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国敗れて 山河なく (改訂版) 

序文(画像はWEBからの寄せ集めです)
杜甫の生きた1300年前は戦後も国土の山河は残り次の世代に復活もできたでしょう、今後は毒物と廃棄物に溢れ資金もない状態でしょう。日本の食料や水資源を支えた自然豊かな地方の大地が、愚者の国策により崩壊しつつあります。都市部と地方は反発するものではなく、お互い支え合い、互い豊かな生活の支えとなる道を探らなければいけません。判断材料が足りない所は情報も交流も必要でしょう。政治を動かすのは一人一人の行動です。
危うい状態をみて一筆です。

杜甫  春望 より ーーーーーーーーーーーー♪

国策敗れて 山河なく
道北春にして 草木わずか
時に感じ オオタカに涙を濺ぎ
別れを恨んで 小鳥にも心を驚かす
峰火 全土に連なり
いくらかの賛同は支え
白髪に ピンもさせず
力なく荒廃を止められず
ただ荒れるをみる

原文と解釈は以下 
春望<杜 甫>

國破れて 山河在り
城春にして 草木深し
時に感じて 花にも涙を濺ぎ
別れを恨んで 鳥にも心を驚かす
峰火 三月に連なり
家書 萬金に抵る
白頭掻いて 更に短かし
渾べて簪に 勝えざらんと欲す

解 (関西吟詩協会さまのHPより引用しました)

戦乱によって都長安は破壊しつくされたが、大自然の山や河は依然として変わらず、町は春を迎えて、草木が生い茂っている。
 時世のありさまに悲しみを感じて、(平和な時は楽しむべき)花を見ても涙を流し、家族との別れをつらく思っては、(心をなぐさめてくれる)鳥の鳴き声を聞いてさえ、はっとして心が傷むのである。
 うちつづく戦いののろしは三か月の長きにわたり、家族からの音信もとだえ、たまに来る便りは万金にも相当するほどに貴重なものに思われる。
 心労のため白髪になった頭を掻けば一層薄くなり、まったく冠を止める簪(かんざし)もさすことができないほどである。

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