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2020年4月4日コロナ避難日記「セブ島で出産しました」その1「早朝破水→病院へ」

セブ市感染者数 22
日本感染者数 2,845
東京感染者数 890
日本入国制限国数 180

3:00am頃
就寝中にお腹が痛くて目が覚めた
パン!と、お腹の中で破裂したような感覚だった
うんちが出そうな感じ。
眠いのだがそわそわして眠れない。家の中を歩いて運動
うんちが出た

彼はまだ起きてたがそろそろ眠くなってきたから寝ようと思ってたところ。
私が起きてきてソワソワしてるので、彼もソワソワ
「え?大丈夫?」という感じ

最近おりものが増えてはいたけど
おりものがうっすらピンク色に。
おしるしキタ!?
え、もしかしてホントに4/5生まれになるかも?!
おなか痛いのが落ち着いたのでまたベッドに横になるも

3:20am
またちょっと痛くなる
痛いと言うか、うんちが出そうな感じ
これが陣痛ってやつなのか?
そろそろ準備を始めないとである
朝になったら先生に連絡しようと思う
彼にも今日病院行くかもと伝える

3:29
また波がくる
え?既に10分おき?!汗

以下痛みの波が来た時間
3:40
4:00
4:18
おりものの量が増えてきたので
おりものシートから夜用ナプキンにチェンジ
これは破水かもしれない。

4:29
4:42
4:46
4:51
4:57
この間に荷物をまとめる。お泊まりセットやら、赤ちゃんの服、タオル、飲み物、携帯充電器などなど

5:00になったのでドクターにFBメッセンジャーで連絡する(返事なし)
5:20 ドライバーに連絡
(友人が普段利用しているハイヤーを事前に紹介してもらっていた)
5:22 私がずっとソワソワしてるので、彼全然寝れない
5:33 ドライバーから返信あり、1時間後に迎えに来てくれる事になった
以降大体10分おきに波がくる

6:00am
彼が病院行くなら朝ごはん食べたいと言い出したので朝食の準備を始めたら
ドライバーからもう下に着いたと連絡きた
1時間後じゃないじゃん!汗
聞くと他にもピックアップがあるから今すぐ降りて来てと言う。
今すぐ来れなきゃ1時間半後になると。
いやぁ、、、、多分、1時間半も待てない、、、
彼には申し訳ないが、朝食は中止して荷物を持って下へ降りた。

6:30am
Chong Hua Hospital の救急エントランスに到着。
ドクターの紹介状を見せて、手続きを済ませ、車椅子に乗り、出産病棟へ。

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出産病棟エリアはロックがかかっている。
スーツケースや手荷物は彼が持っていてくれてるのだが、私は車椅子でそのまま中へ。
中へ入る前に、パパは出産に立ち会えないのかと念のため聞くと
やはり立ち会えないとのことだった。
特に今はコロナの件があるから、本人以外は病棟には立ち入れないとの事だ
残念。
2人でハグして「頑張ってね」と彼からエールを送られる。

出産病棟入り口の外は普通に廊下で、椅子が並んでいるが、彼は荷物を持ったままそこにいてと待たされる。
え、、彼はいつまでそこで待たされるのであろうか?
私は何も持ってない。これからの状況が全くわからず、とりあえずペットボトルの水とティッシュだけ持って中に入った。

7:00am
まず、4畳くらいの狭い小部屋に通される。着替えを渡され、全部脱いでこれを着てと言われる。
え、、、おまたからはちょろちょろ水が出てきてるんですけど、、
パンツも脱ぐらしい。
前を紐で結ぶタイプのガウンのような服に着替えて、診察台のようなベッドに横になると、ドクターなのかナースなのかどなたかにお股に手を突っ込まれて診察される。

「子宮口が4cm開いてるわ」

「なるほど。やっぱりもうこれは出産だな。」

と、覚悟を決める。

そこから色々、根掘り葉掘り聞かれる。
「あなた日本人?入国したのはいつ?」
「3月10日」「なんとかパスは持ってる?」「え?何それ?そんなのもらってないかも」「え?持ってない?どこに滞在してるの」
「ちょ、待って、、こっちは陣痛の波がどんどんきて、頭回らない、、しかも英語だし」

私のスマホは彼に渡したまま、持ってこなかったのを後悔。
スマホがあれば、翻訳できたのにー

「破水したのは何時頃?」「えーと、大体4:30頃」
「えっ?!4:30?!、破水したらすぐ病院に来なきゃだめよ」
「あ、、マジか、、やっぱりそうだったか、、」

7:30am
せっかくガウンに着替えたのに、色違いのガウン2枚と、小さなボトルを渡され「あっちで全身このシャンプーで洗ってきて」と言われる。
小さなボトルは、シャンプーだった。

で、「あっち」に行ってみると、ちょっと広めのトイレだった。
「全身洗ってきて」と言う割には、ただのトイレなので、シャワーは無い。
トイレの横に、鏡と手を洗う洗面台があり、シンクにおけが置いてある。
まさか、、、ここの水で洗えと、、、

そのようだ笑

マジか、こっちは産気づいてる妊婦だってのに
おまたからちょろちょろ水出てるっていうのに
今このタイミングで水シャワー(シャワーすら無い)ですか汗

フィリピンライフに慣れてるとはいえ、これはきつい笑
そして渡されたガウン2枚のうち1枚は、タオルがわりに洗った体をガウンで拭くように言われた。
全然吸水力ありませんけど笑

もー、事前に言ってくれたら家でシャワー浴びてきたのに、、
とかぶつぶつ文句をいいながら、言われるまま水で体を洗う。
なんとか体は洗ったけど、いやーやっぱさすがに水で髪洗うのはつらいよ。
と、思い、髪は洗わずに一度出た。すると

「髪洗ってないじゃない、髪も洗ってきて」

と言われ、トイレに戻される涙

わかったよ、洗えばいいんでしょ洗えば、、、冷たい、、寒い、、、

そして全身を洗って、また小部屋に戻った。

8:00am
この間もずっと、陣痛の波がきている。
陣痛というのは、今回初めてわかったけど、痛いっていうか
うんちがもれそうな、産まれるー!出てきそうー!みたいな感覚
もちろん痛いんだけど笑

ねぇ、これ何待ち?ドクターは?
ナースさんたちが、ドクターに連絡を取ってくれているようで
「ドクター今向かってます」と。
で、ようやく「移動します」ってなって、また車椅子にのせられる

そこから「Labor Room」(陣痛室)へ移動。
彼はまだ出産病棟入り口で寝ずに待ってくれているのだろうか
ちょっと気がかり

Labor Roomは、木製のシングルベッドが3,4つくらい並んでいて、ベッド毎にカーテンで仕切りを付けられる感じになっている。
私は初めての病院だし、誰も何も説明してくれないから
「えっ、ここで出産するの?!マジか」と思っていた。

その2「孤独な陣痛作業」へ続く

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