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見守るのは子どもだけじゃない:自分への『できた!』も大切に

こんにちは、くわばらまりこです。最近、新しい事業を立ち上げる中で、毎日がタスクで埋め尽くされている自分に気づきました。あなたは最近、自分に「よくやった」と言ったことがありますか?
前回の記事では棚卸し作業について触れましたが、今回は少し視点を変えて、自分自身の心にフォーカスしてみようと思います。

新しい挑戦はわくわくする反面、次々とやるべきことが目の前に現れ、気がつくと「これもできていない」「あれも手をつけられていない」と、できていないことばかりに目が向いてしまいます。そしてその度に、まるで自分を取り締まるかのような気持ちになり、次第に心がいっぱいいっぱいになっていることに気づきました。

そんな中、ふと思い出したのが、子どもたちの「できた!」を大切に見守ってきた自分の姿勢です。


子どもたちが教えてくれた「できた!」の力

マヴィのおうちでは、子どもたちの小さな「できた!」を見守る場面がたくさんあります。
たとえば、初めてこぼさずにお水を注げたとき、初めてお箸でものを摘めたとき、初めて靴下を自分で履けたとき。その瞬間、私はそっと寄り添い、子どもたちと一緒に喜びを共有してきました。子どもの小さな成長を心から祝福することで、彼らは次への挑戦に向かう力を得ていきます。

けれども、ふと思いました。
「なぜ、自分には同じことをしてあげられないのだろう?」と。


自分にも「できた!」を向ける大切さ

気がつけば私は、子どもたちの「できた!」には敏感なのに、自分に対しては厳しく、「これがまだ」「あれもまだ」と自分を責めるばかり。新しい事業に向けて、小さな一歩を踏み出している自分を認めることを忘れていました。

例えば、忙しい合間に準備した企画書が概ね完成したとき。少し手間のかかった調整を終えたとき。これらは本当は「できた!」と認めてよいことのはずです。でも私は、できていないことを意識してしまい、「どうブラッシュアップすべきか?」と自分を急かすばかりでした。

SBCでは、毎月自分の成果を報告する環境があります。どんな小さなことでも、自分ができたと思ったことはアウトプットしてよい場所です。それが「できた!」に意識を向けるきっかけとなりました。

「本当に些細なことでも構わない」と言われたとき、最初は「こんなことでいいのだろうか」と感じました。でも、アウトプットしてみると、「意外とこれも進んでいた」「あれもできていた」と思うことが増え、次第に「まだまだ」ではなく「これだけ進めた」という視点に変わりつつあります。
こうして「できた!」を認める習慣をつけると、驚くほど気持ちが軽くなります。以前はタスクをリスト化するだけで気が遠くなっていましたが、今では「これだけできた!」という達成感が、次へのステップへの原動力になっています。


「できた!」を見つける習慣

今、私は毎日、小さな「できた!」を見つける習慣を意識しています。
たとえば、今日なら「寒い中、温かいお布団から出て行動できた」から始まり、「noteの記事を予定通り投稿して20本目になった」「一つのアイデアをメモに残せた」など、どんな些細なことでも認めるようにしています。

そして、日々の終わりに、「今日もよくやったね」と自分に声をかけます。
この小さな習慣が、タスクに追われて息苦しかった心に少しずつ余裕を与えてくれるように感じます。


最後に

子どもたちの成長を見守る姿勢は、自分自身にも向けられるものです。
私たちは、つい自分を厳しく評価し、次のタスクへと急ぎがちです。でも、日々の中で「できた!」を見つけてあげることは、自分自身への優しさを取り戻すことにつながります。

もしあなたが忙しい毎日を過ごしているなら、ぜひ一度振り返ってみてください。
今日、どんな「できた!」がありましたか?
その小さな一歩を、自分自身が見守り、喜ぶことで、また次の一歩を踏み出す力に変えられるはずです。



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