの後処理
そんな、とっても育てやすくて、収穫の喜びを感じられるローゼルなのですが、毎年MARIKOさんに育てるローゼルの木の本数を制限されてしまいます。
それは、とっても後処理が大変だからなんです。
多くのハーブは、枝葉を材料とするのですが、ローゼルは実を収穫します。
しかもその実は、何とも言えず、心ひきつけられる赤い実なのです。
枝葉であれば、洗浄し、カットし、乾燥すればドライハーブにできます。
ですが、ローゼルは実なので少し勝手が違うのです。
まず、ローゼルは刃物を使い、へたを取り除きます。
そして切れ込みを入れ、赤い部分と中の緑の部分とを分離します。
この赤い部分だけを乾燥させて、ドライハーブとするのです。
ちなみに、この赤い部分は、ガクとホウと呼ばれる部分だそうです。
緑の部分は何というのか知りません。
緑の部分は、放っておくと種ができる部分です。
この切って、分離して、乾燥させる作業がとっても大変なんです。
ちなみに、動画にもまとめてます。
だからMARIKOさんは、
「それくらいにしておけっ!」
と私に言うんです(笑)
わかります。
だけど、とりすぎちゃうんですよ。
収穫って楽しいじゃないですか。
だけど、とりすぎると嫌な顔される。
そんなやり取りをしながらでも、毎年ローゼルは立派な実をつけてくれます(笑)
ちなみに、MARIKOさんオリジナルブレンドハーブティーのM001にもローゼルは入っています。
今年の収穫は今からですが、昨年までのローゼルをシングルハーブティーとして商品化しました。
MARIKOさんが必死で切って、乾燥させたローゼルを、ぜひお楽しみください(笑)