秋分
やれやれ。やっと秋分。暑さ寒さも彼岸まで。やれやれ。長い長い夏がようやく過ぎて秋の気配。さようなら夏。さすがに長すぎたね。全国の皆様、お疲れ様でした。わたしの体も、自律神経も内臓も全部全部お疲れ様。ようやく秋が来たぞー。
9月15日は出雲市稗原町での「森のコンサート」に出演した。市森神社前の広場を管理する古瀬医院の、音楽の好きな前・院長先生が実行委員長となって毎年開催しておられた夏祭りだ。若先生があとを継がれて今年で通算14回目。わたしは3年前にも出演しているが、その時はコロナ禍でかなり入場制限をしての開催だった。今年は入場制限はないものの資金や人手不足等で、今回で最後の開催だという。
神楽、中学生の吹奏楽演奏、そして地元出身のアーティスト、近藤夏子さん、そしてhommeのバンド編成、まりまり、雲南市のホール・「ラ・メール」を拠点に活動するビッグバンド、ラ・メールジャズオーケストラ、それを束ねるレジェンドトランペッター熱田修二さん、そして、ゲストに青森県から津軽三味線の山上進さんの出演があった。
出演者が多いので、各自持ち時間は20分。それぞれ楽器を運んでくる。予報は雨。数日前から、担当のちえみさんから何度も連絡が来る。雨なら近くの小学校の体育館を使うことになっているが、せっかく最後なのだから広々とした屋外でやりたいとのこと。とにかく楽器が濡れないようにしたい。ミュージシャンは皆そう思っていた。
実行委員会の皆さんは、何度もミーティングを重ねて、当日の朝6時半にゴーサインが出る。(少々の雨なら耐えられるようにステージに、前に張り出す屋根を作られた。とても大変だったとあとで聞いた。お疲れさんです!)くもり。どうぞ夜までお天気がもちますように。
みんなの祈るような気持ちが届いたか、最後までほぼ雨は降らなかった。おかげでものすごく暑かったけれど、誰も、そして誰の楽器も濡れずにすんだ。よかったー。スマホで見たら、同じ頃松江には大雨警戒警報が出ていて、妹から「こっちは土砂降りだよー、そっちは大丈夫?」なんてラインが来ていたほどだったが、ぜーんぜん、大丈夫だったのだ。さっすがー。出雲の神、すごすぎる。
先日福井のレジェンド白井淳夫さん(sax)が、「出雲には熱田修二(tr)がいる」と言っておられたけど、その熱田さんが今回のビッグバンドの演奏のアレンジをされていた。ラメールジャズオーケストラ、いい音だったよ〜。もちろん熱田さんの「スリーピーラグーン」も泣けるくらい素敵だった。何度もいうけど、白井さんと熱田さんの共演見たいです。最後に全員で演奏した「ふるさと」、なんだか「蛍の光」みたいで、終わったら「良いお年をー!」って言いそうになるくらいほのぼのした。
入場は700人という人や800人という人があった。どちらにしてもたくさんのお出かけありがとうございました。こんなに多くの方に聞いていただくチャンスあんまりないからね。感謝です。大学の同級生のさっちゃんが声をかけてくれた。関西からの里帰りのタイミングと合ったから来たよーって。嬉しかった。ありがとう。
こういう地域のイベントが続くことを願う。と書くのは簡単なんだけど、実際に運営するのは本当に大変なんだよね。屋外なら、草を刈って、掃除をして、安全対策をして、予算も集めてみんなで協力し合わないとお祭りはできない。稗原の皆さん、お疲れ様でした。2度も出演でき感謝です。楽しかったです。お疲れが出ませんように、いえ、しっかり疲れを出してお休みください。また会いましょう。
県民会館中ホールでのコンサートまであと2週間ほど。全県ツアーは終えたけど残りのライブはあと一つ。毎年この時期に行なっている三重県いなべ市での竹灯りイベントでのライブ。開催は17回目、わたしは今年で6回目の参加だ。そんなに行ってたかなー、コロナ禍にも途切れることなく続けられているイベントだ。
いなべ市にある釣り堀「サンクチュアリ」で毎年魚供養をされるのだが(二日間のイベントの初日にはちゃんとお坊さんが来られてお経も読まれる)、釣り堀の上にステージを作ってライブをする。近年は四日市の胡池マキコさんとマリノと三人でステージをすることが多い。今年はなんとMIUNI➕江川ゲンタも参加が決まった。江川ゲンタさんはMIUNIのファーストアルバムのプロデューサーのパーカッショニストだ。
MIUNIはせっかくなのでいなべ市を絡めてツアーを組んだ。わたしも同行することに。まずは初和歌山「デサフィナード」。満席の会場に宮古民謡が鳴り響いた。沖縄好きのマスター木下さんも喜んでおられた。
翌日は三重県四日市市へ移動。MIUNIのみんなはゲンタさん運転のレンタカーで楽器や機材とともに移動。わたしは1人で電車で南海特急サザンと近鉄特急ひのとりを乗り継いで行く。(南海難波から近鉄難波の乗り換え難しかったー笑)
翌朝いなべ市へ、胡池マキコさんや、森田先生、森田のぶ君、みんなの車に乗り合わせて朝からいなべ市に向かう。向こうのほうに黒い雲が見えている。今日は晴れるだろうか。予報は午後から晴れ。なんだか、今月はお天気ばかり気にしているなあ。
この日の出演はMIUNI➕江川ゲンタ、浜田真理子with MARINO、そして地元のバンドJAMさん。毎年ご一緒するJAMさんとも顔なじみになって嬉しい。朝から降っていた雨も上がってリハーサルは順調にすすむ。このまま降らないでー。
朝のうち、雨と突風でステージの上に建てたテントが釣り堀に沈んでしまったそうで、スタッフの皆さん大慌てだったそうだ。今夜は風が強くないといいけど。
ライブは夕方から始まった。竹灯りのイベントにもたくさんのお客様。地域の皆さんに喜ばれる秋祭りっていいな。竹の中のキャンドルもきれいに灯っていた。途中風で消えたりもしていたが。竹の中に花を入れるという趣向もあった。エンディングではJAMさんと一緒に「ケサラ」を歌った。ゲンタさんのパーカッションも入って楽しかったなあ。
こちらに来るようになったのは2019年から。コロナ禍を経てやっとお客様が戻って来たようだった。終演後にはハマダの誕生日を祝ってもらう。美和さんの三線に合わせてみんなで歌ってくれた。感謝です。
この竹灯りのために岡会長が5月ごろからコツコツと竹を切って準備している。暑い中本当にお疲れ様でした。今年は雨もなかったので地域の皆様も楽しまれていた。こういう人が地域の宝だね。その姿を見て若い人が育っていくことだろう。
帰り道は星も出ていた。星よ星よ今度また会おう。
一週間に一度くらいの頻度で記事をアップできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。