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【風の声を聴く】'23.12①~“忍者雲”を捉える~
気温のアップダウンが激しい11月でした。
札幌では、最高気温が23日に17.3℃だった後、24日には10.0℃、そして25日には-1.4℃と急転直下の極寒に。(気象庁HPより)
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東京でも、24日に最高気温24.2℃を記録した後、25日には13.5℃、26日には9.5℃と、夏日一歩手前の暖かさからひと桁気温の真冬のような寒さに様変わり。(気象庁HPより)
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北から寒気が流入したからですが、関東平野での寒さは単なる寒気の影響ではありません。晩秋から早春にかけて頻繁に天気や気温の予想を外すことになる“忍者雲”のパターンです。予報士泣かせの気圧配置ともいわれています。今回は、この“忍者雲”に注目してみましょう。
==== 目次 ~2023.12.3~ =====================
◆できごと【11月19日(日)~12月2日(土)】
◆解析のポイント『“忍者雲”を捉える』
◆旬のキーワード『気温と海面水温の記録的高温』
◆今後の見通し・編集後記
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