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倉敷で 年末年始を 振り返る。 39/50の リスト達成報告!|2024.冬至・雪下出麦
雪下出麦
ついに2024年が終わりをむかえようとしていますね。
昨年、2023年12月に倉敷市地域おこし協力隊となったわたしは、クリスマスを迎えてすぐに東京へ帰省したことを覚えています。これは、倉敷が好きになれなかったとかではなく、長年の慣習で。
というのも、我が家はお正月をわりと大切にする家庭です。お雑煮もおせち料理も家族で手作りするし、初詣にも行き、親戚同士での挨拶もそれなりにちゃんとやるタイプの。そのため、学生の頃はもちろんのこと社会人になってからも冬休みのほとんどの期間を仙台の実家で過ごしていました。
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そんなわたしが、2024年12月31日の夜に倉敷に残っています。キッチンにはお鍋たっぷりのお雑煮、学生の頃から使っている一人暮らしサイズの冷蔵庫にはおせち料理がそれぞれに入ったタッパーがぎゅうぎゅうにつまっていて。
そう。今年は、年末だけでなく年始も倉敷で過ごすことにしました。
倉敷で年末年始を過ごしたいなと思わせてくれるような周りの人たちに支えられて暮らしていること、本当に本当に幸せに思います。
昨年は倉敷に来たばかりで、まだまだ「長期旅行」のような感覚でいたけれども。今年一年間まるっと倉敷で過ごして、年末年始をここで迎えようとするわたしは本当に #くらしきで暮らす をしているみたいです。
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特に今までの暮らしのなかでは聴覚障がいに理解のある人ばかりに囲まれて生活や仕事をしてきたこともあって、この一年は合理的配慮としてお願いしているのに「特別扱いはできない」「そんなの必要ないでしょう」のような心無い対応にびっくりすることもあったけれども。
そのぶん心からわたしと一緒にいたいと思ってくれる人たちがどんな人なのかも見えてきて、心地よい人間関係を選択できるようになったような気もします。そして、わたし自身の #音の世界と音のない世界の狭間で どんな「合理的配慮」がどんな理由で必要なのか、より理論的に説明できるようになったようにも思います。成長。(あと、必要があれば公的機関に相談するみたいなライフハックも身に付けた)
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この世界にはいろんな価値観の人がいて、それは東京にいようが仙台にいようが倉敷にいようが同じで。どこに行っても、一緒にいたいと思える人に出会える幸運に恵まれながら倉敷での年末を迎えています。
しんどい思いをしたときに「ここは合わない!出ていく!!」ではなく、じゃあどうやったら心穏やかにここで暮らしていけるのか。寄り添ってくれる人がたくさんできたこの一年は、わたしにとってかけがえのない一年になりました。
2025年もきっと、落ち込む日もあるだろうけれども。それでも、ふとした瞬間に誰かから「元気?」と尋ねられたときに「わたし、この街が好きです」と言えるわたしでいたいな、というのが今のところ2025年の目標です。
今年もお世話になりました。
来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
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【冬至】一年でもっとも昼が短く、夜が長いころ
初侯:乃東生(なつかれくさしょうず)12月21日~12月25日
次侯:麋角解(さわしかつのおつる)12月26日~12月30日
末侯:雪下出麦(ゆきくだりてむぎのびる)12月31日~1月4日
高石真梨子の2024下半期BUCKET LIST50
そんなわけで、2024年下半期が終わるのでここで6月に作成した「BUCKET LIST50」の振り返りを。
ちなみにこの「BUCKET LIST」というのは、「人生でこれだけはやっておきたい!」と思ったことを綴るリスト。「人生で」というと規模が大きすぎるので、わたしは1年に1回100個ずつリストを作っているのだけれども、今回は下半期のみなので50個。
これは、数年前に古性のちさんに紹介してもらったライフハック。自分のなかでひっそりとやっていても良いけど、倉敷への移住だって書くことを仕事にすることだって、言葉にしたから叶ってきたわけで。BUCKET LISTも、ちゃんとこのnoteで宣言しようと思うと言って書き始めたもの。
2024年下半期のBUCKET LIST50は、こちらです。
【暮らし】
1 行きつけの花屋さんを見つける
2 行きつけの珈琲豆やさんをみつける
3 週に2日以上は誰かのためのご飯を作る
4 気持ち良いモーニングルーティンを確立する
5 月に1回以上は誰かに手書きのお手紙を贈る
6 倉敷でお茶会に参加する
7 健康に暮らす
8 岡山の桃を食べる
9 倉敷の手仕事の道具をお迎えする
10 丸一日OFFを月に2回以上作る
11 お気に入りの黄ニラレシピを見つける
12 運動の習慣を取り入れる
【暮らし】は、8/12を達成。
行きつけの珈琲豆屋さんは、倉敷芸文館近くにあるコーヒーローストおかべさん。その場で生豆を選んで、焙煎してもらうシステムなので「この前のより深めのもの……」のように好みに合ったお豆を選んでもらえるのがわたしには合っているみたい。今日も、2024年最後にお豆を購入してきました。
お茶会や桃は、倉敷市民の友人から教えてもらい連れて行ってもらったり食べさせてもらったり。それから、夏と秋にはそれぞれお茶席イベントも開催。タノシカッタナ。倉敷はどの地区にもお茶文化が根付いているので、2年目以降もゆるりとお茶を点てていきたい所存。
【お出かけ】
13 アジサイを見に行く
14 紅葉狩りに行く
15 ハイキングに行く
16 瀬戸内の四季を撮る
17 倉敷アフタヌーンティに行く
18 果物狩りに行く
19 行きたくない誘いを断る
20 倉敷市内でホカンスをする
21 家族を倉敷に招待する
22 11ぴきのねこ展を観に行く
23 DENIM着物で倉敷を歩く
【おでかけ】は、10/10達成!全クリア。
地域おこし協力隊の活動が倉敷とことこでの取材ライターということもあり、取材を兼ねて達成できたリストが多かった模様。
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「ふと思い立ってすぐに瀬戸内の海が見える場所に住みたい!」も倉敷移住へ踏み切った理由のひとつなので、毎月一回は必ず瀬戸内海沿いを訪問したり大切な家族や友人が倉敷へ来てくれた際にも必ず海街へ案内できたのも良い思い出。
2025年も瀬戸内海の穏やかな凪を見られる時間を少しでも増やしたいと思っているので、公私ともにたくさんお誘いいただけると嬉しいです。
【お仕事】
24 note以外の場所で、週に1本以上記事を公開する
25 倉敷とことこの各カテゴリを制覇する
26 月に一本以上障がいのある当事者や支援者に関わる記事を執筆する
27 noteのお仕事依頼ページを完成させる
28 七十二侯書き続ける
29 倉敷でモノづくりをしている人を取材する
30 毎月の会計作業に慣れる
31 倉敷とことこ以外のメディアで記事を執筆する
32 ポートフォリオを作る
33 毎月の活動の棚卸しを文章に残す
34 活動の棚卸しを手話動画でも残せるようにチャレンジする
35 七十二侯シリーズを製本する準備をする
36 自分なりの写真整理術をみつける
37 今のお仕事を無理なく続ける
38 Instagramのフォロワー1000人を達成する
39 月に3本以上のリールを投稿する
40 noteの有料記事を執筆する
41 一度お仕事をご一緒した方から仕事依頼を受ける
42 月に1回程度お耳のトリセツを更新する
【お仕事】は、15/18を達成!
「書くことを仕事にしたい!」とライターを募集していた倉敷市地域おこし協力隊として、本格的に活動をはじめた一年間。
150近い記事を書き続けて、書くことがますます好きになった一年間。
2025年春には、ビッグなお知らせができる予感なのでこの冬はその準備を頑張りたいところ。
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【そのほか】
43 手仕事に挑戦する
44 ASL(アメリカ手話)に挑戦する
45 短歌を再開する
46 季節に1回「今のわたし」を撮影してもらう
47 オープンな手話講座をする
48 備中の推し日本酒を見つける
49 資格に挑戦する
50 2025年のBUCKET LISTを作る
【そのほか】は6/8を達成!
noteのタイトルで詠いはじめたり、被写体活動をはじめたり、おもてなしマイスターの講座を受講したり。
備中の日本酒はどれもおいしいけれども、イチオシは芳烈酒造純米吟醸生「Lily(リリー)」
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かわいらしいラベルなのに、やや辛口。このかわいらしいラベルは、嫁入りのお祝いとして作られたお酒だからなんだそうな。ストーリーもまたかわいらしくてお気に入り。こちらも、取材で紹介してもらってからハマったお酒。
39/50を達成した2024下半期
2024年6月に作成してから、毎月必ずこのLISTに立ち戻っては達成できたものとそうでないものを見比べ、達成するために何が必要かを考えながら活動できたお守りのような50のLIST。
達成できなかったものはどれも、今後達成したいものたちばかり。
2025年上半期のLISTは、一月最初のnoteで公開予定。
また半年間、お守りを握りしめながら #くらしきで暮らす 生活のリアルを発信し続けます!