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#くらしきで暮らす 協力隊 相談デビューの記録をば|2024.寒露・蟋蟀在戸



蟋蟀在戸 (きりぎりすとにあり)


最低気温が10度台前半の日もあれば、最高気温が真夏日の日もある。「秋」ってこんなにも情緒激しいモノなんでしたっけ。
秋の情緒についていけず、気付けば寒露を通り越してしまって慌ててnoteを書いている。なんてこった。

岡山のコスモスを堪能した日

10月は、10件近くの取材をして東京出張に仙台のおじいちゃんやおばあちゃんの様子を伺いに行って、撮影会にも参加して。やりたいことを全部詰め込んだら毎日息切れしているので、11月以降は深呼吸する時間も予定に組み込んでいこうと反省する寒露の末。

ご連絡等、滞っている皆さまごめんなさい。とりあえず、元気に生きています。

【寒露】草に宿る露が冷たく感じる頃。
初侯:鴻雁来(こうがんきたる)10月8日~10月12日
次侯:菊花開 (きくのはなひらく)10月13日~10月17日
末侯:蟋蟀在戸 (きりぎりすとにあり)10月18日~10月22日

茶道手帳2024

岡山県移住フェアに行ってきました

そんなわけで、10月20日(日)は、東京は有楽町にある東京交通会館で開催された「岡山県移住フェア」に参加してきた。

岡山県移住フェアの詳細は以下のnoteをお読みください。

倉敷市には21組の相談者さんがいらっしゃいました

わたしが担当したのは、倉敷市の相談コーナー。

倉敷市への移住を検討している人に、倉敷の魅力を伝えたり倉敷での暮らしのリアルを伝えたり。開始直後の11時過ぎから閉会の16時まで、途切れることなく相談者さんがいらっしゃいました。

わたしは今回初めての移住イベントだったので、倉敷市役所の職員さんとペアでの対応。メインは市役所の職員さんがやってくれるので、職員さんが「そういえば、この子も関東から倉敷に移住して1年未満の移住者なんですよ」と前振りをしてくれたら聞かれたことに対して答える、という大変お膳立てされたなかでの相談コーナー。ありがたい。

相談者のなかからよく聞かれたことを、ここでご紹介

Q1:車を持っていないor免許を持っていないんですけど暮らせますか

answer:△

それこそわたしは車も免許も持たずに倉敷へ移住して、約一年。今のところ、自動車教習所にも通っていないのでこの先もしばらくは車を運転する予定はない。

ありがたいことに、倉敷の人たちからは一度も「車の免許取りなよ」と言われたことがない。車の免許を持っていないというと「じゃあ、ここまで迎えに行くよ!」と皆支えてくれる人たちばかり。

倉敷は夕焼けが綺麗

倉敷の人たちは「わたしはわたし、あなたはあなた」という感じで、それぞれの個性を尊重してくれる人が多いと思う。方言なんかも自分は喋るけれども相手が標準語でも平気だし、地域によって異なる手話表現をしても「関東ではそうやって表現するんだね!」とおもしろがってくれる。

それと同じように、車に関してもないならないでどう生活するかを尊重してくれる。

車に乗せてもらって、しまなみ海道を渡った日

幸いわたしは、電車やバスがよく通り坂道の少ないエリアに暮らしているので、自転車や公共交通機関で事足りているし、どうしても難しいときは周りの人たちが協力して車を出してくれる。そんな環境なので、車がなくても生活てきている。

でも、単身で知り合いのいないなか倉敷に移住してきて、山や海の近くで暮らそうと思うと車が必要。それから、休日のお出かけ先の選択肢を増やすにも車が必要。

だから、ないよりはあったほうが #くらしきで暮らす 生活の選択肢はより豊かになるんじゃないかな。

Q2:老後が心配。持病があるので、転院先があるか心配。倉敷の医療体制は?

answer:倉敷は、医療体制に自信アリ

医療体制の整っている地域と言えば、やっぱり県庁所在地の岡山市をイメージするかと思います。確かに、岡山大学付属病院も岡山市にありますしね。

でも、倉敷市と岡山市って電車で18分ちょいの距離なんです。つまり、東京駅から新宿駅くらいの移動時間。だから、岡山市まではすぐに出られます。  

これは、水島臨海鉄道

倉敷市の中心部には、心臓系で有名な倉敷中央病院だけでなく倉敷成人病センターなどもあるので安心。また、合併によってできた広い地域なので各地域がもともと持っている病院なども多々あり、どの地域に住んでも病院に困ることはほとんどないんだそうな。

確かにわたしも、新型コロナウイルスに感染したときにすぐ、手話通訳や文字通訳付きで総合病院に受診できた。

Q3:田舎特有の「ご近所付き合い」が心配です

answer:住む場所を選べば都会レベルに近所付き合いがほとんどない

実際のところ、わたしの住む家は管理費を支払うタイプのお家なので町内会への入会義務もない。だから、隣の部屋にどんな人が住んでいるのかも、正直分からない。

そういう意味では、都会のマンション暮らしとさして変わらない生活ができている。

美観地区のあたりはいわゆる「都心的な生活」ができる

ただ倉敷市も広いので、中心から離れれば離れるほど、賃貸の集合住宅、購入した集合住宅、戸建てと、暮らしのあり方によってはご近所付き合いはあるかもしれない。

でも、Q1でお伝えしたように倉敷の人たちは「あなたはあなた、わたしはわたし」な地域性なので、必要以上に干渉されることは少ないんじゃないかな。まぁ、その場所とその人によるとは思うけれども。

Q4:関東との往来、交通手段は何を使っていますか

answer:個人的に新幹線

岡山空港から羽田空港まで、飛行機も飛んでいるんですけどね。LCCが通っていないんですよ。

あと、Q2でも触れたように岡山駅まで電車で18分程度。横浜から品川くらいの距離感なので、乗り換え1回だったら許容範囲内だし倉敷駅には新倉敷駅もあるので!!!!

そう。新倉敷駅は新幹線もとまるんですよ。
まぁ、のぞみは通過するのでこだまとかひかりとかしかとまらないんだけれども、これも岡山で乗り換えればよいので。

岡山県北の人たちは飛行機もだいぶ候補にあがるらしいけれども、倉敷からだったら新幹線のほうがいろいろと楽な気がする。特に、電車社会関東からの移住者さんは。

Q5:お仕事と住む場所、どちらを先に探したらよいですか

answer:圧倒的にお仕事

お仕事決まらないと、家賃とか住むエリアとか決まらなくないですかね。

特に車がないと海エリアから市内中心部までは距離があるので(児島駅から倉敷駅に出てくるには、一度岡山駅を経由する必要がある)、先に仕事を見つけてから住むエリアを決めることをお勧めします。

ちなみに、倉敷市のくらしき移住定住推進室では「くらしき移住就労サポートデスク」なるものを設置しているらしく。

こんなのも、活用してみてはいかがでしょうか。
(わたしも相談会で初めて知った)

Q6:移住に関する助成金や補助金制度はありますか

answer:一応あります

あるっちゃあるんですけど、23区内に五年以上在住or在勤していないといけないとか、移住のステップで何かしらの制度を利用しないといけないとか、わりと細かくて。

今回の相談会は、神奈川県のかたも多くいらしたので該当しないかたばかりでちょっと残念。倉敷市としては「移住して終わり。助成金をもらってある程度したら他の地へ……」とならないように、助成金という形ではなく市民の日々の暮らしのほうへ税金を使う方向なんだとか。

こういう助成金や補助金制度って、めっちゃ詳しく調べないと分からないよね。しかも、わりともらえる条件って厳しいんだなぁと思った。
(わたしもこの相談会で初めて詳しく読んだ)

今後とも【関東圏→倉敷】の移住者として、生活のリアルを発信していきます!

相談会中、倉敷市役所の職員さんがわたしを紹介しながら

「もう、移住して一年たったっけ」

と問いかけられたので、慌てて

「まだまだですよ!!!」

と否定したけれども。そういえば、倉敷に移住してもうすぐ11か月目を迎えてしまう。もう【ほぼ一年】倉敷で暮らしているのだ。たまげた。

たまには、おすまし顔もしてみたり

まだまだ知らないことばかりのような気もしているけれども、こうやって「移住希望者」からみると「先輩移住者」に見えちゃうんだから、改めて移住希望者がどんな情報を求めているのかを知れるいい機会になったなぁと思う。

今回の学びを生かして、引き続きわたしらしく #くらしきで暮らす リアルを発信していきます。





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