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全ては「あの一歩」から:新しい学びへの挑戦

こんにちは、くわばらまりこです。
前回は、サラリーマン時代に感じていたモヤモヤが今の活動につながっていることについて書きました。

今回は、そこから一歩を踏み出して出会った新しい世界と、その中で経験したアレコレについてお話しします。


飛び込んだ「こども哲学」の世界

2016年の秋、映画「ちいさな哲学者たち」を観て、「こども哲学」という新しい学びの形を知りました。心を動かされ、すぐに情報を調べると、現在私が所属しているNPO法人こども哲学・おとな哲学アーダコーダを発見。ちょうど翌日に締切を迎えるファシリテーター養成講座を見つけたことが、私の行動を後押ししました。迷わず申し込み、講座を受講。そのご縁で、翌年1月から始まるインターンにも参加できることになりました。

自分が「やってみたい」と感じたことに躊躇せず挑戦する。この性格が、今までたくさんの素晴らしい経験を引き寄せてくれていると思います。


散々だったファシリテーターデビュー

インターンでは、逗子の古民家を舞台に、幼児から小学校低学年までの子どもたちと共に活動を始めました。しかし、「教育」も「哲学」も専門的に学んだことがない私にとって、最初の現場はまさに未知の領域。右も左も分からない状態で手探りでスタートしました。

そして迎えたファシリテーターデビューの日。
3歳から4歳のグループを担当し、他のグループと同じテーマで対話を進める予定でしたが、想定外の展開が待ち受けていました。写真を見せて問いを出してもらおうとした瞬間、最年少の子が「これ、嫌」と写真を外に出し、その後も素材を次々と拒否されてしまったのです。他の子も、面白くなさそう・・・完全に手詰まりとなり、心身ともに打ちのめされました。

数日落ち込みましたが、勇気を出して録画した対話の映像を見たところ、何と学びの多いことか・・・繰り返し見直して、発言録をすべて文字起こししたことで気づいたのは、子どもたちは私の未熟さを見抜き、「あなた全然聞いてくれないじゃない」と態度で教えてくれていたという事実。初めて子どもたちへのリスペクトが足りなかったことを自覚し、「子どもを理解する」という学びを始めるきっかけになりました。

手詰まりになって打ちのめされる直前の私。必死でした。

モンテッソーリ教育との出会い

そんな中、一緒に活動していた方から「モンテッソーリ教育」を取り入れた新しいプロジェクトの話が持ち上がりました。調べる中で締切間近の通信講座を見つけた私は、「学ぶなら今しかない」とすぐに申し込みをしました。

通信講座では、夏休みにスクーリングがあり、現場経験の豊富な幼稚園教諭や保育士の方々と共に学びました。私は当時3歳だった姪っ子に協力を仰ぎ、試行錯誤を重ねながら実践を繰り返しました。


新しい場での挑戦

2年目のスクーリングで、思いがけない出会いがありました。同期に、輸入玩具メーカーの社長がいて、デパートに「モンテッソーリ教育を体験できるミニコーナーを作りたい」という企画を抱えていたのです。その方から声をかけられ、「おうちDEもんて」というコーナーを半年間運営する機会をいただきました。

ここで100人近い親子と関わる中で、子どもたちの学びや成長に寄り添う実践を積むことができ、私のモンテッソーリ教育への理解が大きく深まりました。こうして、「子どもを尊重し、自立を促す」というモンテッソーリ教育の理念に魅了された私は、今ではすっかり「モンテッソーリ沼」にハマっています。この経験が、子どもたちの未来を切り開く力を育む活動への情熱をさらに強めるきっかけとなりました。


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