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北海道ツアーのこと③ナイタイ高原牧場・富良野
ライブの翌朝、朝食は庭で、宿のマサさん、イクコさん、そして息子のケイ君も参加して流しそうめんだった。すごい。またしても手作り!
マリノが友達に「北海道へ行くなら必ず飲みなさい」と言われたというソフトカツゲンも飲む。ヤクルトみたいなスコールみたいな味でおいしかった。マサさんも「懐かしいなあ」と言って飲んでいた。
朝食後はイクコさんと話し込んだりしてゆっくり過ごした。イクコさんはもともとは神奈川の方だけれど、大学で北海道に来てからずっとこちらで暮らしているそうだ。北海道は寒くないですかと聞いたらこちらは家の中が暖かいのであまり感じないと言っていた。
窓も二重になっているし、薪ストーブはあたたかいだろうなあ。隙間風の松江のわたしのうちのほうがよっぽど寒いかもしれない。北海道は移住者が多い。そういえばマサさんも菊地さんも札幌の人だし、西間木さんは福島だし。いろんなところから集まって来た人がそれぞれの文化を持ち寄って新しい文化を作っているんだろうなと思った。そこにはおおらかさが必要だ。土地だけじゃなくて、気持ちもでっかいのはそれゆえだろう。
ライブの余韻を感じつつ昼前から動き出す。久しぶりのフルライブだった。嬉しかったね、お客さんがいるのはいいね、とマリノと何度も言い合う。
さて、今日はオフ日。菊地さん夫妻が、これぞ十勝、これぞ北海道というところを案内してくださることになっていた。行き先は上士幌町のナイタイ高原牧場だ。ここは日本一広い公共牧場で、東京ドームが358個入るそうだ。と言われてもぜんぜんぴんとこないが、とにかく十勝平野を一望できる場所だ。ナイタイ川というのはアイヌ語で“ナイ・エタィエ・ペッ”といい、「奥の深い沢」という意味だそうだ(ネットで調べました)。北海道の地名はアイヌの言葉の由来が多いみたいですね。
いたるところに、牛が放牧されていて自然を見に来たのか、自然に見られに来たのかわからなくなるほど広い。感動して写真におさめようとするけれど、スマホのフレームじゃせますぎて入り切らない。
何枚撮っても同じ感じになる。
自然にまみれて休憩したのち、軽くスイーツでも食べましょうって帯広へ。(遠くないですか?近いですか?もうわからなくなりました)日曜の礼拝をすませた西間木さんと六花亭で待ち合わせ。
噂の六花亭は大きい建物。1階がショップで2階がカフェ&レストランになっている。重厚な建物で美術館みたいな雰囲気もある。「軽くスイーツを」とか言っていたけど、お腹が減っていたのでピザを頼んでしまう。
ここのピザはハサミで切るそうだ。熱いし、慣れないし。孫へのお土産に下のショップでグッズなどを買って、宿に帰る。
いよいよ最後の晩餐となる宿での夕飯は自慢のダッチオーブンを使ったチキン料理。なんか何もかも豪快です。スープになっていて鍋の底には北海道産のじゃがいもやにんじんが埋まっている。味が染みておいしい。
鹿肉のステーキ。
とうきびご飯にチーズをまぜて山わさびを載せる。マリノのお気に入り。
イクコさんのオリジナルスイーツ♪
本当はマサさんが釣ってきたニジマスのフライも出たのだけど、写真を撮るのを忘れました。あー、腹太い(出雲弁でお腹いっぱいの意)。ごっつぁんです。
翌朝、居心地のいいこの宿ともお別れの時がきた。荷造りして菊地さんと西間木さんのお迎えを待つ。
すべり台ともお別れ
スロウinn楓の前で。お世話になりました。素敵なお宿でした。いつかまた行きますね。
今日は最終的には美瑛の宿へ行くことになっているのだがチェックインまでのところで富良野にも寄ることに。
新得町から富良野は車で1時間くらい。菊地さんの運転で点在している「北の国から」の「五郎の家」めぐりをする予定。雰囲気を盛り上げるためにitunesで「北の国から」のサウンドトラックを聴きながら行く。イントロで涙が出る。広大な風景を見ながらだからよけいに。あーあーあああああー♪
「北の国から」は1981年に最初のシリーズが始まって今年で40周年となる。記念のトークショーがあるとかで、菊地さんご夫婦は抽選に応募したそうだ。当たるといいですね。応募要項には好きなシーンを3つ書く、という項目があったそうで、みんなで好きなシーンの話をする。
・ラーメン屋さんのシーン
・蛍が電車をおいかけるシーン
・蛍の根室のシーン
・れいちゃんのシーン
・泥のついた二万円のシーン
とか、どんどん話が盛り上がる。お土産物やさんに入ったら「子供がまだ食ってる途中でしょうがラーメン」というラーメンを売っていて、ネーミングセンスの素晴らしさに5分くらい笑いが止まらなかった。
五郎さんがかぶっていた帽子も人気のお土産らしい。ちゃんと「黒板」って名前が入れてある。迷わず買う。
ドラマの中で五郎さんが建てる家は何件もある。廃材を利用したり、誰かからいらないものをもらってきたり、コツコツと黙々とやり遂げる五郎さんは本当に本当にカッコいい。
40年ずっと愛されるドラマってすごいことだな。コロナがなかったらここももっと人がいたのだろう。五郎さんの名言集みたいなのがあったら買おうと思ったけどなかった。またどっかで探そう。
小腹が減ったので、ロケにも使われたというお蕎麦屋さんへ行く。壁一面に名刺が貼ってある。すごい。個人情報が山盛り。
美瑛の町でお茶でも飲もうということになったけれど、閉まっているところが多い。緊急事態宣言のせいというよりは月曜日だからというのが理由のようだ。行ったり来たりしてやっと見つけたかわいいカフェに入る。
いつも仲良し菊地夫妻。スイーツ大好きです。
さあいよいよ今夜の宿へ。送っていただいて、菊地さん夫妻、西間木さんとお別れになる。ここで泊まって次のライブ予定地東川町から、主催のドートレトミシーの二人が迎えに来てくれるのを待つのだ。なんか、身柄受け渡しの地って感じ。お別れはさみしい。主催者同士、このたびはいろいろ連絡を取り合って受け渡しについていろいろ相談してくれていたようだ。この奇跡の連携プレーがなければ北海道ツアーなんてとてもできなかった。ありがとうございます涙涙。
美瑛の宿は山の上にあった。(北海道ツアーのこと④美瑛・東川町に続く)
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