乳がんサバイブ始めました
いつか、モンテッソーリに関する記事でも書こうかしら
と、だいぶ前に登録したnote
まさか、最初にこんなタイトルをつけるとは…
胸に痛みを感じ、
あれ?シコリのようなものがある?
そう思って念のために病院に行ったのは今年に入ってからのこと。
地元のクリニックで
「乳がんを強く疑います。専門医に診てもらってください」
と、暗く重い告知を受けたのは1月末だった。
独立してもうすぐ5年になるけれど
その間 健康診断を怠っていたツケが
こんな形で現れるとは…
それから半年間
本業であるモンテッソーリ教室だけは継続して
その他 今年やろうと準備していたことは
かなり保留することに決めた。
自分が本当にやりたいことは何なのか
人生をかけたいことは何か
ただ、ただ自分と向き合って
やるべきことを、絞りに絞って今がある。
精密検査を受けてステージⅡBの乳がんと診断され、
ゴールデンウィーク前に左胸全摘手術を受けた。
当初は、人知れず闘病生活を送っていくつもりだった。
手術後の病理検査結果が出るまでは…
5月末の診察で
根治するために抗がん剤が必要であることを告げられ
これはもう
人知れずって訳にはいかないなと腹を括った。
そして明日から
抗がん剤治療2クール目が始まる。
最初の投薬から14日目に脱毛が始まり
現在 抜け毛地獄真っ只中
トップの写真は、
私の現状をかわいい人に置き換えてみたもの。
ショートカットから
1週間でこの毛量になってしまった…
当然、こんなかわいさは欠片もないのだけれど。
それにしても
脱毛が始まるのと時を同じくして猛暑日が始まるとは、
何てタイミングが悪いんだろう…
ウィッグを着けた新生活は
暑さとの戦いの幕開けといったところだ。
ものすごい量の抜け毛の処理と
日に日に毛を失っていく自分の頭を目の当たりにして、
時々心が折れながらも
私は前向きに「私の人生」を歩んでいる。
「がん」になるなんて
決して喜ばしいことではない。
でも、健康なら経験できないことが
たくさん私の経験値として積み上がってきたのも事実。
それって、悪いことばかりじゃない。
私ががんと診断された時、
がんサバイバーの友人に話を聞いてもらって救われた。
だから、自分の経験も誰かの役に立つかもしれない…
そう思って、noteに記録を残すことにした。
教室運営を続けながらの治療は
この変化を子どもたちに見せていくということ。
抗がん剤は、見た目の変化がとにかくエゲツないから
髪の毛 変! とか
顔がおばあちゃんみたい…とか
違和感を直球で伝えてくる。
でも彼らは、私を不快にさせたい訳じゃない。
今まで生きてきた世界の秩序が乱される違和感を、
知っている言葉でただ伝えてくれているだけなのだ。
それを笑って受け止めるスキルも身についた。
私はモンテッソーリアンだ。
子どもたちから学んだことを
社会に還元していくことはきっと大切な役割だと思う。