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中崎町の古民家カフェ「Salon de AManTo 天人」に行ったよ 卒論リサーチの旅(関西編)

東京中野の戦後間もなく建てられた古民家を借りて、DIYでコツコツリノベした秘密基地を、みんなの秘密基地にしたい!
そんなことを在学中(2022年現在4年生)のBBT大学の卒業論文でも研究中です。様々な取り組みを知るために、6月末に数日間関西へ旅してきました。

初日の夕方、中崎町にある「Salon de AManTo 天人」に行ってきました。

お茶してから撮影したから、すっかり暗くなったアマントの入り口。建物が葉っぱで覆われていて、初めていくと入っていいのかどうかドキドキします。

古民家を自力DIYリノベしているので、関西の旅でも古民家の事例をみてみたいと調べていたら、見つけたアマント。ウェブサイトなどをみてもかなりディープな感じで、楽しみにしていました。

店内はこんな感じで、手作り感満載
私が行った時には、小学生らしき子どもたちが小上がりでジュースを飲んでお話ししていました。地域のみなさんの憩いの場になっているみたい。
メニューにはよくわからないものもあるけど、なんだかいい感じ。
この時はチーズケーキのケーキセットを注文。
スタッフさんの話によると、もともとあった材料を極力再利用して改装をしたのだそうです。釘やネジも再利用。
ちなみに中野秘密基地も、材木、壊した土壁の土、外したネジなど再利用できるものはなるべく使いました。その上で、クラファン の支援金を活用して断熱をしっかりしたり、電気系統をプロにやり直してもらったり、漆喰で仕上げをしたりなど。基本は同じです。

2001年にアマントができてから、松崎町は古民家を改修したお洒落なお店が増えていき、今では人気のスポットとなっているそう。

大阪梅田徒歩圏内にも関わらず奇跡的に大阪大空襲を焼け残った長屋街、中崎町。2001年7月26日、築120年の長屋が一人のパフォーマーの「空家再生パフォーマンス」によって中崎町最初の古民家再生カフェとして産声をあげました。

その後カフェ、「サロン・ド・アマント天人」という、この実験プロジェククトは世界へ文化発信を目指し訪れる様々な人とのミックスカルチャーによって多くの芸術活動を生み出してきました。

今日、私たちは、バックグランドの異なったアーティスト30余名の日替わりマスターにより共同運営され、中崎町を中心に劇場、映画館、BAR、本屋、ゲストハウス、ラジオ局などを天人方式でリノベーション、「都会型アートエコビレッジ」として活動しています。

同地区には、現在130件を超えるリノベーションカフェや雑貨店などがひしめく一大観光地として、国内外問わず多くの観光客が訪れる若者の街中崎町として変化を遂げ、様々な方面から注目を集めてるようになりました。

Salon de AManTo 天人

中崎町エリアを散歩してみると、こんな路地裏にも!?という感じに、たくさんの可愛いお店がいっぱい。あとで、大阪出身のシェアハウスの住人の若い子に聞いたら、めっちゃ好き!といってました。人気なんだなぁ。

この日はオーナーさんは東京に出張中でしたが、カウンターでスタッフさんがいろいろお話しを聞かせてくれました。途中、常連客の方もいらっしゃってかなりディープなお話しも聞けました。
話し込んでいたらすっかり夜に。夜の雰囲気もなかなかいい感じ。

古民家を改装するのが最近流行っている感じもしますが、どこに魅力があるのでしょうか? 私はもともとバックパッカーでもあり、古いもの、人の生の痕跡が感じられるもの、そこにある文化的なものなどが好きなので、こういう街並みが残っていくのは嬉しいなぁと。

私の暮らす東京の中野駅の南口近くの、中野レンガ坂商店会というエリアは、昔ながらの商店街だったところにvivo daily standというオシャレなお店ができてから、若い人たちが新しいお店をどんどんオープン。今では個性的なお店が立ち並ぶ、ユニークな場所になっています。
*以前は文豪が通う小料理屋があったりなどしたエリアでもあります。

中野レンガ坂商店会
https://rengazaka.tokyo.jp/

ひとつのお店から、街が変わっていく。
お店が街を作っていく、お店に来る人たちが新しい雰囲気をもたらして、そのエリアの特徴や文化、そして未来を作っていく。
日常の中ではささやかな変化だけれど、年数を重ねて、人々の営みが作っていく街というのは、深みがあって楽しいです。

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