コロナから避難するために日本脱出を決断した3つの理由
こんにちはMarikoです。
コロナ避難の為、2020年3月10日に東京からフィリピンのセブ島にやって来ました。
なぜ私が日本から脱出しようと思ったかを説明します。
まず私がコロナウィルスを知ったのは、2020年1月の後半、旧正月辺りでした。
「中国で新型コロナウィルスが流行っている、中国は旧正月の直前に、武漢市を閉鎖した。」とのニュースを見て知りました。
その頃は「へぇ、中国でこんな事が起きてるのか、大変だな」
くらいに思っていました。
2月に入ると
「日本では旧正月の中国人旅行客を見込んだインバウンド業界がコロナの影響で団体キャンセルが相次ぎ打撃を受けている」
というニュースや
「団体客はこなくなったが、個人客がまだ来ている」とか、
「普通に入国させてたらそのうちコロナが蔓延するんじゃないか、でも来てもらわないと商売に影響あるし」
とか人々のコロナに対する不安と、経済的影響の心配とが入り混じった空気を感じました。
私はなるべく電車に(特に山手線)乗らないように、タクシーを使うようにし、中国人観光客がいきそうな場所や人混みを避けるようになりました。
そしたら「都内の個人タクシードライバーがコロナに感染」というニュースを見て
「これじゃタクシーもだめじゃん」
と、恐怖を感じました。その後はタクシーに乗る時は必ず窓を開けて乗るようにしていました。
1:日本の世間のパニック心理が怖くなった
私がコロナを知ったのは、1月後半、妊娠8ヶ月目に入った頃でした。
彼と東京の海の見えるエリアに住み、東京で出産、子育てをするつもりで準備を始めていました。
普段仕事はしていましたが、ネット環境があればどこでも仕事ができる為元々仕事は自宅でしていて、打ち合わせや買い物の時などにたまに出かけるといったライフスタイルでした。
ただ、コロナウィルスという
「目に見えない恐ろしいものが、自分の身近に迫ってくる」
という危機感は当初から持っていて、そのうちスーパーに食材を買いに行くのも不安になり、2月の中旬には、ロハコやアマゾンフレッシュなどといったオンラインショップで、日用品や生鮮食品を購入するようになり、打ち合わせもオンラインに変更するなど、極力外に出ないよう引きこもり生活を始めました。
ただ、最初の方、2月中旬頃はまだ問題なかったのですが、日に日にコロナ報道が深刻さを増していくなかで、人々が不安を増殖させ、パニック気味になってくるのを感じました。
スーパーや薬局、コンビニでもマスクやティッシュ、トイレットペーパーの品切れが相次ぎ、
遂にはオンラインショップでもペーパー類や消毒アイテムなどの品切れ、価格の高騰、配達の遅延が顕著に見られるようになり
これは東京での引きこもり生活も大変になるかもしれないと思い、
地方へ移住する事を考え始めました。
しかし移住を検討していた地域でもコロナ感染者が出てしまい
これはダメだと途方にくれてしまいました。
※ちなみに移住を検討していた地方の条件
適度に交通の便が良い(若干悪いくらいが良い)
彼が釣り好きな為海のあるエリア
出産に適した大きな病院がある(NICUがあるところ)
地震の頻度が少ないところ
稼働してる原発が無い地域
海外(特に中国)のクルーズ船が乗り入れしない地域
検討していた場所
函館市=コロナ感染者が沢山出た為断念
淡路島=大震災があったのを思い出し除外
高知市=コロナ感染者が出た為断念
鹿児島=稼働中の原発があった為除外
那覇市=クルーズ船が寄港していた為除外
石垣島=クルーズ船寄港&大きな病院が無く心配な為除外
2: 日本人の能天気、意識の低さが理解できなかった
生活面では世間の人々はパニックになっているように見えましたが
一方意識の低い人も沢山いる事に納得いきませんでした。
私の実弟なんて、3月上旬に韓国ソウルへ3泊の旅行に行くとか言い出し
(韓国南部で宗教集会での集団感染が発生した頃)
「あんたバカじゃないの」と全力で止めたのですが、
「ソウルは大丈夫っしょ」と言って結局行ってましたし
「こんな時こそ高級レストランは予約が取りやすい」と言って毎晩グルメディナーに出かけてる方もいましたし、
セミナーやイベントを開催したり、参加したりしている事も、なんとも思わないのが不思議でしょうがなかったです。
まぁ私が妊婦だから気にしすぎていたのかもしれません。
3:日本政府の対応が後手後手で、今後さらに日常生活に支障がでると判断した
コロナ感染の原因が外国からもたらされているというのに、外国人を入国禁止せずにまず全国の学校を閉鎖するとか
こういう非常時の政権運営で、国の力量が試されると思うのですが
アジアなどの諸外国と比べ、先進国であるはずの日本がこんなにお粗末な対応なのを見てがっかりしました。
これは日本国内、どこの地方に行っても時間の問題であると判断し
(地方だったとしても、スーパーでは日用品の品切れが起こったり、病院もコロナ患者が増えるのでは無いかと危惧)
政府の対応がしっかりしている海外に行こうかなと思うようになりました。
それが2020年2月の後半〜3月上旬にかけてです。