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雨水
二十四節気「雨水」は雪がとけて雨になる頃という意味だそうだ。現代なら花粉が飛びまくりだから「飛粉」なんてあってもいいかもね。急に雪が降ったり「5月の上旬の気温です」になったり寒暖差の激しい今日この頃。
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17日は亀戸カメリアホールで「リクオと真理子」のイベントだった。リクオさん、ドラムの坂田学さん、ベースの井上陽介さん、それからサックスのマリノ、みんな素晴らしいミュージシャンだった。企画の岩神六平さん、スタッフの皆様、カメリアホールの矢吹智英さんはじめ皆様大変お世話になりました!
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リクオさんとは同世代。同じ9月生まれで今年還暦を迎える仲間。彼の活動をいつもちら、と見てわたしもがんばろうと思えるローリングピアノマンだ。この日のピアノも歌も炸裂していたね。リハーサルから120%の出力ですごかった。
ロックで、そこはかとなく上品さが滲み出て「イギリス紳士」とマリノが言ってた。チャーミングなお方です。歌は人やね(リクオ風に言ってみる)。これからも健康第一でよい旅を!(あ、来週も名古屋でご一緒します)。
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ところで今日は父の命日で、思えばあの日も雨水だったのか。早いものでもう5年が過ぎて来年は七回忌。やばい、まだ灯ろう建ててないわ。(「はかない男」参照)
さて、お知らせコーナー。10年前に出版したわたしのエッセイ「胸の小箱」を電子書籍化しようと思います。紙の本ではもう再販はないし、一度イベント用にオンデマンド版も作ったけれどそれも売り切れてしまったので、残された道は電子書籍。わずかながらいまだに読んでみたいという人があるので、思い切ってやってみることにしました。新しいあとがきを書いて編集の金子哲郎さんと準備中です。もう少しお待ちを。
もう一つのお知らせは「大阪アジアン映画祭2024」のこと。今年公開される映画「スノードロップ」のエンディング曲としてわたしの歌が使われています。この映画祭は3月1日から10日の開催です。
「スノードロップ」は生活保護や介護にまつわる身につまされるお話です。監督の吉田浩太さんとはこの件で初めてお会いしましたが、台本を読ませていただいて曲を提供することにしました。どの曲かは映画を見て確かめていただければと思います。上映は3月5日夜と8日朝。
3月2日と3日は、それぞれ近江八幡、京都のライブで大阪に近いところにいるので、映画祭にも行きたいと思ったけれどタイミングが合わなさそうで残念です。大阪の皆さんよかったら見てまたご感想でもお寄せいただけたら。
三寒四温で体調も崩しやすいけれど、どうぞご自愛ください。いろんなライブ会場で会いましょうね。
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おまけ
今回の旅の始まりは嬉しい再会から。エッセイ「胸の小箱」で昭和の時代、鳥取のナイトクラブでピアノ弾きをしていた時一緒に働いていた小夜子ちゃん(本の中ではかよちゃん)と35年ぶりに会った。この話はまたどこかで。
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