私の話3
Eryca さんの音楽を聴くうちに
沸々と湧いて来たのが
自然への興味でした
森や、川や、水、火、土、木、そして風
岩手には巨石が沢山ある
それもこの目で見てみたい
昔好きだったアテルイの話
蝦夷、そして縄文の話
自分自身のルーツ
そう言ったものを知りたいと言うよりも
見てみたい、そんな気持ちになっていました。
遠野には
NPO法人遠野エコネットさんと言う団体の方々が
『森に還ろう』と言うテーマのもと
森と人を繋ぐ活動をされています
その活動の中の
森でのキャンプイベントにヨガ講師として呼んで頂きました。
それまでずっと屋内でばかりヨガをしてきましたが
森の中でのヨガは本当に心地が良くて
その時初めて
ヨガは森の中でするものだ
ヨガは自然に体を馴染ませるために
自然を思い出すためにするものだ
と強く感じる事ができました。
丁度そのころ、
コテコテの関西弁の友人
このインスタグラムにもちょいちょい登場する友人のこうちゃんが数日間遠野に帰ってきました。
彼はこれから
カナダへ行くと、
それもカナダの秘境へゆくと、
『あんた凄いね、』
なんて話をしながら
共通の友人のお誕生会をしたりなんだり過ごしているその時
『この人を巨石のある
あの神社に連れてゆかねばならぬ』
そう、強く思ってしまったんです
こう言う抗う事の出来ない
別の言い方をすると拒否権のない強い直感が
たまに、本当にたまぁーにあるのです。
ただ、神社に連れてくのは
流石に私も抵抗がありまして
だって怪しいじゃないですか、
逆の立場だったらわたしは絶対に行かない、
丁寧にお断りするようなお誘いです。
そこで思いついたのが
私ではない、誰かに連れて行って貰おう作戦でした。
その神社は車でしか行けない場所です
そこもまた、共通の友人にお願いして
連れてって貰ってくれ!!
そうこうちゃんにそう伝えたら
『その友人は仕事でもう会われへんねん』とお返事が
その瞬間いろいろ諦めがつき
『私、今から行きます』
速攻で車を走らせ、彼をピックアップし
無事、件の神社へお参りする事ができました。
なぜ、そこに行きたかったのか
行かなければと思ったのか
その理由は未だにわかりません。
でも連れて行った後のほっとした気持ち
一仕事終えた、もうしばらくはこれで大丈夫と言う
根拠も理由もない一安心
よしよしと1人勝手に満足していました。
その後、彼はカナダへ飛び立ち
色々あったみたいだけど楽しそうです。
その時はまさか次の2月に自分もカナダの秘境へ行くことになるとは、全く思っていませんでした。