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(仮称)秋田市沖洋上風力発電事業に対する意見書作成

秋田市西海岸でおよそ15MkW35基(高さ約300m)の広域約7,008haの大規模洋上風力発電の開発です。
海岸から2km~5km、水深10~30mの沿岸であり秋田の豊かな水産資源に対する脅威です。
また北方の防衛上重要な地域です。
不安定で高コストの電源を設置する意味がありません。
なりより環境保全どころか今の環境破壊であり将来に負の遺産となります。
沿岸の藻場は、海域の水深20mまで日光が当たるので
CO2から酸素発生の場所になり、その改ざんは海洋を含め
自然の砂漠化の原因となります。
海中酸素の低下によりプランクトンの減少から水産資源の減少リスクが上がります。
産業にも役するところが見られません。
あえて言えば、蓄電器や一部の技術向上になるかもしれません。

かつて長年の鎖国を支えた日本の豊かな海洋資源、藻場と水資源の
健全な保全維持が必要です。この地域の洋上風力発電の設営に反対します。

以下は意見書内容です。
①22P
「風力発電機は最大35基を想定しており、海岸線から少なくとも1kmの離隔を確保して配置する
計画としている。」とありますが風上ですし、高所よりの音は広範囲に影響を及ぼします。
offshoreでは50kmが標準です。
魚類に対する影響も研究段階で長期の継続的な調査無くては無謀です。

②30P 表4.1-1 計画段階配慮事項の選定
「施設の稼働、水環境」の海域に生息する動物が対象外になっていますし
洋上の開発で魚類が入っていないのは欠損です。産業の重要な項目です。
「地形及び地質」や水環境の影響も稼働後に◯を追加して調査継続が
必要です。

③図4-3-4藻場の地域が狭すぎますが、藻場は沿岸の全域に
分布していますが、信頼性の高いデータで見直し追加調査してください。
藻場は、沿岸海域の水深20mまでは日光が当たるのでCO2から酸素発生の場所になるので
産業用に改変は望ましくありません。酸素濃度が低くなるとプランクトンや
藻場への影響が多大だと予想されますが、水産資源と環境保全の
ため科学的な調査をお願いします。

④全編に不在ですが、風水害や火災などに対する対策が検討されていません。
毎年必ず起こる自然災害時に材料のグラスファイバーや樹脂の離散、
タービン中のオイル漏れや火災など環境破壊に繋がる事故に対する対策がありません。
特に海上では回収や現況復帰が困難になりますので、その費用の準備や
工程を明記して保全してください。福島では3基で50億かかっています。

⑤ブレードの先は時速200kmを越しどんな材料であっても凶器になります。
バードストライクは必ず起こりますし、海上ではその追跡が困難になります。
放置してよいわけではなく、追跡と調査と回復が必要になります。
羽など量が多ければ深刻な海洋汚染になります。
必ず対策を具体的に実施してください。
注:地図は本文より引用しました。

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