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古民家留学とマヴィのおうちの新たな一歩

こんにちは、くわばらまりこです。今回は、「マヴィのおうち」のリブランディングについてお話しします。昨年末に、子どもたちがデジタルから離れ、自然の中で主体性や好奇心を育むことを目的としたプロジェクト「古民家留学 おハンさんのおうち」を立ち上げましたが、これまで別々のブランドとしての展開を想定していました。
しかし、それぞれのターゲット層や目指すビジョンが重なる部分が多いことに気づき、両者を統一的なストーリーでつなげるリブランディングを決意しました。この変化は、私自身の挑戦でもあり、より多くの子どもたちや家族に「自然の中での学び」の価値を届けるための第一歩です。
この記事では、リブランディングの背景、両プロジェクトが持つ共通の目標、そしてこれからの展望について詳しくお伝えします。


モンテッソーリ教室と古民家留学の共通点

「マヴィのおうち」は、都市部(多摩地域)でモンテッソーリ教育を提供する教室です。一方、「おハンさんのおうち」は、地方の自然環境を活かした古民家留学プロジェクトです。一見すると異なるように見える両者ですが、実は共通する目的や価値観が多くあります。
古民家留学は、子どものスマホ依存に危機感を持った私が、幼少期にたくさんの学びの機会をもらった古民家を活用して、同じような環境を現代の子どもたちに提供したいと考えたところから始まりました。その背景には、「子どもたちが自然の中で、自分自身で学び、成長する場をつくりたい」という想いがあります。これは、モンテッソーリ教育が目指す「自立して学ぶ力を育てる」という理念と共通する部分です。

当初は、「マヴィのおうち」のターゲットと「古民家留学」のターゲットがどの程度一致するのかが曖昧でした。しかし、保護者や関係者へのヒアリングを重ねる中で、両者が持つターゲット層がかなり重なると感じています。特に、子どもの成長や学びに対して前向きな意識を持つ家庭や、デジタルデトックスに関心がある層において、強い共通点が見られました。
さらに、古民家留学はその性質上、より幅広い層に響く可能性もあると感じています。都市部に住む家庭にとって、自然やアナログな体験を求めるニーズが高まっている今、古民家留学は新しい教育の選択肢として魅力的な位置づけになると考えています。
また、「古民家留学を広めることを優先することで、結果としてマヴィのおうちを知っていただくきっかけにもなるのではないか」と感じています。両者を切り離して考えるのではなく、相互にシナジーを生む形で展開することが、私の目指す「自然×教育×地域活性化」というビジョンを実現するために最も効果的だと思いました。
こうして、「マヴィのおうち」と「おハンさんのおうち」をリブランディングし、一つのストーリーとして再構築することを決意しました。


リブランディングの鍵は、ものがたりを紡ぐこと

「マヴィのおうち」と「おハンさんのおうち」をリブランディングする上で、最も大切だと考えたのが、「ものがたり」を通じて両者を結びつけることです。人の心を動かすのは、単なる事実や情報ではなく、そこに込められたストーリーだと思っています。そのため、マヴィのおうちのイメージキャラクターである「マヴィちゃん」「マシュくん」と、おハンさんのおうちの主「ハンナおばあちゃん」を軸に、それぞれの役割を深く考え繋げることから始めました。

マヴィちゃんの役割

マヴィちゃんは「自分らしく生きる」象徴として、子どもたちが自分自身の道を見つける手助けをする存在です。彼女の自由で好奇心旺盛な性格は、モンテッソーリ教育の「子どもが自分で学びを切り開く力」を体現しています。 古民家留学においては「自分らしく生きる象徴」として、スマホも便利な道具の一つだと認めつつ、それに頼りすぎない生活の大切さを子どもたちに伝える役割を担います。彼女は、スマホを使うこと自体を否定せず、「使う目的を考えたり、時間を決めたりすることが大事」というメッセージを発信します。

マシュくんの役割

マシューくんは神様からの贈り物「自己教育力」の象徴として、自分自身で考え、学び、成長する力を子どもたちに示す存在です。彼の役割は、子どもたちに自分で道を切り開く力を信じさせることです。古民家留学において、マシュくんには、かつてゲームやスマホに夢中になりすぎて、自分で考える力を失いかけていた過去という設定を追加しました。あるとき、ハンナおばあちゃんの古民家に滞在し、自然の中で「手を動かす楽しさ」や「自分で作り出す喜び」を知り、スマホに頼らなくても楽しい時間を過ごせることに気づきます。「自分で学び、自分で楽しむ力」を取り戻した経験を子どもたちに共有する存在です。

ハンナおばあちゃんの役割
ハンナおばあちゃんは、マヴィちゃんとマシュくんのおばあちゃんであり、「おハンさんのおうち」の主でもあります。彼女は子どもたちに、自然や地域文化の中での学びの豊かさを教える存在です。彼女の家が、子どもたちが冒険しながら成長していく物語の舞台となります。
これから、ハンナおばあちゃんのビジュアルも制作していきます。


マヴィのおうちにも古民家留学の要素を取り入れる

リブランディングを進める中で、「マヴィのおうち」にも「古民家留学」につながる要素を散りばめることにしました。それが、各クラスや活動の名前に「はじまり」をテーマとして取り入れるというアイデアです。

🌱 プレキンダークラス → はじまりの芽クラス
このクラスでは、マヴィちゃんがナビゲーターとなり、子どもたちが自分らしく第一歩を踏み出すサポートをします。(対象:2歳ごろから年少学年ごろ)

🛣️ キンダークラス → はじまりの道クラス
マシュくんがナビゲーターを務め、子どもたちが自己教育力を育てる道を進むよう導きます。(対象:年少〜年長)

🌏 エレメンタリークラス → はじまり探究クラス
このクラスでは、マヴィちゃんとマシュくんが子どもたちと一緒に学び、探究の旅を進めます。(対象:幼児教室を卒業した小学1〜3年生)

🧪 プレエレメンタリーワークショップ → はじまり探究:手しごとラボ
子どもたちが手を動かしながら学びを深める場として、探究心を育むワークショップを行います。(対象:小学生)


おハンさんのおうちは物語の中心に

「おハンさんのおうち」は、マヴィちゃんとマシュくんが長期休みを過ごす場所であり、そこを拠点に冒険と学びを深める物語の舞台です。自然豊かな古民家の環境で、子どもたちは日常から少し離れた特別な体験を通じて、新しい視点や価値観を手に入れることができます。

この「ものがたり」を通じて、「マヴィのおうち」と「おハンさんのおうち」の関係性が自然に結びつき、両者が互いに補完し合う形で進化していけると確信しています。子どもたちやその家族にとって、単なる教育プログラムではなく、心に残る学びの旅を提供したいと思っています。

リブランディングを通じて、「マヴィのおうち」と「おハンさんのおうち」を一つの物語として紡ぎ、より多くの子どもたちと家族にその魅力を届けていきたいと思います。新しい一歩をどうぞ楽しみにしていてください!


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