キャリア教育とは何ぞや。
先日、キャリアカウンセラーの方とある先生の対談があった。
そのテーマはキャリア教育。
キャリア教育とは何ぞや?
そんな話をしていた。
結論から言って、ぐさぐさ刺さるものばかりだった。
納得するものばかりだった。
人が幸せに生きていくためには何が必要か?
生き方そのものが、キャリア教育なんだと話をされていた。
キャリア教育は自然に獲得していくものなんじゃないか?
そんな風に考えられているかもしれない。
でもそのまま身につくものではない。
キャリア教育は何をすること?
よく働く人間を育てること?
おいおいおい。
そんなロボットみたいな人間育ててどうするの?
自分の人生どうするの?それを考える機会だ。
先日、私はある中学校で金銭教育の授業をした。
最初、先生にご相談いただいたときは、
「生徒たちは夢がないんです。
その生徒たちに夢を持たせる授業をしてください」と言われた。
結局やった授業は2013年に出た雇用の未来の論文の話。
聞いたことがある方も多いだろうが、その時の子供たちの半数以上は今ない仕事についているという論文だ。
だから今ない仕事が出てきて当然で、
自分の好きなことが仕事になっていく時代になってきている。
まずは好きなものを探すこと。
夢というかどんな未来を描いていきたいか。
そこも自分たちでかいて、グループでシェアした。
そこで、夢が今ないものでもいいんだよということを伝えた。
夢がないことがだめだと思う、中学生が増えているそうだ。
先生の立場から話をきいて、なんか納得した。
先生は夢をかなえている人たちなのだ。
夢をかなえて、そのまままっしぐらに走っている人たち。
成功体験を積んだ人たちなのだ。
だから、夢を持てないことがあんまりいいことだと思っていない。
仕事と言われて、今ある仕事を言わないと、形としてわからないのだ。
でも、職業は手段。
いろいろな人がいて、いいんじゃないか。
本当にそう思う。
色々な人とかかわって、いろいろな人がいることをみせていくことがキャリア教育なのかもしれない。
それと同時に、自分がやった授業がずれていないとわかり、安心した。
ファイナンシャルプランナーとして、お金の授業をする立場だが、
お金って幸せのツールだと私は思っている。
だからこそ、人生を幸せにするために必要だけど、そこに振り回されてほしくない。
どんな授業が正しいとか間違いとかはないのだが、
子どもたちに幸せになってほしいなと心から願っているのだ。
保護者も先生も子供たちに近道を教えたがる。
近道にのせたがる傾向がある。
これは私もだ。
あせって、すぐに結果を求めてしまう。
安全なところに行かせたいと思ってしまう。
危険な道を避けたがる。
キャリアとは何があっても、何とかする力であり、偶発性のものだ。
いろいろなところで子供たちのやる気がおられている。
そんなのできないとか、
そんなの無理とか。
そんな危ない道に行かないほうがいいとか。
くだらないとか。
きっと私も子どもに言っていたんだろうなあ。
ごめんなさいと反省した。
今、ノビルスクールというキャリア教育をしていくスクールをやっている。だからこそ、子どもたちとの関りはどんなふうにしていったらいいんだろうと日々研究中だ。
ただ、言えることはあんまり口出さないほうが本当はいいんじゃないかな。
手もね。
キャリア教育はいろんな人がいるという多様性を見せること。
そこを重点にスクールづくりをしていこうと思う。
学ばせていただいて、ありがとうございます。
本当に幸せだわ。
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